2025年8月4日、京都競馬場で行われた2歳未勝利戦、3Rは、未来のスターホースを予感させる熱い戦いが繰り広げられました。好スタートから先行争いを演じた各馬が、最後の直線で激しい叩き合いを見せる中、岩田望来騎手鞍上のエアビーアゲイルが見事な勝利を収めました。
スタート直後、3番キービートが出遅れるアクシデントがありましたが、先行争いは熾烈を極めました。2番エアビーアゲイルが内から、外からは11番モンシーク、8番ペプチドエレノア、そして14番インフィオラータが積極的に前に出て、ほぼ一団となって1コーナーのカーブへ。特に11番モンシークと8番ペプチドエレノアが激しく先頭を争い、レースを引っ張る形となりました。
道中、隊列が落ち着かないまま3コーナーの坂を上り始めると、先頭は11番モンシークに変わります。しかし、その直後には14番インフィオラータがぴったりとマークし、内からは2番エアビーアゲイルも虎視眈々と前を狙っていました。さらに、早めにポジションを上げた12番レッドラージャも上位に食い込み、直線に向けて馬群は凝縮されていきました。
最後の直線に入ると、先頭を行く11番モンシークに14番インフィオラータが並びかけ、壮絶な叩き合いが勃発。その内から、満を持して2番エアビーアゲイルが鋭い伸び脚を見せます。さらに最内からは1番タガノアルトゥーラも追い込み、4頭が横一線となる大激戦となりました。
残り100mを切って、エアビーアゲイルが粘るモンシークを競り落とし、わずかに抜け出します。最後は1番タガノアルトゥーラの猛追を凌ぎ切り、見事にゴール板を駆け抜けました。勝ちタイムは2:00.4。岩田望来騎手とエアビーアゲイルのコンビが、激しいレースを制しました。
今回のレースでは、3番キービートがスタートで出遅れるというアクシデントがありました。この経験を糧に、次走以降のパフォーマンスに期待しましょう。