2025年11月5日 / 2025年11月5日
2025年11月6日、船橋競馬場で開催されるカムイユカラスプリント(A2)の予想をお届けします。川崎・大井の有力馬プリモパイソンとフリーダムに対し、船橋コース3着内率100%を誇るマスタープランが迎え撃つ構図。斤量差、コース適性、直前調教の3つの重要ポイントをデータに基づき徹底分析し、レースの行方を占います。
この記事の要点
- 有力馬プリモパイソンとフリーダムの直接対決データと、勝敗を左右する「斤量」の変動を分析。
- 船橋コースで3着内率100%という驚異的なコース適性を持つ地元馬マスタープランの存在に注目。
- 最終追い切りや厩舎コメントから各馬のコンディションを読み解き、仕上がり具合を評価。
船橋11R カムイユカラスプリント(A2) レース展望
2025年11月6日(木)、船橋競馬場のメインレースとして、第11競走「カムイユカラスプリント」が20:15に発走します。本競走はA2クラスのサラ系一般馬による選抜戦で、舞台はダート1000m(左回り)の電撃戦です。10頭立てと少数精鋭ながら、スペシャリストが集まりました。
船橋ダート1000mは、スタートから最初のコーナーまでが短く、内枠の先行馬が有利とされがちですが、それ以上に「コース適性」が結果を大きく左右する専門性の高い舞台です。本レースの構図は、川崎や大井で実績を積んだ「遠征組」の有力馬、(4)プリモパイソンと(7)フリーダムに対し、この舞台を知り尽くした「地元のスペシャリスト」、(8)マスタープランが迎え撃つという、三強対決が最大の焦点となります。
カムイユカラスプリント(A2) 予想の最重要ポイント3選
本競走の予想を組み立てる上で、データが示す勝敗を分ける「最重要ポイント」は3つ存在します。これらのポイントを詳細に解説します。
ポイント①:直接対決の分析と「斤量」という最大の変数
本レース予想の最大のポイントは、最有力候補である(4)プリモパイソンと(7)フリーダムの力関係を正確に把握することです。両馬は2025年9月12日に川崎ダート900mの「明鏡止」で直接対決しており、(4)プリモパイソンが0.2秒差で先着しました。
しかし、当時の負担重量はプリモパイソンが57kg、フリーダムが52kgと、フリーダムが5kgのハンデをもらいながら敗れています。今回の斤量差は「2kg」に縮小するため、プリモパイソンが有利な条件となります。さらに、フリーダムは前走のオープン勝ちから4kgの斤量増となり、この2つの課題を克服できるかが逆転の鍵を握ります。
ポイント②:驚異のコース適性。“船橋の鬼” (8)マスタープラン
有力な「遠征組」2頭の前に立ちはだかるのが、地元・船橋所属の(8)マスタープランです。この馬の船橋コース成績は「13-6-6-0」と、過去25回の出走で3着内率100%という驚異的な安定性を誇ります。まさに「“船橋の鬼”」と呼ぶべきコーススペシャリストです。
対照的に、プリモパイソンは船橋で4戦未勝利、フリーダムは出走経験がありません。A2クラスへの昇級戦という課題はありますが、それを補って余りある絶対的なホームアドバンテージが最大の武器です。
ポイント③:最終追い切りと厩舎コメントから見る状態面
能力が拮抗する電撃戦では、直近のコンディションが勝敗を分けます。調教データと厩舎コメントから各馬の仕上がりを比較します。
- (4) プリモパイソン: 陣営が「◎ 態勢万全」と断言。A1馬との併せ馬でも同入し、万全の状態で臨みます。
- (7) フリーダム: 陣営は「◎ 速力は非凡」とスピードに絶対の自信。最終追い切りも「好調持続」と評価され、勢いは本物です。
- (8) マスタープラン: 陣営コメントは冷静ですが、最終追い切りでは「動き軽快」と高評価。堅実なパフォーマンスを発揮できる状態です。
【重要データ比較】有力3頭の強みと懸念点まとめ
分析した「斤量」「コース適性」「状態」の3要素を、有力馬3頭で一覧化しました。各馬の強みとリスクが一目で把握できます。
| 馬名 | 馬番 | 斤量 | 船橋コース成績 | 厩舎コメント評価 | 直近の調教短評 |
