- 2025年9月20日 金沢競馬展望
- 序文:金沢競馬の潮流を読む – JRAからの転入馬が握る鍵
 - 金沢第1レース C217 ダート1500m
 - 金沢第2レース C216 ダート1500m
 - 金沢第3レース メラ・アカル3Dお披露目ライブ記念 C215 ダート1400m
 - 金沢第4レース C214 ダート1400m
 - 金沢第5レース C213 ダート1500m
 - 金沢第6レース 多留見満則杯 C212 ダート1500m
 - 金沢第7レース C211 ダート1400m
 - 金沢第8レース 祝☆竹原家&神戸家結婚記念 C210 ダート1400m
 - 金沢第9レース ポイントでネット投票!楽天競馬特別 A2二 ダート1400m
 - 金沢第10レース 能登波の花賞 B1級 ダート1700m
 - 金沢第11レース B1三 ダート1500m
 - 金沢第12レース B1二 ダート1400m
 
 - 2025年9月20日 帯広ばんえい競馬展望
- 序文:ばんえい競馬の鉄則 – 力とスタミナ、そして障害巧者を見抜け
 - 帯広ば第1レース 3歳以上 C2-9 ダート200m
 - 帯広ば第2レース 2歳 D-3 ダート200m
 - 帯広ば第3レース 2歳 C-8 ダート200m
 - 帯広ば第4レース 2歳 C-4 ダート200m
 - 帯広ば第5レース 3歳以上 C2-2 ダート200m
 - 帯広ば第6レース 3歳以上 C1-6 ダート200m
 - 帯広ば第7レース 2歳 B-4 ダート200m
 - 帯広ば第8レース 2歳 A-2 ダート200m
 - 帯広ば第9レース 3歳以上 B4-5 ダート200m
 - 帯広ば第10レース 3歳以上 B3-5 ダート200m
 - 帯広ば第11レース 秋陽特別 B2-2 ダート200m
 - 帯広ば第12レース 3歳以上 A2-2混合 ダート200m
 
 
2025年9月20日 金沢競馬展望
序文:金沢競馬の潮流を読む – JRAからの転入馬が握る鍵
2025年9月20日の金沢競馬は、中央競馬(JRA)からの転入馬の動向が、馬券戦略の根幹を成す一日となる。JRAの厳しい競争環境で頭打ちとなった馬が、地方競馬に活路を求めるケースは少なくない。これらの馬は、クラス編成上、地方の同級馬に対して実績や潜在能力で優位に立つことが多く、「クラスの利」を背景に人気を集める。
しかし、この優位性は絶対的なものではない。JRAの広大なコースとは対照的に、金沢競馬場は小回りで直線が短いという特性を持つ。そのため、中央での実績がそのまま金沢の舞台で通用するとは限らない。本日の分析では、単なる実績比較に留まらず、各馬が金沢のコースに適応できるか、JRAでの敗因が地方で克服可能なものかという「転入テスト」の観点から、一頭一頭を厳密に評価していく。この視点こそが、高配当への扉を開く鍵となるであろう。
金沢第1レース C217 ダート1500m
レースのポイント
本日最初のレースは、3歳馬限定のC2クラス、距離1500mで行われる 。この一戦は、まさに本日のテーマである「転入テスト」を象徴する構成となった。JRA未勝利戦から転入してきたブランクシートが単勝1.7倍の圧倒的な支持を集める一方で 、同じく中央からの転入組であるマリアディオーサ、ソラムパレードなどが脇を固める。これらの転入馬が、金沢の砂に即座に対応できるかが最大の焦点となる。小回りコースへの適性と、レース序盤での的確な位置取りが勝敗を分けるだろう。
注目馬コラム:3番 ブランクシート
基本情報
- 性齢: 牡3
 - 父: ディスクリートキャット
 - 騎手: 吉田晃浩
 - 厩舎: 佐藤茂
 
