序論
2025年9月6日から7日にかけての週末は、世界のサラブレッド競馬カレンダーにおける極めて重要な転換点として記録されることになった。フランスのパリロンシャン、アメリカのデルマー、ドイツのバーデンバーデン、そしてイギリスのケンプトンで開催された一連のハイステークスな前哨戦とG1レースは、単に勝者を決定しただけでなく、今シーズンの最も権威ある二大選手権、すなわち凱旋門賞とブリーダーズカップの物語を根本的に再構築した。この週末は、ある凱旋門賞有力候補の劇的な失速と、それに代わる新たな女王の戴冠、伝説的なフランス人調教師による戦術的なマスタークラス、ヨーロッパ競馬界に警鐘を鳴らす日本からの強力な遠征馬の襲来、そしてカリフォルニアでの数百万ドルホースのスター誕生の確認といった、競馬の筋書きを決定づける出来事に満ちていた。これらの出来事は個別のレース結果としてだけでなく、相互に関連し合い、来るべき頂上決戦の力学を大きく変えるものとなった。本レポートでは、これらの重要なレースを国際的な視点から詳細に分析し、その結果が世界の競馬界に与える影響と今後の展望を深く考察する。
第1部:凱旋門賞トライアルデー – パリロンシャンでのドラマと運命
伝統的に凱旋門賞への最も重要なヨーロッパの前哨戦として位置づけられるパリロンシャン競馬場のトライアルデーは、期待を裏切らないドラマと、来るべき本番に向けた勢力図の劇的な変化をもたらした。牝馬の頂上決戦であるヴェルメイユ賞、3歳牡馬の試金石となるニエル賞、そして古馬と国際的な挑戦者が集うフォワ賞は、それぞれが凱旋門賞の新たな主役を浮かび上がらせ、既存の評価を覆す結果となった。
1.1 女王の戴冠:アヴァンチュールの完璧なヴェルメイユ賞制覇
G1ヴェルメイユ賞は、トップクラスの牝馬にとって重要な試金石と目されていたが、結果的にアヴァンチュール(Aventure)のための独演会となった 。昨年、このレースと凱旋門賞の両方でブルーストッキング(Bluestocking)の2着に敗れたこの馬は、その「花嫁介添人」という不名誉なレッテルを見事に剥がし去った 。
レースは、マキシム・ギュイヨン(Maxime Guyon)騎手が騎乗したアヴァンチュールが、絶大な自信を持って後方に控える展開で進んだ。直線に入ると、冷静に先行集団を射程に入れ、アイルランドからの遠征馬で1.8倍の圧倒的1番人気に支持されたワール(Whirl)などを捉えると、鞭を使うことなく、馬なりのまま「驚くほどの楽々さ」で突き抜けた 。彼女の勝利は、単なる勝利以上の意味を持っていた。記録された勝ちタイム2分29秒34は、同日の他のグループ競走と比較しても遜色ないものであり、特に上がり2ハロン目(最後から2番目の200m)で記録した10秒59というラップタイムは、この日のどのグループ競走の勝ち馬よりも速いものであった 。このデータは、彼女が牡馬の一線級と比較しても遜色のない、むしろそれを上回るほどの爆発的な加速力を持っていることを示唆している。
この勝利は、アヴァンチュールにとって待望のG1初制覇であり、陣営が彼女にふさわしいと考えていたタイトルであった 。クリストフ・フェルラン(Christophe Ferland)調教師は、「彼女でG1を勝つことが私の使命だった。それが達成できた」と安堵の表情を見せ、次走の目標が凱旋門賞であることを明確にした 。
一方で、レースの注目馬たちの明暗ははっきりと分かれた。6月15日の仏オークス(Prix de Diane)以来の休み明けだったゲゾラ(Gezora)は、見事な走りで2着を確保し、その実力を改めて証明した 。フランシス・グラファール(Francis Graffard)調教師は、彼女が2400メートルの距離をこなせることを確認し、次走として凱旋門賞かオペラ賞の選択肢がある中で、個人的には凱旋門賞への挑戦を望んでいると語った 。対照的に、断然人気だったワールは6頭立ての最下位に沈み、大きな失望を呼んだ 。この結果は、シーズン前半のプリティポリーステークスのレースレベルに疑問を投げかけるものとなった 。
アヴァンチュールの勝利は、単にレースを制したという事実以上に、戦術的な優位性と圧倒的な能力を示したものであり、彼女を凱旋門賞の正当な本命馬として位置づける決定的なパフォーマンスであった。牡馬の強豪たちが集う他の前哨戦の勝ち馬よりも鋭い瞬発力を見せたことは、彼女が単に「重馬場を得意とする牝馬」というだけでなく、純粋な才能と加速力に基づいた本物の優勝候補であることを物語っている。
1.2 悪夢から栄光へ:クオリフィカーの劇的なニエル賞制覇
3歳牡馬のための伝統的な前哨戦であるG2ニエル賞は、この日の最も劇的なフィニッシュシーンを提供した 。ゴドルフィンのクオリフィカー(Cualificar)は、仏ダービー(Prix du Jockey Club)で2着の実績を持つが、直線で完全に内に閉じ込められ、不運な敗戦を喫するかに見えた 。
