2025年8月4日、京都競馬場で行われた3歳以上1勝クラス(ダート1400m)は、道中後方からレースを進めた15番ポッドドンナー(牡3、吉村騎手)が直線で鮮やかに差し切り、待望の初勝利を飾りました。単勝2.8倍の1番人気に推された16番エンダードラゴン(牡3、武豊騎手)は直線で伸びを欠き、まさかの5着に敗れる波乱の結末となりました。
スタート直後、先頭争いを演じたのは8枠の15番ポッドドンナーと16番エンダードラゴン。間からは12番ニホンピロカラット、そして内からは7番エンブレムボムが積極的にダートコースに入り、先行集団を形成しました。エンブレムボム、ニホンピロカラット、そして内から1番サーディークが追いつき、先行3頭から4頭の集団でレースは進みます。その後ろには13番メティエダールが続き、さらに1段で5番ポンピエ、内からは2番クリオシダード、3番デュアルロールが追走。その外には16番エンダードラゴンが中団の外目につけ、このグループには10番テイエムパイロットまでが固まっていました。
向こう正面の坂を登り、800mを切った時点での最初の600mは34秒9。後方では外を通って15番ポッドドンナーが5番手あたり、その内を通って9番ジェバーダ。3コーナーでは14番マーウォルス、6番メイケイレイン、11番アメリカンランナーが最高方で600mを切りました。
3コーナー中間から4コーナーにかけて、先頭は1番サーディークと7番エンブレムボムがぴったりと並び、その外を通る12番ニホンピロカラット。さらにその外から仕掛ける13番メティエダールが4頭横並びとなり、その後ろに16番エンダードラゴンと15番ポッドドンナーが続きました。
直線コースに入ると、先行していた7番エンブレムボムが後退。先頭は13番メティエダールに代わり、12番ニホンピロカラット、10番テイエムパイロット、そして16番エンダードラゴンが激しい先行争いを繰り広げました。しかし、ここで一気に追い込んできたのが8番ジェミートと、そして大外から末脚を伸ばした15番ポッドドンナー! ポッドドンナーが先頭に立ち、8番ジェミートが猛追。内からは13番メティエダールが3番手争いを演じましたが、結局は15番ポッドドンナーがそのままゴールイン。2着には8番ジェミートが入り、3着には13番メティエダールが粘り込みました。