分析
JRAからの刺客、その真価を問う
ブランクシートは、金沢競馬でそのキャリアを再始動させるJRAからの転入馬である。彼の能力を評価する上で、過去2戦の中央での内容は極めて重要な示唆を与えている。特に注目すべきは、2025年8月3日に新潟競馬場のダート1800mで行われた3歳未勝利戦である 。このレースで、15頭立ての中、8番人気という評価ながら7着に入線した。着順だけを見れば平凡に映るかもしれないが、地方のC2クラスと比較すれば、JRAの未勝利戦は出走馬のレベル、レースのペース共に格段に厳しい。その中で掲示板まであと一歩に迫った事実は、同馬がこのクラスでは一枚も二枚も上の能力を秘めていることを物語っている。
戦術面においても、同馬のレース運びは金沢の舞台で有利に働く可能性が高い。過去2戦では、いずれも後方からレースを進めているが 、これは多頭数でハイペースになりがちなJRAのレース展開を考慮したものであろう。金沢の少頭数立てでは、より前方のポジションを確保しやすくなる。鞍上には金沢を知り尽くした吉田晃浩騎手を配しており、馬の能力を最大限に引き出す騎乗が期待される。単勝1.7倍というオッズは、市場が同馬の能力を正当に評価している証左であり、転入初戦から勝ち負けは必至と見るべきだ 。
| 日付 | 開催 | レース名 | 着順 | 騎手 | 斤量 | 距離・馬場 | タイム | 着差 | |
| 2025/08/03 | 2新潟4 | 3歳未勝利 | 7着/15頭 | 吉田豊 | 57.0 | ダ1800 良 | 1:56.1 | 2.1 | |
| 2025/06/14 | 3東京3 | 3歳未勝利 | 13着/16頭 | 横山琉人 | 56.0 | ダ1600 良 | 1:39.4 | 1.6 | |
| 出典: | 
金沢第2レース C216 ダート1500m
レースのポイント
このレースも中央からの転入馬が多数を占める混戦模様。各馬がJRAで経験してきたレースの距離や馬場は様々であり、どの馬が金沢の1500mという条件に最も適性を示すかを見極める必要がある。特に芝のレースを主戦場としてきた馬にとっては、ダートへの適性が未知数であり、血統背景や過去の走りからその可能性を探ることが重要となる。
注目馬コラム:7番 ロッピス
基本情報
- 性齢: 牝3
 - 父: グレーターロンドン
 - 騎手: 魚住謙心
 - 厩舎: 金田一昌
 
分析
ダート替わりで覚醒の可能性を秘める
ロッピスは、これまで中央競馬の芝レースを5戦経験し、金沢で初のダート戦に挑む 。芝での成績は振るわなかったが、その敗戦の中にこそ、今回のレースで注目すべき要素が隠されている。特に2025年8月9日の新潟・芝1000m直線レースでは、上がり3Fで
32.8秒という驚異的な末脚を記録している 。これは、同馬が瞬発力に優れた資質を持っていることを示しており、このスピードがダートコースで活かされれば、一変する可能性を十分に秘めている。
父グレーターロンドンは芝のマイル路線で活躍したが、その血統背景にはダートでの活躍馬も多く輩出している種牡馬が含まれており、ダートへの適性がないと断じるのは早計である。金沢の短い直線では、JRAで示したような爆発的な末脚が大きな武器となる。鞍上の魚住謙心騎手とのコンビで、新天地での覚醒が期待される一頭だ。
| 日付 | 開催 | レース名 | 着順 | 騎手 | 斤量 | 距離・馬場 | タイム | 着差 | |
| 2025/08/09 | 2新潟5 | 3歳未勝利 | 14着/18頭 | 杉原誠人 | 55.0 | 芝1000 良 | 0:56.3 | 1.6 | |
| 2025/02/09 | 1小倉6 | かささぎ賞(1勝) | 16着/16頭 | 黛弘人 | 55.0 | 芝1200 稍 | 1:13.3 | 3.3 | |
| 2025/02/02 | 1小倉4 | 3歳未勝利 | 13着/16頭 | 黛弘人 | 55.0 | 芝1200 重 | 1:12.0 | 2.0 | |
| 出典: | 
金沢第3レース メラ・アカル3Dお披露目ライブ記念 C215 ダート1400m
レースのポイント
レース名が示す通り、企画色の強い一戦だが、メンバー構成は実力伯仲の好カード 。ここでもJRAからの転入馬ブルーラジカルが中心となるが、前走で金沢のダートを経験した強みがある。対する地元馬も力をつけており、転入馬と地元勢の力関係が問われるレースとなる。1400mという距離も絶妙で、スピードとスタミナのバランスが求められる。
注目馬コラム:4番 ブルーラジカル
基本情報
- 性齢: 牡3
 - 父: ロージズインメイ
 - 騎手: 中島龍也
 - 厩舎: 金田一昌
 
