【レース回顧】川崎8R C1四五六(C1五) – モンドが鮮やかな差し切り!人気馬サンナイアガラまさかの大敗
2025年11月18日、川崎競馬場で行われたC1四五六(C1五)戦は、4番人気のモンドが直線で鮮やかに抜け出し優勝。一方で2番人気に推されたサンナイアガラはまさかの大敗を喫し、波乱の結末となりました。
レース回顧:モンドが秘めたる末脚を炸裂!
スタートは各馬ほぼ揃いましたが、内からはサンナイアガラ、外からは1番人気のエニーサンダーが好ダッシュを見せ、この2頭が序盤から先頭争いを演じます。真ん中からはモンドが続き、パラトルーパー、シンボルザサンといった有力馬も中団に位置取り、レースは縦長の展開となりました。
向こう正面に入っても、サンナイアガラとエニーサンダーの2強が並びかけ、後続に2馬身ほどの差をつけてレースを引っ張ります。その後ろには虎視眈々とモンド、パラトルーパー、そしてシンボルザサンが追走し、直線での逆転を狙っていました。
3コーナーから4コーナーにかけて、先頭の2頭のリードが徐々に縮まり、後続集団との差が詰まります。そして迎えた最後の直線!先に抜け出したのは1番人気のエニーサンダーでしたが、外から猛然と襲いかかったのが4番人気のモンドでした。藤江渉騎手の巧みな手綱捌きに応え、モンドはグイグイと加速。エニーサンダーをあっという間に抜き去り、後続とのリードを広げます。
一方、序盤で先頭争いを演じた2番人気のサンナイアガラは、直線で失速し大きく後退。まさかの大敗を喫する形となりました。モンドはそのまま後続を突き放し、見事なまでに独走態勢を築きゴールイン。2着には粘り込みを見せたエニーサンダー、そして10番人気ながら内から鋭く伸びたベテラン牝馬ティーケーメイトが3着に食い込み、波乱を演出しました。
今後のレースで覚えておきたい注目ポイント
大敗した人気馬:サンナイアガラ
2番人気に支持されながら12着と大敗したサンナイアガラ。スタートは良かったものの、向こう正面から直線にかけて失速したのは気になるところです。馬場適性、距離、あるいは体調面に何らかの問題があった可能性も考えられます。次走以降、今回の敗戦がフロックだったのか、それとも課題が露呈したのか、巻き返しに注目が必要です。
鮮やかな勝利:モンド
4番人気ながら見事な差し切り勝ちを収めたモンド。直線での爆発的な末脚は圧巻の一言でした。先行馬が競り合う展開になれば、さらにその切れ味が活きるでしょう。今後、クラスが上がっても十分に通用する可能性を秘めており、次走以降も要注目の一頭です。
堅実な走り:エニーサンダー
1番人気に推されながらも2着に敗れたエニーサンダーですが、最後まで粘り強く走ったことは評価できます。モンドの末脚には屈したものの、安定した先行力と粘り強さは健在。今後も堅実な走りが期待できるでしょう。
穴馬の激走:ティーケーメイト
10番人気という低評価を覆し、3着に激走したベテラン牝馬のティーケーメイト。内を突いての粘り込みは、展開と中山遥人騎手の好騎乗が光りました。人気薄での好走はフロックではない可能性もあり、次走以降も穴馬として警戒しておきたい存在です。