【水沢12R 寒菊賞 回顧】セイクリスティーナが圧巻の勝利!
2025年11月24日、水沢競馬場で行われた第23回寒菊賞(M3、ダート1600m)は、単勝1.1倍の圧倒的1番人気に推されたセイクリスティーナ(牝2、山本聡哉騎手、佐々木由厩舎)が、期待に応える見事な走りで優勝を飾りました。
レース展開
ゲートが開くと、今日のメインレースは先行争いから始まりました。6番イタズラベガが果敢に飛び出し、外からは8番セイクリスティーナも好位につけます。ホームストレッチに入ると、外から7番ブライオン、その内には5番セローム、そして4番ラブコラージェンが固まって追走。メインスタンド前では、6番イタズラベガがリードを奪い、1馬身差で8番セイクリスティーナが2番手。その後ろには4番ラブコラージェン、外には7番ブライオン、そして5番セロームが固まる展開となりました。
3番ロジータサンライズ、2番キララカ、1番ササキントサブロウが後方からレースを進めます。残り1000mを通過する時点でも、6番イタズラベガが1馬身のリードを保ち、8番セイクリスティーナが2番手で追走。その後ろは並んだ状態で、外に7番ブライオン、内に4番ラブコラージェンが続き、800mを通過。さらに5番セロームが続き、2馬身差で2番キララカ、外から3番ロジータサンライズ、そして1番ササキントサブロウという隊列で向こう正面に入り、ペースが上がります。
直線での攻防と結果
600mの標識を通過し、6番イタズラベガが依然として1馬身のリードを保っていましたが、2番手で追走していた8番セイクリスティーナが並びかけてきます。第3コーナーカーブを回り、残り400mを通過する頃には、前の2頭が完全に並びかけ、外の8番セイクリスティーナが内側の6番イタズラベガを捕らえにかかります。4馬身、5馬身と差が開いて、5番セロームが3番手。直線に入ると、8番セイクリスティーナがリードを2馬身に広げ、残り200mを通過。2番手には6番イタズラベガ、3番手には5番セロームが続きます。
残り100mを切って、8番セイクリスティーナは完全に圧勝態勢。そのまま後続を突き放し、見事な勝利を収めました。2着には粘り込みを見せた6番イタズラベガ、3着には5番セロームが入線。その後、2番キララカ、3番ロジータサンライズと続きました。
今後のレースで覚えておきたい内容
- セイクリスティーナ: 圧倒的な人気に応え、危なげないレース運びで勝利。今後の重賞戦線での活躍が期待されます。特に直線での伸びは目を見張るものがあり、今後の成長が非常に楽しみな一頭です。
- イタズラベガ: 先行して粘り込み2着と健闘。展開次第ではさらに上位を狙える可能性を秘めています。
- セローム: 3着に入り、堅実な走りを見せました。今後も安定した成績を残すことが期待されます。
- ラブコラージェン: 2番人気に推されながらも8着と大敗。何らかのアクシデントがあったか、あるいはこの日の馬場が合わなかった可能性も考えられます。次走での巻き返しに注目したいところです。
JRA認定競争である岩手2歳新聞社会 第23回寒菊賞は、セイクリスティーナの強さが際立つ一戦となりました。今後の岩手競馬を牽引する存在となるか、その動向に注目が集まります。