分析
金沢2戦目の上積みに期待
ブルーラジカルは、JRAで4戦未勝利の後、金沢へ転入。その初戦となった前走(9月8日)は、不良馬場のダート1400mで8着という結果に終わった 。しかし、この一戦は悲観する内容ではない。JRAでは芝の中距離を使われてきた同馬にとって、地方の深いダート、そして1400mという短い距離は初体験であり、戸惑いがあったことは想像に難くない。
重要なのは、一度実戦を経験したことによる上積みだ。レース内容を詳細に見ると、道中は中団で流れに乗り、最後まで大きくバテてはいない。叩き2戦目となる今回は、馬場やペースにも慣れが見込める。鞍上にはリーディング上位の中島龍也騎手を迎え、勝負気配の高さがうかがえる。前走の人気(3番人気)は、素質を評価されてのものであり、一度使われたことで本来の走りを取り戻せば、巻き返しは必至だ。
| 日付 | 開催 | レース名 | 着順 | 騎手 | 斤量 | 距離・馬場 | タイム | 着差 | |
| 2025/09/08 | 金沢 | 3歳B | 8着/12頭 | 柴田勇真 | 57.0 | ダ1400 不 | 1:31.9 | 2.9 | |
| 2025/07/29 | 金沢 | 3歳B 8 | 3着/9頭 | 中島龍也 | 57.0 | ダ1400 良 | 1:30.9 | 2.7 | |
| 2025/06/28 | 2福島1 | 3歳未勝利 | 16着/16頭 | 内田博幸 | 57.0 | 芝1200 良 | 1:11.3 | 2.4 | |
| 出典: | 
金沢第4レース C214 ダート1400m
レースのポイント
3歳馬による一戦。このクラスでは、キャリアの浅い馬が多く、一戦ごとの成長力が勝敗を左右する。JRAからの転入初戦となる馬、金沢でキャリアを積んできた馬が混在し、能力比較が難しい。血統的なダート適性や、近走のレース内容から、今後の伸びしろを判断することが重要となる。
注目馬コラム:1番 バーチャルアイドル
基本情報
- 性齢: 牝3
 - 父: スワーヴリチャード
 - 騎手: 青柳正義
 - 厩舎: 加藤和義
 
分析
転入初戦で見せた非凡な才能
バーチャルアイドルは、JRAの芝レースで2戦した後に金沢へ転入。その初戦となった前走(9月8日)のレース内容は、今後の飛躍を予感させるに十分なものだった 。不良馬場のダート1500mというタフな条件の中、先行集団でレースを進め、最後まで粘り強く脚を伸ばして3着を確保。勝ち馬からは2.5秒離されたものの、初めてのダート、初めての地方競馬という厳しい条件を考えれば、高く評価できる内容だ。
特に注目すべきは、レース中に見せた先行力と勝負根性である。父スワーヴリチャードは芝の中長距離で活躍したが、産駒にはダートで良績を残す馬も多く、同馬もその一頭となる可能性を秘めている。一度ダートレースを経験したことで、今回はさらなるパフォーマンスの向上が見込める。最内枠を利してスムーズに先行できれば、初勝利は目前だろう。
| 日付 | 開催 | レース名 | 着順 | 騎手 | 斤量 | 距離・馬場 | タイム | 着差 | |
| 2025/09/08 | 金沢 | 3歳B 8 | 3着/11頭 | 青柳正義 | 55.0 | ダ1500 不 | 1:36.9 | 2.5 | |
| 2025/03/30 | 2阪神2 | 3歳未勝利 | 17着/17頭 | 池添謙一 | 55.0 | 芝1600 良 | 1:37.7 | 3.5 | |
| 2025/01/25 | 1中京8 | 3歳未勝利 | 15着/16頭 | M.デム | 55.0 | 芝1600 良 | 1:38.3 | 2.8 | |
| 出典: | 
金沢第5レース C213 ダート1500m
レースのポイント
中央未勝利からの転入馬が複数出走しており、能力の絶対比較が難しい一戦。スナドケイはJRAでダート中長距離を使われてきたスタミナが武器。ダイユウボンバーは前走金沢で2着と好走し、コース適性を示している。展開の鍵を握るのは、先行力のある馬たち。ペース次第で差し、追い込み馬にもチャンスが生まれる。
注目馬コラム:1番 スナドケイ
基本情報
- 性齢: 牝3
 - 父: ルヴァンスレーヴ
 - 騎手: 栗原大河
 - 厩舎: 加藤和宏
 