しかし、ウィリアム・ビュイック(William Buick)騎手は冷静さを失わなかった。彼は最終的にクオリフィカーを大外に持ち出すと、馬は「破壊的な末脚」を繰り出し、粘り強く先頭を走っていたベイシティローラー(Bay City Roller)をゴール寸前で捉え、短首差で勝利を収めた 。
この勝利により、クオリフィカーは2400メートルの距離に対するスタミナを証明し、ブックメーカーは彼の凱旋門賞のオッズを66倍から14倍へと大幅に引き下げた 。このレースで自身の持つ最多勝利記録を13に更新したアンドレ・ファーブル(André Fabre)調教師は、この勝利は想定内であったと語った 。彼は「これは凱旋門賞への準備レースに過ぎない。距離が延び、馬場が柔らかくなったことで、期待通りの結果が出た」と述べ、この勝利が凱旋門賞本番に向けた完璧なステップであることを示唆した 。
この勝利は、凱旋門賞馬を準備するための「ファーブル流」の真骨頂を示すものであった。調教師のレース後のコメントは、前哨戦を最終目標ではなく、あくまで本番への手段として利用するという、数十年にわたって磨き上げられた彼の戦略を浮き彫りにしている。ファーブル調教師は過去にも同様のローテーションで凱旋門賞を制した馬がいたことに言及しており、この文脈はクオリフィカーの勝利を再評価させる 。これは単なる勝利ではなく、実績のあるトレーニングプランの成功裏の実行であった。他の馬が前哨戦でピークを迎えた可能性があるのに対し、クオリフィカーは10月5日に最高のパフォーマンスを発揮できるよう、意図的に余力を残して仕上げられていることが示唆される。この歴史的背景と調教師の洞察は、彼が勝利のマージンが示す以上に危険な凱旋門賞候補であることを物語っている。
1.3 パリに昇る太陽:ビザンチンドリームがフォワ賞を制圧
古馬が出走するG2フォワ賞では、日本のビザンチンドリーム(Byzantine Dream)がヨーロッパの確立されたG1級の馬たちを打ち破り、国際的な競馬界に大きな衝撃を与えた 。
オイシン・マーフィー(Oisin Murphy)騎手に導かれたビザンチンドリームは、後方でじっくりとレースを進め、直線で力強い追い込みを見せた。彼は本命馬ソシー(Sosie)を最後の1ハロンで捉え、鞭を一度も使うことなく半馬身差で快勝した 。レースはよどみないペースで進み、勝ち馬の上がり3ハロンのタイムは33秒09と非常に優秀であった 。
この勝利により、坂口智康(Tomoyasu Sakaguchi)厩舎のビザンチンドリームは、過去にオルフェーヴル(Orfevre)やエルコンドルパサー(El Condor Pasa)といった日本の名馬たちがフォワ賞を制して凱旋門賞で好走した歴史にその名を連ねた 。陣営は凱旋門賞が目標であることを明言したが、同時に高速馬場を好む同馬にとって、当日の馬場状態が重要な鍵となるだろうと述べた 。
昨年の凱旋門賞で人気を裏切ったソシーは、7月以来の休み明けながら2着と見事な復帰を果たした。陣営はこの結果に満足しており、4週間後の本番に向けた理想的な前哨戦になったと評価している 。また、3着に入ったイギリスのエド・ウォーカー(Ed Walker)厩舎のアルマカム(Almaqam)も距離適性を示し、陣営は凱旋門賞への挑戦を真剣に検討している 。
ビザンチンドリームの勝利は、単なる番狂わせ以上の意味を持つ。これは、日本の競馬界による凱旋門賞制覇に向けた、計算され尽くした成功例であり、非常にプロフェッショナルで危険な挑戦であることを示している。過去の日本の挑戦者たちがフォワ賞を重要なステップとしてきた歴史的背景に加え 、調教師が「今日はあくまで前哨戦で、まだ余力があった」とコメントしていることは 、この馬が本番でさらにパフォーマンスを上げる可能性を示唆している。サウジアラビアでの勝利経験もあるマーフィー騎手を起用したことからも 、日本の陣営がいかに周到な準備をしてきたかがうかがえる。この勝利は、資金力、戦略、そして才能が結集した、極めて真剣に受け止めるべき挑戦の狼煙であった。
第2部:世界のG1スポットライト
パリロンシャンでのドラマと並行して、アメリカとドイツでも将来を占う重要なG1レースが開催された。デルマーでは次世代のスター候補がその才能を証明し、バーデンバーデンでは実績馬が復活を遂げ、世界の舞台への新たな挑戦権を主張した。
2.1 バファート軍団:ブラントがデルマーフューチュリティを圧勝
アメリカ西海岸の2歳馬にとって最も重要なレースであるG1デルマーフューチュリティは、名伯楽ボブ・バファート(Bob Baffert)調教師の独壇場となった 。
記録的な300万ドルで落札されたブラント(Brant)は、その評価に違わぬ「完璧なプロフェッショナル」な走りを見せた 。フラビアン・プラ(Flavien Prat)騎手を背に、1.1倍の圧倒的な支持に応え、スタートから先頭に立つとレースを完全に支配。直線で同じ厩舎のデザートゲート(Desert Gate)の追撃を受けたものの、これを1馬身差で退けた 。この勝利で、バファート調教師はこのレースの勝利数を前人未到の19に伸ばした 。
