【京都3R 2歳未勝利】トミーバローズがリアンマヒナとの壮絶な叩き合いを制す！

【京都3R 2歳未勝利】トミーバローズ、壮絶な叩き合いを制す！リアンマヒナが大健闘

2025年11月29日、京都競馬場第3レースで行われた2歳未勝利戦（ダート1800m）は、単勝2.7倍の1番人気に推された12番トミーバローズと、3番人気3番リアンマヒナがゴール前で激しく競り合う大接戦となりました。実況が「わずかにトミーバローズか」と伝えるほどの、手に汗握る一戦を振り返ります。

レースの回想：フルフィルメントが積極的な逃げ

スタート直後、好発を決めた14番ブランチアウト、そして内から9番フルフィルメントが先行集団を形成します。向こう正面に入ると、9番フルフィルメントがリードを奪い、1馬身差でレースを引っ張る展開となりました。追走する2番手には8番人気の13番メリオルヴィアがつけ、3番手には3番人気の3番リアンマヒナが虎視眈々。1番人気の12番トミーバローズは外目の4番手で、先行集団を見ながらじっくりと脚を溜める形となりました。

人気の12番トミーバローズは、3〜4コーナーの中間にかけて外からスムーズに進出を開始。逃げる9番フルフィルメントを射程圏に入れ、13番メリオルヴィアとの間に割って入ります。全体が凝縮し、勝負どころの第4コーナーをカーブ。

最後の直線は壮絶な叩き合い！ 伏兵の粘りも光る

3頭が横に広がりながら直線へ向くと、まず内から3番リアンマヒナが鋭く差を詰めてきます。外からは8番イージーライダーも持ち出され、上位争いに加わりました。

残り200メートルを通過し、ここで満を持して先頭に立ったのが12番トミーバローズでした。危なげなく抜け出すかに見えましたが、ここから驚異的な粘りを見せたのが3番リアンマヒナ。内を突いて再び差を詰め、外を追い込む8番イージーライダーを抑えて2番手に浮上します。

ゴール前は、人気に応えようとする12番トミーバローズと、果敢に挑んだ3番リアンマヒナの2頭が完全に並び合う壮絶な叩き合いに。実況は「わずかにトミーバローズか」と伝えており、人気馬が接戦を制したドラマチックな結末となりました。

今後のレースで覚えておきたい注目馬

本レースの結果と内容から、今後の未勝利・1勝クラスでの活躍が期待できる注目馬を挙げます。

• 12番 トミーバローズ： 1番人気としてプレッシャーがかかる中、道中は落ち着いた追走から、直線でしっかりと抜け出し、最後は粘り強く押し切る勝負根性を見せました。昇級後も期待できる安定感があります。
• 3番 リアンマヒナ： 3番人気ながら、勝ったトミーバローズを最後まで追い詰めたパフォーマンスは圧巻です。内枠から先行集団で立ち回り、直線でも内を突く巧みな競馬で大健闘。今回の惜敗をバネに、次走以降の勝利は堅いでしょう。
• 8番 イージーライダー： 直線で一瞬、勝ち馬に迫る勢いを見せました。展開次第では十分に勝利を掴める能力があることを示唆しています。
• 9番 フルフィルメント： 積極的な逃げでレースを作り、最後の直線まで粘りを見せました。今回、厳しい流れを経験したことで、スタミナと持続力がさらに強化される可能性があり、次走以降の逃げ馬として要注目です。