分析
距離短縮と相手緩和で本領発揮へ
スナドケイは、JRAでダート1800mから2400mといった中長距離を使われてきたスタミナ自慢の牝馬である 。金沢への転入初戦となった前走は、1500mの距離で後方から追い込み3着。勝ち馬のモルゲンゾンネには4.1秒の大差をつけられたが、これは明らかに距離不足が影響したものだ 。
しかし、その内容は高く評価できる。JRAの長距離戦で培ったスタミナは本物で、終いの脚は確実。今回は叩き2戦目となり、距離は同じ1500mだが、相手関係は前走よりも楽になる。父ルヴァンスレーヴはダートのチャンピオンであり、血統的な後押しも十分。最内枠からロスなく立ち回り、持ち前のスタミナを活かす競馬ができれば、前走からの前進は確実だ。
| 日付 | 開催 | レース名 | 着順 | 騎手 | 斤量 | 距離・馬場 | タイム | 着差 | |
| 2025/09/08 | 金沢 | 3歳B 9 | 3着/10頭 | 栗原大河 | 55.0 | ダ1500 不 | 1:37.7 | 4.1 | |
| 2025/07/19 | 函館 | 3歳未勝利 | 6着/12頭 | 小林美駒 | 51.0 | ダ2400 良 | 2:36.7 | 2.5 | |
| 2025/04/05 | 中山 | 3歳未勝利 | 9着/15頭 | 中井裕二 | 55.0 | ダ1800 重 | 1:56.3 | 1.5 | |
| 出典: | 
金沢第6レース 多留見満則杯 C212 ダート1500m
レースのポイント
ベテラン騎手の名を冠した記念レース 。ここもJRAからの転入組がレースの中心を担う。セイラダンサーは前走、金沢で2着と好走し、既にコースへの適性を示している。対抗格と目されるコスモリスナーも、金沢でのキャリアを積みながら着実に力をつけており、両者の力比べが見どころとなる。
注目馬コラム:3番 セイラダンサー
基本情報
- 性齢: 牝3
 - 父: レッドファルクス
 - 騎手: 柴田勇真
 - 厩舎: 金田一昌
 
分析
金沢適性証明済み、勝利は目前
セイラダンサーは、JRAでダートと芝の短距離戦を5戦経験した後、金沢へ転入。その初戦となった前走(9月8日)のダート1400m戦で、いきなりその能力の高さを見せつけた 。1番人気に支持されると、レースでは先行策から直線で力強く抜け出し、勝ち馬にわずか0.3秒差の2着と好走。この一戦で、金沢の馬場への適性、そしてこのクラスでは勝ち負けになる実力を完全に証明した。
父レッドファルクスはダートのスプリンターであり、本馬もスピード能力に長けている。前走の内容から、1500mへの距離延長も問題なくこなせるだろう。鞍上の柴田勇真騎手とは前走からの継続騎乗となり、人馬のコンビネーションも万全。一度使われた上積みも大きく、今回は勝ち切る可能性が極めて高い。
| 日付 | 開催 | レース名 | 着順 | 騎手 | 斤量 | 距離・馬場 | タイム | 着差 | |
| 2025/09/08 | 金沢 | 3歳B 6 | 2着/11頭 | 柴田勇真 | 55.0 | ダ1400 不 | 1:29.1 | 0.3 | |
| 2025/08/09 | 2新潟5 | 3歳未勝利 | 11着/18頭 | 大野拓弥 | 55.0 | 芝1400 良 | 1:22.3 | 1.0 | |
| 2025/06/15 | 3東京4 | 3歳未勝利 | 10着/18頭 | 団野大成 | 55.0 | 芝1400 稍 | 1:24.7 | 1.1 | |
| 出典: | 
金沢第7レース C211 ダート1400m
レースのポイント
3歳馬と古馬が混合で争う一戦。能力差が比較的はっきりしており、軸馬選びはしやすい構成と言える。JRAからの転入後、前走で人気を裏切る形となったベンメリアが、ここで巻き返しなるかが最大の焦点。相手も転入組が中心となり、各馬の地方競馬への適応度が改めて問われる。
注目馬コラム:2番 ベンメリア
基本情報
- 性齢: セ3
 - 父: アメリカンペイトリオット
 - 騎手: 中島龍也
 - 厩舎: 金田一昌
 