レースは、ブラントがその莫大な価格と期待に完全に応えた一方で、同厩舎の有力馬デザートゲートにとっては不運なものとなった。スタートで大きくつまずき、本来の先行策が取れなかったにもかかわらず2着まで追い上げた走りは、彼の能力の高さを証明するものだった 。バファート調教師は出走6頭中4頭を送り込み、1-2着を独占。このレースにおける彼の支配力を改めて世界に示した 。
デルマーフューチュリティの結果は、現代のトップレベルの2歳馬競馬における強力なビジネスモデルを象徴している。バファート調教師の圧倒的な支配力 、そして記録的な価格で取引された馬がその期待に応えるというストーリー は、エリート級のセリ市で購買された馬が、名伯楽によってG1ホースへと育て上げられ、将来の種牡馬候補としての価値を高めていくというサイクルを明確に示している。このレースは、ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルへと続く道における重要なステップであると同時に 、巨額の投資がスポーツの成功を通じて回収される、ハイステークスな経済モデルにおける重要な検証の場となっている。
2.2 ゴリアットがバーデン大賞で復活
昨シーズンのキングジョージVI世&クイーンエリザベスステークスの覇者であるゴリアット(Goliath)が、ドイツの最高峰レースであるG1バーデン大賞で、それまでの不振を払拭する圧巻の勝利を収めた 。
フランシス・アンリ・グラファール(Francis-Henri Graffard)調教師が管理する5歳馬は、レースの主導権を握ると、昨年の同レース勝ち馬であるドバイオナー(Dubai Honour)を含む実力馬たちを寄せ付けず、逃げ切り勝ちを収めた 。
この勝利は、共同オーナーであるリゾリュート・レーシングのジョン・スチュワート(John Stewart)氏にとって特別なものとなった。彼はレース前日にケンタッキーで結婚式を挙げており、この勝利を「最高の結婚祝いだ」と喜んだ 。そして、彼は今後の目標として、凱旋門賞ではなくブリーダーズカップまたはジャパンカップを明確に挙げ、シーズンの残りの期間における主要な国際的ターゲットを示唆した 。
ゴリアットの勝利は、彼が世界のトップ中距離路線における主要なプレーヤーであることを再確認させると同時に、ヨーロッパのトップホースが凱旋門賞への再挑戦よりも、賞金が高額な北米やアジアのシーズン終盤のレースをターゲットにするという近年の傾向を浮き彫りにした。キングジョージの勝ち馬である実績 を持つ彼が、ドイツでそのトップフォームを取り戻したこと 、そして陣営が凱旋門賞に言及せず、即座にブリーダーズカップ・ターフやジャパンカップを視野に入れたことは 、世界の競馬界における戦略の多様化を象徴している。もはや凱旋門賞だけが唯一無二の目標ではなく、ゴリアットのキャンペーンは、このグローバルな潮流の最たる例と言えるだろう。
第3部:凱旋門賞市場の混乱 – セプテンバーステークスでの波乱
イギリスのケンプトンパーク競馬場で行われたG3セプテンバーステークスは、この週末最大の驚きをもたらし、凱旋門賞の賭け市場に最も直接的な影響を与えた一戦となった 。
3.1 ジアヴェロットが本命馬を撃破
アンドリュー・ボールディング(Andrew Balding)厩舎のカルパナ(Kalpana)は、レース前の凱旋門賞で1番人気に支持されており、このレースでは1.5倍という圧倒的なオッズがつけられていた 。しかし、マルコ・ボッティ(Marco Botti)厩舎のジアヴェロット(Giavellotto)がこの大本命を打ち破るという波乱を巻き起こした。
レースは、ジアヴェロットに騎乗したオイシン・マーフィー騎手の巧みな戦術が光った。当初の作戦を変更し、カルパナをマークするのではなく、ペースメーカーの直後につける積極策を選択 。直線では、力強い末脚を発揮し、カルパナの追撃を1馬身半差で振り切った 。
この結果は、凱旋門賞の勢力図に大きな変動をもたらした。カルパナの凱旋門賞での評価は急落し、オッズは6倍の1番人気から12倍へと大きく後退、出走自体も不透明な状況となった 。一方、勝利したジアヴェロットの凱旋門賞オッズは33倍に短縮されたものの、ボッティ調教師は馬場状態への懸念から凱旋門賞への出走には消極的な姿勢を示した。陣営の主な目標は、12月に行われる香港ヴァーズの連覇であるとされている 。
カルパナの敗北は、「自信をつけるため」の前哨戦に伴うリスクと、異なる馬場やレース展開がもたらす特有の課題を浮き彫りにしたケーススタディと言える。陣営は、凱旋門賞の前に「楽な」勝利を求めて、意図的にG3という格下のレースを選択した 。しかし、レースが行われたのは芝ではなく、オールウェザーという特殊な馬場であった 。さらに、レースのペースが遅かったことで、マーフィー騎手はジアヴェロットで戦術を変更し、より有利な位置でレースを進めることができた 。これらの要因が複合的に作用し、本命馬の凱旋門賞キャンペーンを頓挫させる衝撃的な結果につながった。この一戦は、エリートレベルの競走において「安全な」前哨戦など存在しないことを証明した。
