【みやこS 2025 追い切り評価】ペリエール万全!ラムジェット、デルマソトガケも好仕上がり!全15頭の最終調教を徹底分析

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チャンピオンズカップ(GI)に向けた重要ステップレース「みやこステークス 2025」の最終追い切りを徹底分析。デルマソトガケやラムジェットといった実績馬が休み明けで参戦する中、馬券的中には各馬の「現在の状態」の見極めが不可欠です。本記事では、全15頭の調教データから状態をS~Cの6段階で評価し、注目馬の仕上がりを詳しく解説します。

この記事の要点

  • みやこSは実績馬の多くが休み明けで出走するため、追い切り評価が馬券的中の鍵となる。
  • 最高評価「S」はペリエール。自己ベスト級の時計を記録し、万全の仕上がり。
  • 厩舎コメントで上昇が明言されたロードクロンヌ(A+評価)も絶好の狙い目。
  • ラムジェットやデルマソトガケなどGI級の素質馬も、長期休養明けの不安を払拭する好調ぶり。
  • 全15頭の追い切り評価を一覧表で比較し、各馬のコンディションを詳しく解説。

注目馬ピックアップ:最終追い切り徹底診断

特に注目すべき上位人気が予想される4頭について、調教内容と関連データを深く掘り下げます。

ペリエール:エルムS快勝の勢いそのままに南Wで好時計をマーク

前走エルムS(GIII)を快勝したペリエール。その勝利はフロックではありませんでした。前走後の佐々木大輔騎手の「追い切りから小回りは上手だと思ってましたし、それが(中略)ストロングポイントが見つかりました」というコメントは、調教の動きが実戦でのパフォーマンスに直結したことを示しています。その好調ぶりは、今回の最終追い切りでさらに確信に変わりました。11月5日に美浦ウッドチップ(美W)で行われた最終追い切りでは、5ハロン79.4秒という自己ベスト級の好時計をマーク。10月29日の追い切りでも5ハロン81.2秒で追走併入と、順調そのもの。前走で見つけた勝ちパターンを、万全の状態で再現できる仕上がりにあると評価できます。

ラムジェット:韓国遠征帰りも「仕上がり良好」、Eコースで鋭い終い

ユニコーンS(GIII)を圧勝したGI級の素質馬ラムジェットは、前走の韓国(9月7日、3着)からの帰国初戦となります。海外遠征帰りは状態面が懸念されますが、調教データはその不安を払拭するものです。11月5日の最終追い切りは栗東Eコース(ポリトラック)で実施され、5ハロン65.9秒、終い1ハロンは11.1秒という鋭い伸びを記録。「仕上がり良好」の短評通り、休み明けの鈍重さは一切感じられません。ポリトラックでの調整は、馬場が軽くスピードを出しやすい特性があります。この11.1秒という時計は、同馬の持ち味である爆発的な末脚が健在であることを何よりも雄弁に物語っています。

デルマソトガケ:長期休養明けも「力強い脚捌き」で復活の狼煙

全日本2歳優駿(JpnI)の勝ち馬であり、海外でも好走歴のあるデルマソトガケが、2月のフェブラリーS(14着)以来、約8ヶ月半ぶりにターフへ戻ってきます。前走時は松若風馬騎手から「直線に向くまでに集中力が保てませんでした」と精神面の課題が指摘されていました。しかし、今回の調教内容は一変しています。10月30日の栗東ウッドチップ(栗CW)での追い切りでは、4ハロン52.0秒、終い1ハロン11.0秒という圧巻の時計を記録し「単走だけに上々」と高く評価されました。そして11月5日の最終追い切りでも「力強い脚捌き」を見せ、併走馬にきっちり同入。この長期休養は、前走で露呈した精神面の課題をリセットし、フィジカルを再強化するために使われたことが明らかです。その動きは、いきなり全開のパフォーマンスを発揮できる状態にあることを示唆しています。

