2025年11月23日、佐賀競馬場で行われた第2レース「晩秋特別(B)」は、手に汗握る激戦となりました。出走馬11頭が冬の気配を感じさせる晩秋のトラックで激突。実況音声からレースの模様を振り返り、今後のレースに役立つポイントを探ります。
レース回顧:ベルノレイズ、鮮やかな差し切り!
スタート直後、2番ショウナンダグラスが好ダッシュを見せ、一気にリードを奪います。2馬身ほどの差をつけてレースを引っ張り、後続を固めていました。しかし、外からは11番ココシャンパーニュが2番手に上がり、さらに内からは3番トップリーチも早めの3番手につけるなど、序盤からポジション争いが激化します。
スタンド前を通過する際も、2番ショウナンダグラスが依然として飛ばし、リードをキープ。しかし、向こう正面に入ると、外から6番ベルノレイズがじわじわとポジションを上げ、2番手争いに加わります。3番トップリーチの内からは1番ダンツビガーも上昇し、4番ファーストリッキーも虎視眈々とチャンスを伺っていました。
残り400mを通過し、いよいよ勝負どころ。3コーナーから4コーナーの中間、外から7番ニシノリンダが先頭に躍り出ます。しかし、そのすぐ後ろには6番ベルノレイズがピタリとつけ、直線での攻防が注目されました。
直線に入ると、緑の帽子2頭(6番ベルノレイズと7番ニシノリンダ)の激しい叩き合いが繰り広げられます。内から6番ベルノレイズが力強く伸び、先頭を奪取。7番ニシノリンダも粘りを見せますが、ベルノレイズがそのまま押し切り、見事な勝利を飾りました。3番手には、2頭から3馬身ほど離れて4番ファーストリッキーが入線しています。
今後のレースで覚えておきたいポイント
- 6番ベルノレイズ: 今回のレースでは、向こう正面から徐々にポジションを上げ、直線で鮮やかな差し切りを見せました。勝負どころでの脚の使い方が非常に上手く、今後も展開次第では上位争いに加わる可能性が高いでしょう。特に、ペースが速くなりそうなレースでは注目したい一頭です。
- 7番ニシノリンダ: 直線で一時先頭に立つなど、見せ場たっぷりの走りでした。惜しくも2着でしたが、自身の能力を十分に発揮したと言えるでしょう。今後、さらに経験を積めば、重賞戦線でも活躍が期待できるかもしれません。
- 4番ファーストリッキー: 常に上位争いに加わり、安定した走りを見せています。今回も3着と堅実な結果を残しました。展開に左右されにくいタイプで、馬券の軸としても信頼できる存在です。
- 出遅れや不利: 今回のレースでは、大きな出遅れや不利といったアクシデントは実況からは確認できませんでした。各馬がスムーズにレースを進められたことが、白熱した展開に繋がったと言えるでしょう。
今回の晩秋特別(B)は、実力馬たちがそれぞれの持ち味を発揮し、見応えのあるレースとなりました。特に、勝ったベルノレイズの末脚は印象的で、今後の活躍が非常に楽しみです。競馬ファンの皆様は、今回注目された馬たちの次走にもぜひご期待ください。