分析
叩き2戦目での必勝を期す
ベンメリアは、JRAで4着、5着の実績を引っ提げて金沢に転入し、前走(9月8日)では単勝1.4倍の圧倒的1番人気に支持された 。しかし、結果は4着と期待に応えることができなかった。敗因としては、初の地方競馬、そして不良馬場への戸惑いが考えられる。
しかし、そのポテンシャルを疑う必要はない。JRAのダート短距離戦で先行し、上位争いを演じたスピードは本物である。前走はあくまで試走と捉えるべきで、一度レースを経験したことで馬場や展開への慣れが見込める今回は、パフォーマンスが大きく向上する可能性が高い。陣営も同じ轍は踏むまいと、万全の態勢で臨んでくるはずだ。鞍上も中島龍也騎手へと強化され、ここは負けられない一戦となる。
| 日付 | 開催 | レース名 | 着順 | 騎手 | 斤量 | 距離・馬場 | タイム | 着差 | |
| 2025/09/08 | 金沢 | ゆうき&(3歳) | 4着/9頭 | 中島龍也 | 57.0 | ダ1500 不 | 1:37.9 | 0.3 | |
| 2025/07/12 | 2福島5 | 3歳未勝利 | 7着/16頭 | 丸田恭介 | 57.0 | ダ1150 良 | 1:10.3 | 1.5 | |
| 2025/06/28 | 2福島1 | 3歳未勝利 | 4着/16頭 | 丸田恭介 | 57.0 | ダ1150 良 | 1:09.9 | 1.3 | |
| 出典: | 
金沢第8レース 祝☆竹原家&神戸家結婚記念 C210 ダート1400m
レースのポイント
個人協賛レースで、3歳馬と古馬の混合戦。ここでもJRAからの転入馬モルゲンゾンネが断然の人気を集める 。前走、転入初戦を圧勝しており、そのパフォーマンスがフロックでないことを証明できるか。対抗馬も同じく転入組のリケアダージリンやトウショウクラウドとなり、転入馬同士のハイレベルな戦いが期待される。
注目馬コラム:7番 モルゲンゾンネ
基本情報
- 性齢: 牡3
 - 父: レイデオロ
 - 騎手: 中島龍也
 - 厩舎: 井樋一也
 
分析
圧巻のパフォーマンス、連勝へ視界良好
モルゲンゾンネが前走で見せたパフォーマンスは、まさに圧巻の一言だった。JRAの芝中長距離戦では結果が出なかったが、金沢のダート1500mに舞台を移した途端、その才能が開花した 。レースではスタートから先手を奪うと、そのまま後続を全く寄せ付けず、2着馬に4.1秒もの大差をつけて逃げ切り勝ち。勝ちタイム1:33.6も、当日の馬場状態を考えれば非常に優秀な時計である。
この一戦で、同馬のダート適性とスピード能力の高さは完全に証明された。父レイデオロはダービー馬だが、母系の血統からはダートでの活躍馬も出ており、血の力がいよいよ発現してきたと見るべきだろう。一度使われた上積みも大きく、今回はさらにパフォーマンスを上げてくる可能性が高い。単勝1.1倍というオッズが示す通り、死角は見当たらない 。
| 日付 | 開催 | レース名 | 着順 | 騎手 | 斤量 | 距離・馬場 | タイム | 着差 | |
| 2025/09/08 | 金沢 | 3歳B 9 | 1着/10頭 | 中島龍也 | 57.0 | ダ1500 不 | 1:33.6 | -4.1 | |
| 2025/08/10 | 3中京6 | 3歳未勝利 | 9着/14頭 | 国分優作 | 57.0 | 芝2000 良 | 2:02.5 | 0.6 | |
| 2025/06/15 | 3阪神4 | 3歳未勝利 | 12着/15頭 | 鮫島克駿 | 57.0 | 芝2200 重 | 2:18.0 | 3.0 | |
| 出典: | 
金沢第9レース ポイントでネット投票!楽天競馬特別 A2二 ダート1400m
レースのポイント
A2クラスの実力馬が集結したハイレベルな一戦。スライスヘリテージはB1クラスからの昇級戦となるが、前走2着の内容が良く、勢いに乗る。ソングフォーユーも前走2着と復調気配を見せており、両馬のマッチレースが予想される。展開次第では、差し馬の台頭も十分に考えられ、予断を許さないレースとなりそうだ。
注目馬コラム:4番 スライスヘリテージ
基本情報
- 性齢: 牝5
 - 父: ワンダーアキュート
 - 騎手: 吉田晃浩
 - 厩舎: 佐藤茂
 
