【京都6R・2歳新馬】圧倒的1番人気バートラガッツが貫禄勝ち！9番人気ソルチェリアが激走の2着
2025年11月29日、京都競馬場6レースで行われた2歳新馬戦（ダート1800m）は、単勝1.5倍の圧倒的1番人気に支持されたバートラガッツ（牡2、C.デムーロ騎手、池添学厩舎）が、直線で他馬をねじ伏せ、後続に4馬身差をつける圧勝を飾りました。
レース展開：好スタートから積極策、人気馬が虎視眈々
ゲートが開くと、3番ジャスティンアポロが好スタートからハナを奪い、向こう正面へと進出。それに続くように4番セルジュバローズが2番手、そして1番人気のバートラガッツは内で折り合い、先団を見る3番手で追走する積極的なポジション取りを見せました。中団には2番マーチンゲール、外には9番アシャカルー、5番マテンロウアワーらが固まり、ゆったりとした流れでレースは進みます。
逃げるジャスティンアポロは3コーナーを半馬身のリードでカーブ。残り600mを通過し、外のセルジュバローズが並びかけ、さらに大外からバートラガッツが満を持して進出を開始。前3頭が並んだ状態で4コーナーを回って最後の直線へと向かいます。
勝負の直線：バートラガッツが他馬を圧倒する異次元の伸び
直線に入ると、前を行く4番セルジュバローズと外から勢いよく仕掛けた7番バートラガッツによる激しい追い比べとなりました。しかし、残り200mを切ったところでバートラガッツが一気に抜け出し、他馬を寄せ付けない加速力でリードを広げます。終わってみれば、後続に4馬身という決定的な差をつけ、力の違いを見せつける圧巻の勝利となりました。
2着争いは、後方から馬群の外を回して追い込んできた9番人気のソルチェリア（牡2、古川吉騎手）がゴール直前でセルジュバローズを捉え、大金星の2着を確保しました。3着には先行粘り込みを図った5番人気のセルジュバローズが入っています。
今後のレースで覚えておきたい注目ポイント
この新馬戦の結果から、今後のレースを占う上で特に注目すべき馬、そしてレース中に見られた特徴を分析します。
勝ち馬バートラガッツ：クラシック戦線への期待高まる
- （7）バートラガッツ： 圧倒的人気に応えただけでなく、着差4馬身はクラスが上がっても通用するポテンシャルの証です。レース運びもスムーズで、先行勢を見ながら直線で瞬時に突き放す競馬を披露。スタミナとスピードを兼ね備えており、今後もダートの中距離路線で中心的な存在となるでしょう。
激走2着ソルチェリア：隠されたポテンシャルを持つ伏兵
- （1）ソルチェリア： 9番人気（単勝31.9倍）という評価ながら、中団やや後方からしぶとく伸びて2着を確保したのは特筆すべき点です。勝ち馬には大きく離されましたが、3着馬をわずかに上回った末脚は非凡なものがあります。レース展開やメンバー次第で、未勝利戦はすぐに突破できる能力を秘めていると見て良いでしょう。人気薄でもマークが必要です。
出遅れや不利：特筆すべきアクシデントはなし
今回のレース実況からは、大きく致命的な出遅れや、進路妨害などのアクシデントの記述は見られませんでした。各馬ともスムーズにゲートを出て、展開に応じた競馬ができていたと判断できます。そのため、上位入線馬の着順は、概ね馬の能力と騎手の判断が反映されたものと言えるでしょう。
惜しくも5着に敗れた2番人気のマテンロウアワー（牡2、松山騎手）は、勝ち馬から6馬身差とやや苦しい結果でしたが、キャリアを積むことで変わってくる可能性は十分。次走以降の巻き返しに期待したい一頭です。
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