2025年11月30日、東京競馬場にて行われる競馬の祭典、第45回ジャパンカップ(GⅠ・芝2400m)。枠順が確定し、ファンや関係者の間で早くも激しい議論が交わされています。天皇賞・秋の覇者、ダービー馬、そして欧州の現役最強馬が一堂に会するこの一戦の主要なニュースと、熱狂的な予想の舞台裏を、ネット上の熱い議論から紐解きます。
第45回ジャパンカップ(GⅠ)枠順確定と主要出走馬情報
発走は15時40分。1着賞金5億円を懸けた国際GⅠの最終的な出走馬と枠順は以下の通りです。
| 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 調教師(所属) | 前走(着順) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | ジャスティンパレス | 牡6 | C.デムーロ | 杉山晴紀(西) | 天皇秋(3) |
| 1 | 2 | クロワデュノール | 牡3 | 北村友一 | 斉藤崇史(西) | 凱旋門賞(14) |
| 2 | 3 | コスモキュランダ | 牡4 | 丹内祐次 | 加藤士津八(東) | 天皇秋(12) |
| 2 | 4 | ディープモンスター | 牡7 | 松山弘平 | 池江泰寿(西) | 京大賞(1) |
| 3 | 5 | サンライズアース | 牡4 | 池添謙一 | 石坂公一(西) | 京大賞(2) |
| 3 | 6 | ホウオウビスケッツ | 牡5 | 岩田康誠 | 奥村武(東) | 天皇秋(13) |
| 4 | 7 | ダノンベルーガ | 牡6 | 佐々木大輔 | 堀宣行(東) | 新潟記(13) |
| 4 | 8 | [外]カランダガン | セ4 | M.バルザローナ | F.グラファール(仏) | 英ChS(1) |
| 5 | 9 | セイウンハーデス | 牡6 | 津村明秀 | 橋口慎介(西) | 天皇秋(7) |
| 5 | 10 | シュトルーヴェ | セ6 | 菅原明良 | 堀宣行(東) | Ar共和(5) |
| 6 | 11 | アドマイヤテラ | 牡4 | 川田将雅 | 友道康夫(西) | 京大賞(4) |
| 6 | 12 | ヨーホーレイク | 牡7 | 岩田望来 | 友道康夫(西) | オールカマー(3) |
| 7 | 13 | ブレイディヴェーグ | 牝5 | T.マーカンド | 宮田敬介(東) | 天皇秋(10) |
| 7 | 14 | ダノンデサイル | 牡4 | 戸崎圭太 | 安田翔伍(西) | インターナシ(5) |
| 7 | 15 | マスカレードボール | 牡3 | C.ルメール | 手塚貴久(東) | 天皇秋(1) |
| 8 | 16 | (外)シンエンペラー | 牡4 | 坂井瑠星 | 矢作芳人(西) | 愛ChS(6) |
| 8 | 17 | ドゥレッツァ | 牡5 | A.プーシャン | 尾関知人(東) | 京大賞(8) |
| 8 | 18 | タスティエーラ | 牡5 | D.レーン | 堀宣行(東) | 天皇秋(8) |
陣営コメントと調教後馬体重の注目ポイント
- クロワデュノール(1枠2番):ダービー馬にとって理想的とも言える最内枠をゲット。「ロスのない競馬ができる枠」(斉藤崇師)とコメントする一方で、凱旋門賞帰り後の状態に疑問符も投げかけられています。調教後馬体重は514kg(前回海外)。
- マスカレードボール(7枠15番):天皇賞・秋をGⅠ史上最速の上がり32.3秒で制した3歳馬。ルメール騎手が騎乗。「もう少し内が良かった」とのコメントもあるものの、外枠からでも差し切れる手腕への期待は絶大です。調教後馬体重は476kg(前回比+6kg)。
- ジャスティンパレス(1枠1番):「ゲート次第だが、出られれば面白い枠」と山本助手。前走から上積みがあり、東京適性を強調しています。
- カランダガン(4枠8番):今年の欧州年度代表馬は「速い馬場、左回りも得意」と陣営。ボーナス規定(高額褒賞金)の権利も得ており、陣営の本気度が窺えます。調教後馬体重は450kg(前回海外)。
- タスティエーラ(8枠18番):大外枠に配置。「いい時の状態に近づいた。能力を出し切れる」(堀師)と状態面での復調を強調するも、「外枠は厳しい」との見方も多く、厳しい戦いが予想されます。
大注目オッズとルメール騎手の「自信」
前々日オッズ(※)では、C.ルメール騎手騎乗のマスカレードボールが2.5倍と1番人気に推されました。この舞台で驚異的な勝率と複勝率を誇るルメール騎手は、同馬について「勝つ自信があります」「ジャパンカップへの良いトライアルになった」と発言。さらに、「(カランダガンが)一番のライバルになる」と国内の有力馬を上回る警戒感を示し、ファンはルメール銀行の「開店」に沸いています。
一方で、欧州最強馬カランダガンが7.9倍というオッズをつけられたことに対し、「舐められすぎ」「絶好枠でこのオッズは美味い」と熱狂的な支持が集まり、最終的な人気動向に注目が集まっています。ダービー馬クロワデュノールは、枠順の利がありながらも状態不安からか5.8倍と、やや評価を落としています。
※前々日オッズは最終的な人気を示すものではありません。
激論を呼ぶ枠順と主要候補の評価
東京芝2400mは内枠有利の傾向が強いデータがあり(近10年で1~2枠が計6勝)、1枠2番のクロワデュノールが「出来すぎた枠」と話題の中心です。しかし、一部からは「凱旋門賞の疲労で状態が良くない」「有馬記念との使い分けの意図が見える」といった不安説も根強く、評価が割れています。
対照的に、大外8枠にはシンエンペラー、ドゥレッツァ、そしてタスティエーラの3頭が固まりました。特に昨年のダービー馬タスティエーラにとっては、大外18番は能力を出し切る上で非常に痛い枠順と見られており、厳しい戦いになりそうです。
ダービー馬ダノンデサイル(7枠14番)は、「戸崎騎手が自分に乗ってきた馬で圧倒的に一番強い」と評価する声もある一方、「戸崎騎手×東京芝2400m GⅠは0-7-0-27」というデータから、手腕への不安が指摘されています。
編集部注目の「レース背景」:乱れるペースの予感
今年のジャパンカップは、逃げ・先行馬の動向が鍵を握ると予想されています。3枠5番のサンライズアース(池添謙一騎手)や6番のホウオウビスケッツ(岩田康誠騎手)といった、積極的に前に行く可能性のある馬たちが内目に固まりました。
「緩まないラップで逃げるのではないか」「ドスローになるとつまらない」といったペースメイクに関する議論も活発です。もしサンライズアースがキセキのように捲りを誘発するペースで逃げれば、後方一気の脚を武器とするマスカレードボールやカランダガンにとって有利な展開となる可能性もあります。有力馬が外枠に固まった今、誰がレースを動かすのか、騎手の駆け引きにも注目が集まります。