2025年11月20日、川崎競馬場で行われたC2六七八(C2七)は、単勝1.8倍の断然人気に推された7番ホースワンがまさかの敗戦。5番人気の伏兵、5番シェナベストが鮮やかな差し切り勝ちを収め、波乱の幕開けとなりました。
ゲートが開くと、まずは内から2番アイズミサクラが積極的にハナを奪い、レースを引っ張ります。これに中ほどから5番シェナベスト、外からは11番プレパレンセが先行集団を形成。断然人気の7番ホースワンは中団の外目から虎視眈々と前を伺う展開となりました。
向こう正面に入ると、2番アイズミサクラがリードを保ち、2番手には11番プレパレンセ。そして、外から7番ホースワンが早くも3番手までポジションを押し上げ、早めに勝負どころへと向かいます。この内には勝った5番シェナベストがぴったりと追走し、脚を溜めていました。
3コーナーから4コーナーにかけても、2番アイズミサクラが粘り強く先頭をキープ。しかし、直線を向くと、満を持して外から7番ホースワンが襲い掛かり、内からは5番シェナベストも馬群を割って伸びてきます。前3頭が横に広がり、激しい叩き合いとなりました。
残り100mを過ぎると、内から抜け出したのは5番シェナベスト!大外から追いすがる7番ホースワンをねじ伏せ、見事にゴール板を駆け抜けました。勝ち時計は1分31秒7。鞍上の岡村裕基騎手も会心のガッツポーズを見せました。
2着には断然人気ながらも勝ち馬の強襲に屈した7番ホースワン。3着争いは大接戦となり、粘り込みを図った2番アイズミサクラが、最後方から追い上げた1番シュヴァイゲンをクビ差抑えて3着を確保しました。
今回のレースでは、5番シェナベストが人気薄ながらも潜在能力の高さを見せつけ、今後の活躍が期待されます。一方、断然人気で敗れた7番ホースワンは、今回の敗戦を糧に次走での巻き返しに注目が集まります。
今回の川崎7Rは、競馬の醍醐味である「波乱」を存分に味わえる一戦となりました。今後の各馬の動向に注目していきましょう。
Key Takeaways ▶…