2025年10月15日 / 2025年10月20日
2025年の天皇賞(秋)は、絶対的な本命馬が不在で大混戦が予想されています。昨年のダービー馬タスティエーラ、宝塚記念を制したメイショウタバル、斤量利のある3歳勢など有力馬が揃い、競馬ファンの間でも意見が真っ二つに割れている状況です。各馬の評価や展開予想をまとめました。
この記事の要点
- 2025年の天皇賞(秋)は、突出した実力馬がおらず大混戦模様。
- 実績上位の古馬タスティエーラや宝塚記念覇者メイショウタバルが人気候補。
- マスカレードボールやミュージアムマイルなど、斤量に恵まれた3歳勢の台頭にも注目。
- どの馬が1番人気になるかも読めず、オッズが割れる可能性が高い。
2025年 天皇賞(秋)の主な出走予定馬
現時点で名前が挙がっている主な出走予定馬と想定騎手の一覧です。有力馬が多数揃い、どの馬にもチャンスがありそうなメンバー構成となっています。
馬名 | 想定騎手 |
---|---|
アーバンシック | A.プーシャン |
エコロヴァルツ | 三浦皇成 |
クイーンズウォーク | 川田将雅 |
コスモキュランダ | 津村明秀 |
ジャスティンパレス | 団野大成 |
ショウナンラプンタ | 池添謙一 |
シランケド | 横山武史 |
セイウンハーデス | 菅原明良 |
ソールオリエンス | 丹内祐次 |
タスティエーラ | D.レーン (想定) |
ブレイディヴェーグ | 戸崎圭太 |
マスカレードボール | C.ルメール |
ミュージアムマイル | C.デムーロ |
メイショウタバル | 武豊 |
ロードデルレイ | 西村淳也 |
※出走馬・騎手は変更になる可能性があります。
大混戦!競馬ファンの人気候補馬と評価
絶対的な本命馬がいないため、ファンの間でも様々な馬が有力候補として挙げられています。特に注目度の高い馬に対する評価をまとめました。
実績上位の古馬勢:タスティエーラ、ジャスティンパレス
G1馬として実績最上位と目されるのがタスティエーラです。ダービー制覇の実績や、府中2000mへの適性を評価する声が多く、短期免許で来日予定のD.レーン騎手が騎乗すれば人気を集めることは必至です。一方で、香港遠征以来のレースとなるため、状態面を懸念する意見も見られます。
昨年の天皇賞(春)覇者であるジャスティンパレスも有力候補の一頭です。安定して上位争いに加わる実力は誰もが認めるところですが、「勝ち切るには決め手に欠ける」「4着あたりのイメージ」といった声もあり、軸馬にするには信頼性がやや低いと見るファンもいるようです。
宝塚記念覇者・メイショウタバルの評価
不良馬場の宝塚記念を制し、本格化を印象付けたメイショウタバル。武豊騎手とのコンビで再びG1制覇を狙います。同型馬が見当たらないため単騎逃げが濃厚と見られており、展開利を活かせれば残り目も十分にあると期待されています。しかし、府中2000mの長い直線で逃げ切るのは至難の業であり、「良馬場の高速決着では厳しいのでは」という見方が大勢です。
斤量利のある3歳勢:マスカレードボール、ミュージアムマイル
古馬より2kg軽い斤量で出走できる3歳馬も注目の的です。特にC.ルメール騎手が騎乗するマスカレードボールと、C.デムーロ騎手が騎乗するミュージアムマイルは外国人騎手の手腕も相まって人気を集めそうです。しかし、今年の3歳世代全体のレベルに疑問を呈する声や、マスカレードボールの気性面やズブさを不安視する意見もあり、評価は割れています。
レース展開の鍵と過去の混戦レース
多くのファンがレース展開の鍵として注目しているのは、メイショウタバルの逃げです。仮に楽な単騎逃げに持ち込めた場合、後続の仕掛けが遅れると波乱を演出する可能性があります。一方で、有力馬に外国人騎手が多いことから、互いを牽制し合ってスローペースになる可能性も指摘されています。
過去にも、絶対的本命が不在で「大混戦」と言われた天皇賞(秋)は数多くありました。そうした年は伏兵の台頭も多く、高配当が生まれる傾向にあります。今年もどの馬にもチャンスがあるだけに、枠順や当日の馬場状態が勝敗を大きく左右しそうです。
まとめ:本命不在で予想は困難を極める
2025年の天皇賞(秋)は、近年稀に見る大混戦模様となっています。実績のタスティエーラ、勢いのメイショウタバル、未知の魅力がある3歳勢など、どの馬を本命にするか非常に悩ましい一戦です。ファンそれぞれの見解がぶつかり合う、馬券的にも非常に面白いレースとなるでしょう。
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