第4部:総括と今後の展望
この週末に世界各地で行われた主要レースは、それぞれが独立した出来事でありながら、相互に影響を及ぼし合い、シーズンのクライマックスに向けた展望を大きく塗り替えた。特に凱旋門賞とブリーダーズカップという二大目標に対する力関係は、新たな局面を迎えている。
4.1 2025年凱旋門賞の流動的な勢力図
パリロンシャンとケンプトンでの結果は、凱旋門賞の様相を一変させた。週末前の本命馬が敗れ、新たなスターが誕生したことで、10月5日の本番は予測不可能な混戦模様を呈してきた。
現在の主要候補たちの評価は以下の通りである。
- アヴァンチュール: 新たな本命馬。コースと距離での実績は申し分なく、その破壊的な瞬発力は牡馬をも凌駕する可能性を秘めている。
- クオリフィカー: 伝説的な調教師が手掛ける、成長著しい3歳馬。完璧なタイミングでピークを迎えつつある可能性がある。
- ビザンチンドリーム: 悲願の凱旋門賞制覇を目指す日本からの強力な刺客。ただし、そのパフォーマンスは馬場状態に左右されるという懸念材料も抱えている。
- ソシー: 昨年の雪辱を期す、安定感のある古馬。前哨戦での走りからは、本番に向けて万全の態勢を整えつつあることがうかがえる。
この週末のレース結果が凱旋門賞の賭け市場に与えた影響は、以下の表に集約されている。
馬名 | 週末前のオッズ | 週末後のオッズ | 週末の主要な結果 |
Aventure | 10-1 | 4-1 | ヴェルメイユ賞 (G1) 優勝 |
Minnie Hauk | 5-1 | 4-1 | 出走なし |
Croix Du Nord | 11-1 | 11-1 | 出走なし |
Byzantine Dream | 25-1 | 12-1 | フォワ賞 (G2) 優勝 |
Kalpana | 6-1 | 12-1 | セプテンバーステークス (G3) 2着 |
Sosie | 16-1 | 12-1 | フォワ賞 (G2) 2着 |
Cualificar | 66-1 | 14-1 | ニエル賞 (G2) 優勝 |
Gezora | N/A | 20-1 | ヴェルメイユ賞 (G1) 2着 |
Giavellotto | 66-1 | 33-1 | セプテンバーステークス (G3) 優勝 |
Almaqam | N/A | 40-1 | フォワ賞 (G2) 3着 |
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オッズはPaddy Power社のものを参照
4.2 ブリーダーズカップへの道
北米では、ブリーダーズカップ・ワールドチャンピオンシップスへの道筋がより明確になった。
- ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル: デルマーフューチュリティを制したブラントは、西海岸地区の最有力候補としての地位を確立し、本番でも人気を集めることは確実である。また、スタートで大きな不利がありながら2着に健闘したデザートゲートも、依然として主要な contenders の一頭と見なされるべきだろう。
- ブリーダーズカップ・ターフ: バーデン大賞を制したゴリアット陣営が、次走の選択肢としてブリーダーズカップ・ターフを明言したことで、ヨーロッパの最強馬と北米の芝のスターホースとの対決が現実味を帯びてきた。
総じて、この週末は世界中の競馬ファンに新たな興奮と議論を提供した。凱旋門賞の勢力図は混沌とし、ブリーダーズカップへの期待は高まった。これから数週間、各陣営の動向が、シーズンのクライマックスをさらに魅力的なものにしていくことだろう。
付録:主要レース結果と血統
ヴェルメイユ賞 (G1)
着順 | 馬名 | 騎手 | 調教師 | 馬主 | 着差 | タイム |
1 | Aventure | M. Guyon | C. Ferland | Wertheimer & Frere | – | 2:29.34 |
2 | Gezora | M. Barzalona | F. Graffard | White Birch Farm | 1.5馬身 | |
3 | Bedtime Story | W. Lordan | A. P. O’Brien | D Smith/Mme J Magnier/M T | 1.75馬身 | |
4 | Survie | S. Pasquier | N. Clement | Ecurie Waldeck | ハナ | |
5 | Ginalyah | C. Demuro | J. Andreu | H. Boudouaia | 1.25馬身 | |
6 | Whirl | C. Soumillon | A. P. O’Brien | D Smith/Mme J Magnier/M T | 1.75馬身 |
