2025年11月21日、川崎競馬場で行われた第8レース、金剛賞(C1)は、見どころ満載の激しい攻防が繰り広げられました。終わってみれば、3番人気のシルヴァーリップが粘り強い走りで勝利を掴み取り、観客を沸かせました。
スタート直後、ゲートが開くと同時に3番シルヴァーリップが鋭いダッシュを見せ、早くも先頭に立ちます。これを追って、5番ニシノルミリオン、そして1番人気の8番ベストツッキーが並びかける形で追走。序盤から上位人気馬たちが前を形成し、ハイペースな展開が予想されました。
内からは1番ボナール、外からは11番ザゴリも前を追いかけ、後方からは7番ブリリアントスピカ、10番エースクイーンが虎視眈々と前を伺います。一方、4番ミスサンは後方からの競馬となりました。
4コーナーを回り、いよいよ直線へ。先頭はわずかに3番シルヴァーリップがリードを保ちますが、外からは5番ニシノルミリオンと8番ベストツッキーが猛追。この3頭が横一線に並びかけ、壮絶な叩き合いが繰り広げられました。
さらに内からは2番人気の1番ボナールも加わり、残り100mを切ってからは3頭が完全に並び立つ大接戦。ゴール前はまさに写真判定のような僅差の決着となりました。
結果は、3番シルヴァーリップがクビ差で8番ベストツッキーと1番ボナールを抑え、見事に勝利を飾りました。勝ちタイムは55秒8。2着には1番人気のベストツッキー、3着には2番人気のボナールが入り、人気上位馬が実力を見せつける形となりました。
特にシルヴァーリップは、序盤から先頭を譲らず、直線での激しい競り合いにも屈しない粘り強さが光りました。伊藤裕人騎手の好騎乗も光り、見事な勝利となりました。
今回のレースでは、6番ピーチマカロンがジョッキーの落馬により競走中止となりました。幸い大きな怪我はなかったようですが、今後のレースでの復帰を待ちたいところです。
また、上位3頭の激しい戦いは、今後のレースでも注目されるでしょう。特にシルヴァーリップの今後の活躍に期待が高まります。