ロードクロンヌ:厩舎特選!四位師が「迫力が出てきた」と上昇度を明言

今回、最も注目すべき「情報の裏付け」があるのはロードクロンヌです。前走のエルムSではペリエールの2着。当時、藤岡佑介騎手は「正攻法で強い競馬」「もう一歩というところ」と、その能力を高く評価していました。この「もう一歩」を埋めるのが、今回の休養の効果です。「厩舎回り特選」として、四位洋文調教師から「放牧から帰ってきて、随分と馬に迫力が出てきた感じがする。(中略)もう一歩のところまできているし、ちょっとだけ運があれば」と、明確な上昇を伝えるコメントが出ています。この力強い証言を裏付けるように、11月5日の最終追い切りも栗CWで5ハロン68.1秒をマークし、「久々も力強く」という短評が与えられました。前走の確かな実績、陣営の公言する上昇度、そしてそれを証明する最終追い切り。3つのデータが完璧に噛み合った、絶好の狙い目と言えるでしょう。

【みやこS 2025】出走予定馬 全15頭 最終追い切り評価サマリー(一覧表)

全15頭の最終追い切り(11月5日時点)の評価を一覧にまとめます。(評価はS, A+, A, B+, B, Cの6段階)

馬名最終追切追い切り短評状態総合評価注目ポイント
ペリエール11/5 美W好時計マーク→S5F 79.4秒の好時計。状態は万全
ロードクロンヌ11/5 栗CW久々も力強く→A+厩舎特選コメントで「迫力出た」と明言
ラムジェット11/5 栗E仕上がり良好→A終い11.1秒。韓国帰りの不安なし
ブライアンセンス11/5 美W前走以上の動き→A陣営の予告通りの良化を調教で証明
サイモンザナドゥ11/5 栗CW好気配保つ→A前走好走の気配を維持。まだ上積みあり
デルマソトガケ11/5 栗CW力強い脚捌き→B+動きはA級。ただし8ヶ月半ぶりの分
アウトレンジ11/5 栗CW力強い脚捌き→B+帝王賞2着の実績馬。仕上がり良好
シゲルショウグン11/5 栗坂好調持続→B+10/26勝利後も好調をキープ
ダブルハートボンド11/5 栗坂力強い伸び脚↗B+唯一の「上昇」矢印。牝馬で注目
レヴォントゥレット11/5 栗CW先週強い稽古消化→B1週前に本追い切り完了。順調な調整
レイナデアルシーラ11/5 栗坂素軽さ出る→B53kgの軽量活きる「素軽さ」
ドゥラエレーデ11/5 栗坂一息入るも上々→C芝GI馬。ダート適性が完全に未知数
ノースブリッジ11/5 美W力強い脚捌き→C11ヶ月ぶり。1週前の「反応ひと息」から急上昇
サンデーファンデー11/5 栗坂攻め動かぬタイプ→C実戦向き。調教の遅い時計は不問
エアロロノア11/5 栗坂動き軽快→C8歳、約1年の休養明け、芝→ダと課題多

全頭診断:追い切りから見える各馬のコンディション

上記評価に至った分析を、各馬のデータと共に詳述します。

【S評価】最高評価は文句なしのこの1頭

ペリエール
11月5日の美浦ウッド(美W)で5ハロン79.4秒、終い12.0秒。この時計は、美浦所属馬としては最上位のものです。前走のエルムS勝利時に騎手が「調教から手応えを感じていた」とコメントしており、その時以上の動きを今回見せていることは、絶好調の証左です。疑いのないS評価とします。

【A+評価】厩舎コメントが裏付ける確かな上昇度

ロードクロンヌ
本記事で唯一の「厩舎回り特選」対象馬。四位調教師の「迫力が出てきた」というコメントは、単なる社交辞令ではない、具体的な成長を示唆しています。前走2着時の騎手コメント「もう一歩」からの、明確な上積みが期待できます。最終追い切りも「久々も力強く」と、その証言を裏付けており、最高級のA+評価としました。

【A評価】GI制覇へ好調をアピール

ラムジェット
11月5日の栗東E(ポリトラック)で終い1ハロン11.1秒。韓国遠征帰りの懸念を払拭する、非常に鋭い切れ味を見せました。「仕上がり良好」の短評通り、GIを見据える馬として恥ずかしくない状態にあります。

ブライアンセンス
前走シリウスS(5着)後、岩田望来騎手は精神面を憂慮しつつも「ここを使って良くなると思います」と次走での良化を予告していました。その言葉通り、11月5日の最終追い切りでは「前走以上の動き」という最高の短評を獲得。予告と確認が一致した、信頼できるA評価です。

