2025年11月29日、京都競馬場で行われた第1レース・2歳未勝利戦は、単勝オッズ3.2倍の1番人気に推されたラッキーバック(牡2、C.デムーロ騎手)が、その実力を存分に発揮し圧勝しました。ダートコースでの戦いは、若駒たちのポテンシャルと今後の活躍を占う上で、見どころの多い一戦となりました。
スタートは14頭がほぼ揃った形で、目立った出遅れなどのアクシデントはありませんでした。先行争いはオタルイーグル、パータリプトラ、そして人気の一角アイカンアズーラらが形成。オタルイーグルが先頭を奪い、向こう正面のダートコースへ入ります。
1番人気のラッキーバックは、道中好位の外目をスムーズに追走。残り1000m、800mを通過する間も、オタルイーグルと外のパータリプトラを見ながら、いつでも仕掛けられる態勢を維持しました。
勝負の第4コーナーをカーブし、直線に向くと、待望の瞬間が訪れます。先頭に立ったのはラッキーバック。一気に後続を突き放し、瞬く間にリードを2馬身に広げました。追いすがる2番手集団を尻目に、その差はゴール前で3馬身に拡大。C.デムーロ騎手の手綱に応え、まさに「人気に答えました」という表現が相応しい、力強いゴールインでした。
今回のレースでは、大きな不利や出遅れといった決定的なアクシデントは実況からは確認されませんでしたが、勝ち馬の影でひときわ強い末脚を見せた馬がいます。今後の未勝利戦での勝ち上がり、さらには上のクラスでの活躍が期待される注目馬をピックアップします。
勝利したラッキーバックに続く2着を確保したのは、5番人気ながら直線で見せ場を作ったハグレジョー(牡2、菱田騎手)です。実況によると、直線で「外に持ち出して追い込んでくる」という動きがあり、進路を確保してから猛然と追い上げました。
この「外に持ち出す」という動作は、道中内で脚を溜め、進路が開くのを待っていた可能性を示唆します。スムーズさを欠いた可能性がありながらも、最後はパータリプトラやブラックレジェンドといった有力馬を競り落として2着に入った能力は本物です。次走、スムーズに力を出し切ることができれば、未勝利突破は目前と見て良いでしょう。
3番人気のブラックレジェンド(牡2、坂井騎手)と、6番人気のパータリプトラ(セ2、高杉騎手)も、直線では一時2番手争いを演じました。パータリプトラは先行集団で粘りを見せ、ブラックレジェンドも好位から脚を伸ばしましたが、ハグレジョーの勢いに屈しました。
しかし、彼らも先行集団から直線まで粘れるダート適性とスピードを示しており、レース展開や枠順次第でいつでも勝ち負けに持ち込める能力を秘めています。特にパータリプトラの粘り強さは、京都ダートで活きる可能性があります。