|---|---|---|---|---|---|
| プリモパイソン | 4 | 57.0kg | 0-0-1-3 (4戦0勝) | ◎ 態勢万全 | 外厩調整 (11/1) |
| フリーダム | 7 | 55.0kg | 0-0-0-0 (初出走) | ◎ 速力は非凡 | 好調持続 (11/2) |
| マスタープラン | 8 | 57.0kg | 13-6-6-0 (25戦 3着内率100%) | ○ 相手なりに | 動き軽快 (11/1) |
カムイユカラスプリント(A2) 全出走馬(10頭)徹底分析
全出走馬10頭について、リサーチデータを統合し、徹底的に分析します。
1枠1番 マッドシェリー
基本情報: 牝7 / 斤量52kg (▲神尾香)
分析: 厩舎コメントは「以前のダッシュ力がない」とやや弱気。近走の内容からも、52kgの軽量は魅力ですが、A2クラスでの一変は望み薄と見られます。
2枠2番 メディーヴァル
基本情報: セン7 / 斤量55kg (ミシェル)
分析: 長期休養明けの前走を叩き2走目。「変わり身期待」との陣営コメント通り、状態面の上昇が見込めます。JRA実績もあり、地力を見せれば通用する可能性を秘めます。
3枠3番 ビリーヴインミー
基本情報: 牝7 / 斤量55kg (岡村健)
分析: 陣営は「この距離も合う」「好仕上がり」と強気。A2下での勝利実績もあり、仕上がりの良さと距離適性から上位争いが可能な一頭です。
4枠4番 プリモパイソン
基本情報: 牡7 / 斤量57kg (御神本訓)
分析: 「◎ 態勢万全」との厩舎コメント通り、仕上がりは最高潮。フリーダムとの直接対決でも先着しており、SⅠ3着の実績も光ります。連勝の可能性が最も高い評価です。
5枠5番 レベルフォー
基本情報: 牡9 / 斤量57kg (木間塚龍)
分析: 9歳と高齢ですが、調教では「余裕ある動き」と高評価。前走の末脚は鋭く、地元船橋コースに替わる点で警戒が必要です。展開が向けば一発の可能性があります。
6枠6番 エメラルアポロン
基本情報: 牡6 / 斤量53kg (本橋孝)
分析: B2クラスからの格上挑戦ですが、状態は良好。有力馬より4kg軽い53kgの斤量と主戦・本橋騎手への鞍上強化は大きな魅力です。
7枠7番 フリーダム
基本情報: 牝3 / 斤量55kg (達城龍)
分析: 「◎ 速力は非凡」と陣営が絶賛する3歳牝馬。勢いはNo.1ですが、「4kgの斤量増」と「船橋コース初出走」という2つの課題を克服できるかが鍵となります。
8枠8番 マスタープラン
基本情報: セン6 / 斤量57kg (本田重)
分析: 船橋コース3着内率100%を誇る「“船橋の鬼”」。A2クラスは初挑戦ですが、絶対的なコース適性を考えれば最上位評価は必須です。
8枠9番 アイカプチーノ
基本情報: 牝7 / 斤量50kg (▲杉山海)
分析: 長期休養明けに加え、調教短評も「もう一追い欲しい」と仕上がり途上の印象。買い材料は50kgの最軽量のみで、積極的には推し難い一頭です。
8枠10番 ポーチュラカ
基本情報: 牝5 / 斤量53kg (仲野光)
分析: 「スランプ気味」との弱気な厩舎コメントに加え、調教も軽め。状態、コメントともに強調材料がなく、格上相手では厳しい戦いが予想されます。
【結論】カムイユカラスプリント(A2)の最終的な予想・買い目はこちら
本レポートでは、カムイユカラスプリント(A2)の予想のポイントとして、「有力馬の斤量変化」「驚異的なコース適性の差」「各馬の最終的な状態」の3点をデータに基づき詳細に分析しました。
(4)プリモパイソンの「態勢万全」の仕上がり、(7)フリーダムの「非凡なスピード」と「斤量の課題」、そして(8)マスタープランの「絶対的な船橋適性」。これらの要素を精査した最終的な結論、印(◎○▲△)および推奨買い目については、以下のリンク先でご確認ください。

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