2025年10月26日
2025年11月2日に東京競馬場で開催される第172回天皇賞(秋)(G1)。今年は絶対的な主役が不在で、古馬のG1馬ジャスティンパレスやタスティエーラ、3歳の実力馬マスカレードボール、そして個性派メイショウタバルなど多士済々なメンバーが揃い、混戦が予想されます。本記事では、特別登録馬の最新情報と各有力馬の展望を徹底分析します。
この記事の要点
- 2025年天皇賞(秋)は11月2日(日)に東京競馬場・芝2000mで開催。
- G1馬ジャスティンパレス、タスティエーラなどの古馬勢と、マスカレードボールら3歳勢が激突。
- 武豊騎手が騎乗予定のメイショウタバルが逃げ、レースのペースを握る可能性が高い。
- 主役不在の混戦模様で、当日の馬場状態や展開が勝敗を大きく左右すると見られる。
2025年 天皇賞(秋)の開催概要
伝統の中距離G1、天皇賞(秋)が今年も東京競馬場を舞台に開催されます。府中競馬場の直線での激しい攻防は、毎年のように名勝負を生み出してきました。今年のレース概要は以下の通りです。
| 開催日 | 2025年11月2日(日) |
|---|---|
| 競馬場 | 東京競馬場 |
| コース | 芝2,000メートル(左回り) |
| 出走資格 | 3歳以上 オープン |
| 負担重量 | 定量(3歳56kg、4歳以上58kg、牝馬2kg減) |
出走予定馬と想定騎手一覧
第1回特別登録には15頭が名を連ねました。G1馬から新進気鋭の3歳馬まで、多彩な顔ぶれが揃っています。
| 馬名 | 性齢 | 負担重量 | 想定騎手 |
|---|---|---|---|
| アーバンシック | 牡4 | 58.0 | A.プーシャン |
| エコロヴァルツ | 牡4 | 58.0 | 三浦皇成 |
| クイーンズウォーク | 牝4 | 56.0 | 川田将雅 |
| コスモキュランダ | 牡4 | 58.0 | 津村明秀 |
| ジャスティンパレス | 牡6 | 58.0 | 団野大成 |
| シランケド | 牝5 | 56.0 | 横山武史 |
| セイウンハーデス | 牡6 | 58.0 | 菅原明良 |
| ソールオリエンス | 牡5 | 58.0 | 丹内祐次 |
| タスティエーラ | 牡5 | 58.0 | D.レーン (予定) |
| ブレイディヴェーグ | 牝5 | 56.0 | 戸崎圭太 |
| ホウオウビスケッツ | 牡5 | 58.0 | 岩田康誠 |
| マスカレードボール | 牡3 | 56.0 | C.ルメール |
| ミュージアムマイル | 牡3 | 56.0 | C.デムーロ |
| メイショウタバル | 牡4 | 58.0 | 武豊 |
| ロードデルレイ | 牡5 | 58.0 | 西村淳也 |
※騎手は変更される可能性があります。最新の情報はJRA公式サイトをご確認ください。
有力馬の展望と分析
絶対的な本命が不在の中、どの馬にもチャンスがありそうな2025年の天皇賞(秋)。注目の有力馬をピックアップして分析します。
ジャスティンパレス
一昨年の天皇賞(春)を制した実力馬。長距離での実績が目立ちますが、2000mの距離でも安定した成績を残しています。今回は団野大成騎手との新コンビで挑みます。経験豊富な古豪として、上位争いに加わる力は十分にあるでしょう。
タスティエーラ
2023年の日本ダービー馬。海外遠征も経験し、さらなる成長が期待されます。鞍上はダミアン・レーン騎手が予定されており、陣営の期待の高さがうかがえます。堀調教師のコメントからは調整に慎重な姿勢も見られますが、ダービーを制した東京コースで本来の力を発揮できれば、勝ち負けは必至です。
メイショウタバル
個性的な逃げでファンを魅了する一頭。武豊騎手とのコンビで、レースのペースを完全に支配する可能性があります。東京コースの長い直線で粘りきれるかが鍵となりますが、馬場が渋るようならさらに評価を上げる必要がありそうです。
3歳勢の挑戦(マスカレードボール、ミュージアムマイル)
今年の3歳世代からは、皐月賞、ダービーで好走したマスカレードボールと、皐月賞馬ミュージアムマイルが参戦。マスカレードボールはC.ルメール騎手、ミュージアムマイルはC.デムーロ騎手と、トップジョッキーを確保しました。斤量56.0kgの利を活かし、古馬の強豪相手にどこまで通用するか注目が集まります。
注目の牝馬(シランケド、クイーンズウォーク)
近年、牝馬の活躍が目立つ天皇賞(秋)。今年は鋭い末脚が武器のシランケドや、川田将雅騎手とコンビを組むクイーンズウォークなどが登録。歴史的名牝たちに続けるか、その走りから目が離せません。
レース展開と馬場状態の予測
レース展開の鍵を握るのは、メイショウタバルと武豊騎手でしょう。ハイペースで逃げる可能性もあれば、ペースを落として後続を引きつける展開も考えられます。他の先行馬がどう動くかによって、レース全体の流れが大きく変わるでしょう。
また、開催週の天気も重要な要素です。週末にかけて雨予報も出ており、馬場状態が悪化すれば、道悪を得意とするソールオリエンスやメイショウタバルなどの評価が上がる可能性があります。最終的な馬場状態を見極めることが、予想の精度を高める上で不可欠です。
よくある質問
2025年の天皇賞(秋)はいつ、どこで開催されますか?
2025年11月2日(日)に、東京競馬場の芝2000mコースで開催されます。どの馬が人気になりそうですか?
絶対的な本命は不在ですが、ダービー馬のタスティエーラ、C.ルメール騎手が騎乗する3歳馬マスカレードボール、C.デムーロ騎手が騎乗するミュージアムマイルなどが上位人気を形成すると予想されます。ただし、オッズは直前まで変動する可能性があります。3歳馬は古馬相手に通用しますか?
過去にはエフフォーリアやイクイノックスなど、3歳で天皇賞(秋)を制した馬もいます。今年の3歳勢も実力は高く、斤量的な利もあるため、十分に通用する可能性を秘めています。


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