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- Aventure – 父: Sea The Stars, 母: Balladeuse, 母の父: Singspiel
- Gezora – 父: Almanzor, 母: Germance, 母の父: Silver Hawk
- Bedtime Story – 父: Frankel, 母: Mecca’s Angel, 母の父: Dark Angel
デルマーフューチュリティ (G1)
着順 | 馬名 | 騎手 | 調教師 | 馬主 | 着差 | タイム |
1 | Brant | F. Prat | B. Baffert | Zedan Racing Stables, Inc. | – | 1:21.92 |
2 | Desert Gate | J. Hernandez | B. Baffert | Pegram, Watson & Weitman | 1馬身 | |
3 | Civil Liberty | A. Fresu | D. F. O’Neill | Great Friends Stables & Davis | 3.25馬身 | |
4 | Litmus Test | T. Gaffalione | B. Baffert | SF Racing, Starlight Racing et al. | ハナ | |
5 | Balboa | K. Kimura | B. Baffert | SF Racing, Starlight Racing et al. | 5.25馬身 | |
6 | Brigante | H. Berrios | D. F. O’Neill | Calumet Farm | 0.75馬身 |
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- Brant – 父: Gun Runner, 母: Tynan, 母の父: Liam’s Map
- Desert Gate – 父: Omaha Beach, 母: Theogony, 母の父: Curlin
- Civil Liberty – 父: Independence Hall, 母: Love and Respect, 母の父: Tiznow
バーデン大賞 (G1)
着順 | 馬名 | 騎手 | 調教師 | 馬主 | 着差 | タイム |
1 | Goliath | C. Lecoeuvre | F-H. Graffard | Resolute Bloodstock & Baron von Ullmann | – | 2:29.02 |
2 | Dubai Honour | T. Marquand | W. J. Haggas | Mohamed Obaida | 1.25馬身 | |
3 | Straight | T. Hammer-Hansen | H. Grewe | Gestut Karlshof | 1.75馬身 | |
4 | Alleno | R. Piechulek | M. Weiss | Gestut Ittlingen | 1.25馬身 | |
5 | Path of Soldier | A. Starke | P. Schiergen | Gestut Park Wiedingen | 2.5馬身 | |
6 | Cold Heart | A. de Vries | P. Schiergen | Stall Hornoldendorf | 大差 |
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- Goliath – 父: Adlerflug, 母: Gouache, 母の父: Shamardal
- Dubai Honour – 父: Pride Of Dubai, 母: Mondelice, 母の父: Montjeu
- Straight – 父: Zarak, 母: Seductive, 母の父: Henrythenavigator
ニエル賞 (G2)
着順 | 馬名 | 騎手 | 調教師 | 馬主 | 着差 | タイム |
1 | Cualificar | W. Buick | A. Fabre | Godolphin | – | 2:30.56 |
2 | Bay City Roller | C. Shepherd | G. Scott | Victorious Racing | 短首 | |
3 | Parachutiste | O. Murphy | F. Graffard | Al Shaqab Racing | 1.5馬身 | |
4 | Tennessee Stud | D. McMonagle | J. P. O’Brien | Sun Bloodstock | 短首 | |
5 | Nitoi | M. Guyon | A. Fabre | Godolphin | クビ | |
