2025年10月19日
2025年の英国チャンピオンステークス(G1)が開催され、カランダガンが見事な末脚で快勝しました。注目の3度目の対決となったオンブズマンは後方から追い込み2着、ドラクロワは3着争いに敗れました。レースはラビット2頭がハイペースを演出し、有力馬が後方で牽制しあう展開となりましたが、直線で力強く抜け出したカランダガンがその実力を証明。この勝利でジャパンカップへの挑戦にも期待がかかります。
この記事の要点
- 優勝: カランダガン(M.バルザローナ騎手)が直線で抜け出し圧勝。
- 2着: オンブズマンが最後方から追い込み実力を示す。
- 3着: アルマカムが粘り込み3着を確保。
- レース展開: ラビット2頭によるハイペースとなり、後方待機勢による末脚勝負となった。
- 今後の展望: 勝利したカランダガンは次走ジャパンカップへの参戦が期待される。
英国チャンピオンステークス2025 全着順
着順 | 馬番 | 馬名 | 性 | 齢 | 重量 | 騎手 | タイム・着差 | 調教師 | ゲート番 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | 1 | アルマカム | 牡 | 4 | 60.5 | K.シューマーク | E.ウォーカー | 1 | |
1 | 2 | カランダガン | セ | 4 | 60.5 | M.バルザローナ | F.グラファール | 7 | |
3 | エコノミクス | 牡 | 4 | 60.5 | T.マーカンド | W.ハガス | 10 | ||
4 | ファーストルック | セ | 4 | 60.5 | J.ドイル | A.ファーブル | 5 | ||
5 | フォックスレガシー | セ | 4 | 60.5 | P.J.マクドナルド | A.ボールディング | 2 | ||
2 | 6 | オンブズマン | 牡 | 4 | 60.5 | W.ビュイック | J&T.ゴスデン | 9 | |
7 | プラハ | 牡 | 5 | 60.5 | B.デラサイエット | D.クーニャ | 3 | ||
8 | アルメリック | 牡 | 3 | 58.5 | O.マーフィー | A.ボールディング | 6 | ||
9 | ドラクロワ | 牡 | 3 | 58.5 | C.スミヨン | A.オブライエン | 4 | ||
10 | デビルズアドボケイト | セ | 3 | 58.5 | R.ハヴリン | J&T.ゴスデン | 11 | ||
11 | マウントキリマンジャロ | 牡 | 3 | 58.5 | W.ローダン | A.オブライエン | 8 |
レース展開と実況概要
レースはスタート直後、A.オブライエン厩舎のラビット役マウントキリマンジャロと、ゴスデン厩舎のデビルズアドボケイトが先頭を争い、後続を離してハイペースを演出しました。
カランダガン、オンブズマン、ドラクロワといった有力馬は後方集団でレースを進め、互いを牽制する形となりました。特にオンブズマンは最後方からの競馬を選択し、ハイペースを読んでの末脚勝負に賭けました。
直線に入ると、先行したラビット2頭が失速。横に広がった馬群の中から、馬場の真ん中を突いたカランダガンが力強く伸び、後続を突き放して見事な勝利を飾りました。後方から追い込んだオンブズマンが2着、先行集団にいたアルマカムが3着に入線。注目されたドラクロワは伸びきれず、3着争いに加わるのが精一杯でした。
サンクルー大賞、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスに続くG1連勝を飾ったカランダガン。ヨーロッパの芝シーズンを締めくくるにふさわしい圧巻のパフォーマンスで、完全本格化をアピールしました。
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