ほんでカランダガンの取捨どうするよ?【欧州年度代表馬の挑戦】
今年のジャパンカップ(G1、芝2400m、東京)は、欧州年度代表馬に輝いたカランダガン(セン4、F・グラファール厩舎)の参戦で大きな注目を集めています。外国馬の参戦が減る中で、最強の挑戦者が登場したことで、ネット上では「カランダガンを馬券に入れるべきか、切るべきか」を巡る白熱した議論が巻き起こっています。
「欧州年度代表馬やぞ」「本物っぽいから勝つんじゃないか」とロマンを追い求める声がある一方で、「ゲートが遅いのは致命的」「府中の乗り方分かってなさそう」と、日本の環境やコースへの適応力を疑問視する声も少なくありません。果たして、この強力な刺客は日本のトップホースたちを打ち破ることができるのか?スレッドの投稿から、カランダガンに対する期待と不安の声を徹底分析します。
欧州年度代表馬カランダガン、ジャパンカップ参戦の背景
カランダガン陣営は、ジャパンカップ参戦について、オーナーであるアガ・カーン・スタッズのレーシングマネジャーが会見で詳細を語っています。参戦の大きな決め手となったのは、JRAが設けた「指定外国競走勝ち馬への褒賞金制度」でした。サンクルー大賞を制したことでボーナスの権利を得た同馬は、年内にもう一つの国際レースでの勝利を目指して日本へやってきました。
陣営は「馬の状態も大変良く、馬の適性もある」「2400メートルは適正な距離で、速い馬場、左回りも得意」と、東京の舞台への自信をのぞかせています。メルボルンカップと比較できる権威あるレースとして、今回の挑戦に大きな期待を寄せているようです。
「買う」派 vs 「切る」派!白熱する取捨選択論争
欧州年度代表馬という実績を引っ提げての参戦は、予想家やファンに大きな迷いを生じさせています。スレッド内では、以下のように賛否両論の根拠が挙げられました。
カランダガンを「買う」派の主な根拠
- 実績とポテンシャル: 欧州年度代表馬という揺るぎない肩書きに加え、「軽量馬で60.5背負ってオンブズマン相手に楽勝はやべえよ」と、タフな馬場や重斤量でも結果を出せる能力を評価。
- 東京コースへの適性: 陣営が公言する「2400m、速い馬場、左回り」といった適性の高さ。また、「メイダンみたいなトラックコースも走れる」ことから、東京も問題ないと推測。
- 軽量馬の有利さ: 出走馬中最軽量(454kg)であり、日本の高速馬場では馬格よりも軽さが有利に働く可能性を指摘。
カランダガンを「切る」派の主な懸念点
- 日本の環境への適応: 「ちゃんと調整出来ているのかが分からん」「もう少し早めに入って日本の環境に慣れさせないとな」と、輸送後の短い期間での日本への適応を不安視。
- コースとジョッキー: 「乗ってるやつが府中の乗り方分かってなさそう」「海外の1流ジョッキーでもアジャストするまで時間がかかる」と、ジョッキーの東京コースへの対応力を疑問視。
- スタートと展開: 「ゲートが遅いのは致命的」「どうせ32秒使わないと届かないような位置にいるだろう」と、スタートの遅さが日本のペースで不利となり、得意の上がり最速も間に合わないと懸念。
- 過去の傾向: 過去のジャパンカップにおける外国馬の苦戦傾向から、「良くて3着まで」「せいぜい紐」と評価を抑える意見も多数。
カランダガンは軽量馬!出走馬の馬体重比較
カランダガンは454kg(前走海外)と、出走馬の中で際立って軽量です。日本のトップホースたち、特に有力視されるライバル候補の多くが500kg台であることと対照的です。馬格の差が、高速馬場でのスピード勝負にどう影響するのかが鍵となります。
| 馬名 | 馬体重(前走/当日推定) | 特記事項 |
|---|---|---|
| カランダガン | 454kg (前走海外) | 出走馬中最軽量。欧州年度代表馬。 |
| ジャスティンパレス | 482kg (470) | 有力な日本馬の一角。 |
| ダノンデサイル | 562kg (前走海外) | 馬格のある有力候補。 |
| シンエンペラー | 536kg (前走海外) | 有力な日本馬の一角。 |
「飛んだら二度とジャパンカップでは海外馬買わない」という覚悟で単複を買うという投稿もあるほど、カランダガンは今回、単なる一頭の出走馬ではなく、「ジャパンカップに挑戦する海外のトップホース」というロマンを背負っています。
期待通りにスノーフェアリーのような衝撃的な激走を見せるのか、それとも多くの外国馬が辿ってきた「高速馬場に対応できず、見せ場なく終わる」結末を迎えるのか。欧州年度代表馬の挑戦は、今年のジャパンカップ最大の焦点となるでしょう。
【参考スレッドURL】