サイモンザナドゥ
前走シリウスS(2着)で重賞にメドを立てました。池添謙一騎手はレース後に「まだ緩さがあるし、良くなる余地はある」とコメントしており、万全でなかったことがわかります。今回は11月5日の最終追い切りで「好気配保つ」との評価。前走の好状態を維持しつつ、さらなる上積みも見込める状況です。

【B+評価】上位を脅かす仕上がり

デルマソトガケ
動きの質、特に10月30日の終い11.0秒という時計はA評価、S評価に値します。しかし、8ヶ月半という長期休養明けである事実を考慮し、リスク分を差し引いてB+評価としました。実戦勘さえ戻れば、圧勝しても不思議ありません。

アウトレンジ
前走は7月の大井・帝王賞(JpnI)で2着。実績は最上位クラスです。11月5日の最終追い切りも「力強い脚捌き」と、GI馬にふさわしい動きを見せており、約4ヶ月の休み明けでも力を出せる状態です。

シゲルショウグン
10月26日のカノープスSを勝利したばかり。前走時、岩田康誠騎手は「差す形でもレースはできる」と新たな一面を評価しました。11月5日の最終追い切りは「好調持続」の短評通り、中1週の強行軍でも疲れは見られません。

ダブルハートボンド
今回のメンバーで唯一、状態の矢印が「↗」(上昇)となっている点が最大の強調材料です。4歳牝馬であり、牡馬より2〜3kg軽い55kgの斤量で出走できます。この上昇度と斤量の利は大きな武器となります。

【B評価】順調、侮れない伏兵陣

レヴォントゥレット
最終追い切りは「先週強い稽古消化」という短評。これは、10月29日に「脚取り確か」と評価されたCWでの併せ馬が実質の最終追い切りだったことを示します。王道の調整パターンを踏んでおり、順調と判断できます。

レイナデアルシーラ
10月18日の前走を勝利。田口貫太騎手は「下りからペースを上げて自分の競馬ができました」とコメントしています。3歳牝馬で53kgという最軽量ハンデを活かすためにも、11月5日の「素軽さ出る」という短評は理想的です。

【C評価】課題残るも…見極め必要

ドゥラエレーデ
芝のGI(ホープフルS)馬。最終追い切りは「一息入るも上々」と悪くありませんが、問題はダート適性です。こればかりは走ってみなければ分からず、評価はCとせざるを得ません。

ノースブリッジ
こちらも芝のGII馬で、約11ヶ月の長期休養明け。10月29日の追い切りでは「反応ひと息」と酷評されましたが、11月5日の最終追い切りでは「力強い脚捌き」と急上昇。この極端な変化は、良くも悪くも未知数です。

サンデーファンデー
11月5日の最終追い切りは栗東坂路で55.6秒、「攻め動かぬタイプ」と平凡です。しかし、前走(8月30日)の角田和和騎手の「調教よりレースに行ってやる気を出してくれます。実戦向き」というコメントを考慮に入れる必要があります。調教で動かないのは平常運転であり、この時計で評価を下げるのは早計です。

エアロロノア
8歳という年齢、2024年11月以来という約1年の休養、そしてキャリア初のダート戦と、乗り越えるべきハードルが多すぎます。最終追い切りが「動き軽快」であっても、積極的に推す材料には乏しいです。

結論はNetkeibaで!追い切り評価サマリーと最終結論への誘導

11月5日の最終追い切りでは、文句なしの時計で「S評価」を獲得したペリエールが他を圧倒する仕上がりを見せました。また、厩舎特選コメントという強力な裏付けのあるロードクロンヌ、騎手の予告通りの良化を示したブライアンセンスの上昇度も目立ちます。ラムジェットやデルマソトガケといったGI級の素質馬たちも、休養明けの不安を払拭する質の高い動きを披露。一方で、ドゥラエレーデのような芝からの挑戦者は、依然として未知数な部分を残しています。

当記事では、11月5日の最終追い切りデータを中心に、全15頭のコンディションを徹底的に分析しました。この詳細な『追い切り評価』に基づいた、レースの最終的な予想の印、および『みやこS 2025』の結論については、以下のリンクからご確認ください。

『みやこS 2025』最終予想はこちら

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