佐賀5R C2-21組:ナンゴクキャンドルが激戦を制す!
2025年11月22日、佐賀競馬場で行われたC2-21組の一戦は、手に汗握る接戦の末、ナンゴクキャンドルが鮮やかな差し切り勝ちを収めました。レースの背景から、今後の注目点まで、その全貌を振り返ります。
レース回顧:激しい先行争いから抜け出した新星
スタート直後、各馬が横一線に広がり、激しい先行争いが繰り広げられました。内からは1番ナムラエミーが積極的にハナを奪いにかかり、これに7番ナンゴクキャンドル、3番メイズが続きます。中団には6番サイモンカクタス、外からは8番シルクディヴェールが虎視眈々と前を伺う展開となりました。
2コーナーを回り切ったところで、依然として1番ナムラエミーがリードを保ち、3番メイズが2番手で追走。その後方には4馬身差で7番ナンゴクキャンドルと6番サイモンカクタスが並び、中団には8番シルクディヴェール、そして外から11番ミシャベルがじわじわとポジションを上げてきました。
残り400mを通過し、3、4コーナー中間では1番ナムラエミーが2馬身のリードを広げ、直線へ。しかし、外から猛追してきたのが7番ナンゴクキャンドル。ナムラエミーを捉え、一気に先頭に躍り出ます。ゴール前ではナンゴクキャンドルが粘るナムラエミーを振り切り、見事な勝利を飾りました。
2着には粘り込みを図った1番ナムラエミー、そして外から追い込んできた11番ミシャベルが3着に入り、波乱を演出しました。
今後のレースで覚えておきたいポイント
今回のレースでは、ナンゴクキャンドルの勝負強さが際立ちました。中団からしっかりと脚を溜め、直線での爆発的な加速は今後のレースでも大きな武器となるでしょう。また、2着のナムラエミーも先行して粘り強い競馬を見せており、展開次第では巻き返しが期待されます。
一方で、人気を集めた8番シルクディヴェールや6番サイモンカクタスは、直線で伸びを欠く結果となりました。特にシルクディヴェールは1番人気に推されながら7着と敗れており、次走での巻き返しに注目が集まります。
ミシャベルは6番人気ながら3着に食い込み、今後の成長が楽しみな一頭です。今回の好走をきっかけに、さらに上のクラスでの活躍も期待できるかもしれません。
レース結果概要
- 1着: ナンゴクキャンドル (牝3) 53 ☆長谷川蓮
- 2着: ナムラエミー (牝3) 54 中山蓮王
- 3着: ミシャベル (牝3) 54 田中純
このレースは、若手騎手の長谷川蓮騎手がナンゴクキャンドルを勝利に導き、今後の活躍にも期待が高まる一戦となりました。佐賀競馬のC2-21組は、常に新たな才能が台頭する舞台であり、今後も目が離せません。