6 | Leffard | C. Demuro | J-C. Rouget | Ecurie Antonio Caro | 0.5馬身 | |
7 | Swagman | C. Soumillon | A. P. O’Brien | Magnier/Tabor/Smith et al. | 1.25馬身 | |
8 | Aftermath | W. Lordan | A. P. O’Brien | Westerberg/Smith/Magnier et al. | 5馬身 |
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- Cualificar – 父: Lope De Vega, 母: Qualify, 母の父: Fastnet Rock
- Bay City Roller – 父: New Bay, 母: Not Just Any Run, 母の父: Lawman
- Parachutiste – 父: Sea The Stars, 母: Legatissimo, 母の父: Danehill Dancer
フォワ賞 (G2)
着順 | 馬名 | 騎手 | 調教師 | 馬主 | 着差 | タイム |
1 | Byzantine Dream | O. Murphy | T. Sakaguchi | Kazumi Yoshida | – | 2:28.32 |
2 | Sosie | M. Guyon | A. Fabre | Wertheimer & Frere | 0.5馬身 | |
3 | Almaqam | W. Buick | E. Walker | Sheikh Ahmed Al Maktoum | 2馬身 | |
4 | Los Angeles | C. Soumillon | A. P. O’Brien | Westerberg/Smith/Magnier et al. | アタマ | |
5 | Iresine | M. Velon | J-P. Gauvin | Ecurie Tygaly | 3馬身 | |
6 | Arrow Eagle | C. Demuro | J-C. Rouget | Gousserie Racing | 1馬身 | |
7 | Map of Stars | J. Doyle | F. Graffard | Al Shaqab Racing | 2.5馬身 | |
8 | Cheeky Boy | M. Grandin | J. Demele | J. Demele | 7馬身 | |
9 | Mont St Michel | W. Lordan | A. P. O’Brien | D Smith/Mme J Magnier/M T | 0.75馬身 |
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- Byzantine Dream – 父: Epiphaneia, 母: Japoni Chara, 母の父: Jungle Pocket
- Sosie – 父: Sea The Stars, 母: Sosia, 母の父: Shamardal
- Almaqam – 父: Lope de Vega, 母: Talmada, 母の父: Cape Cross
セプテンバーステークス (G3)
着順 | 馬名 | 騎手 | 調教師 | 馬主 | 着差 | タイム |
1 | Giavellotto | O. Murphy | M. Botti | Scuderia La Tesa & V. Shah | – | 2:31.13 |
2 | Kalpana | C. Keane | A. Balding | Juddmonte | 1.5馬身 | |
3 | Meydaan | J. Mitchell | S & E Crisford | Sheikh Ahmed Al Maktoum | 0.75馬身 | |
4 | Candleford | R. Ryan | W. J. Haggas | Barnane Stud | 大差 | |
5 | Tasmania | L. Morris | Sir M. Prescott | Miss K. Rausing | 12馬身 | |
6 | Satavia | R. Havlin | R. Beckett | Juddmonte | 大差 |
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- Giavellotto – 父: Mastercraftsman, 母: Gerika, 母の父: Galileo
- Kalpana – 父: Study Of Man, 母: Zero Gravity, 母の父: Dansili
- Meydaan – 父: Frankel, 母: Nezwaah, 母の父: Dubawi
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