2025年10月21日 / 2025年10月22日
2025年の英チャンピオンステークスを制した強豪カランダガンが、ジャパンカップへの参戦を表明し、競馬ファンの間で大きな話題となっています。近年苦戦が続く外国馬ですが、久々の大物来日に期待と不安が交錯しています。本記事では、カランダガンの実力、日本の高速馬場への適性、そして迎え撃つ日本馬との力関係について、ファンの様々な意見をまとめ、その可能性を探ります。
この記事の要点
- 英チャンピオンステークス覇者カランダガンがジャパンカップ参戦を表明。
- 約20年ぶりの外国馬優勝なるか、久々の大物として注目が集まっています。
- 日本の高速馬場への適性を疑問視する声と、その実力を評価する声で意見が分かれています。
- 今年の日本馬のメンバー構成によってはチャンスがあるとの見方も出ています。
英チャンピオンS覇者カランダガン、ジャパンカップ参戦を表明
2025年10月18日に行われたイギリスのG1レース、チャンピオンステークスを制したカランダガンが、次走としてジャパンカップ(G1・東京・芝2400m)へ向かうことが明らかになりました。このニュースは競馬ファンの間で瞬く間に広がり、大きな議論を巻き起こしています。
出典: 英チャンピオンS覇者カランダガンが日本遠征へ「次はジャパンC!」「東京に向かうことを確認」英メディア – netkeiba.com
カランダガンは勝てるのか?ファンの期待と不安
ジャパンカップにおける外国馬は長年苦戦を強いられており、最後に勝利したのは2005年のアルカセットまで遡ります。約20年ぶりの外国馬による制覇はなるのか、ファンの意見は大きく二つに分かれています。
期待の声:「久々の大物」「日本馬が手薄」
カランダガンに期待する声として、「コントレイルが勝った年並みに日本馬のメンバーが手薄」「これほどの実績馬はピルサドスキー以来」といった意見が見られます。今年の日本の古馬中長距離路線が混戦模様であることから、実績で上回るカランダガンには十分勝機があるという見方です。また、出走奨励金などの条件が整っているにも関わらず近年は有力馬の来日が少なかったため、久々の「本物」の参戦を歓迎するファンも多いようです。
懸念点:日本の特殊な高速馬場への適性
一方で、懐疑的な意見も根強くあります。特に指摘されているのが、日本の硬く速い時計の出やすい「高速馬場」への適性です。「欧州馬が良馬場の府中で走る道理はまったくない」「日本と欧州ではまったくの別競技」といったコメントが示すように、ヨーロッパのタフな馬場とは求められる適性が全く異なると考えられています。これまで多くの欧州の名馬が日本のスピード競馬に対応できずに敗れてきた歴史から、実績通りに評価するのは危険だという声が上がっています。
過去の名馬との比較:デインドリームの例
今回の議論では、2011年に凱旋門賞を制して来日し、6着に敗れたデインドリームの例が頻繁に引き合いに出されています。「JRAが意図的に内側が伸びる馬場を作り、外枠に入ったデインドリームに不利な状況だった」という意見がある一方、「単純に騎手が大外を回しすぎただけで騎乗ミス」という反論もあり、馬場や展開、枠順など様々な要因が勝敗を左右することを示唆しています。
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