分析
充実期迎え、格上挑戦も突破可能
スライスヘリテージは、現在まさに充実期を迎えている。金沢転入後、着実にクラスを上げていき、2走前の「石崎奉燈祭賞」では見事な差し切り勝ちを収めた 。続く前走のB1クラスでも、勝ち馬にわずか0.1秒差の2着と好走しており、その実力はA2クラスでも十分に通用するレベルにあることを証明している。
同馬の武器は、レース終盤で繰り出す鋭い末脚だ。金沢の短い直線でも確実に差を詰めてくる決め手は、大きな魅力である。今回はA2クラスへの昇級戦となるが、近走のレース内容と勢いを考えれば、格上の相手にも決して引けを取らない。1番人気(1.8倍)の支持も、その期待の表れと言えるだろう 。
| 日付 | 開催 | レース名 | 着順 | 騎手 | 斤量 | 距離・馬場 | タイム | 着差 | |
| 2025/09/07 | 金沢 | 頑張ろう!金沢(B1) | 2着/10頭 | 吉田晃浩 | 55.0 | ダ1400 良 | 1:29.4 | 0.1 | |
| 2025/07/27 | 金沢 | 石崎奉燈祭賞(B1) | 1着/6頭 | 吉田晃浩 | 55.0 | ダ1400 良 | 1:29.3 | -0.1 | |
| 2025/06/29 | 金沢 | 第一回ニコバー金沢杯(B1) | 9着/11頭 | 吉田晃浩 | 55.0 | ダ1500 良 | 1:38.7 | 3.4 | |
| 出典: | 
金沢第10レース 能登波の花賞 B1級 ダート1700m
レースのポイント
B1クラスによる1700mの特別競走 。距離が延びることで、各馬のスタミナが問われることになる。マイネルクロンヌが断然の人気を集めるが、前走大敗からの巻き返しが鍵。クリノキングボスは安定した成績を残しており、距離延長もプラスに働きそうだ。伏兵の台頭にも注意が必要な一戦。
注目馬コラム:1番 クリノキングボス
基本情報
- 性齢: 牡8
 - 父: キングカメハメハ
 - 騎手: 中島龍也
 - 厩舎: 加藤和宏
 
分析
安定感と距離適性で上位争いへ
8歳という年齢を感じさせない安定した走りがクリノキングボスの持ち味だ。近5走で2着3回、3着1回と、常に上位争いを演じている 。前走は1400mで5着に敗れたが、これは距離がやや短かった印象。本来は1500m以上の距離で良績を上げており、今回の1700mへの距離延長は歓迎材料と言える。
父キングカメハメハから受け継いだスタミナとパワーは、地方のダートでこそ真価を発揮する。レースでは中団でじっくりと脚を溜め、直線で確実に伸びてくる堅実なレースぶりが魅力だ。今回は最内枠を引いたことで、ロスなく経済コースを進めることができるのも有利に働くだろう。大崩れが考えにくいタイプであり、馬券の軸として信頼できる一頭だ。
| 日付 | 開催 | レース名 | 着順 | 騎手 | 斤量 | 距離・馬場 | タイム | 着差 | |
| 2025/09/07 | 金沢 | 頑張ろう!金沢(B1) | 5着/10頭 | 中島龍也 | 57.0 | ダ1400 良 | 1:30.5 | 1.2 | |
| 2025/07/29 | 金沢 | 能登復興支援能州特別(B1) | 2着/7頭 | 中島龍也 | 57.0 | ダ1500 良 | 1:36.2 | 0.4 | |
| 2025/07/13 | 金沢 | ポイントでネット投票(B1) | 2着/9頭 | 中島龍也 | 57.0 | ダ1500 良 | 1:35.5 | 0.0 | |
| 出典: | 
金沢第11レース B1三 ダート1500m
レースのポイント
B1クラスの中でも実力が拮抗したメンバー構成。ワタシデイイデスカは前走、B2クラスを圧勝して昇級してきた勢いがある。タルバンは重賞でも好走実績があり、地力は上位。各馬の力関係を見極めるのが難しいが、近走の勢いとレース内容を重視したい。
注目馬コラム:6番 ワタシデイイデスカ
基本情報
- 性齢: 牝5
 - 父: アジアエクスプレス
 - 騎手: 青柳正義
 - 厩舎: 中川雅之
 
分析
昇級戦も勢いで突破する
ワタシデイイデスカの近走の充実ぶりは目を見張るものがある。前走のB2クラス「五郎島金時賞」では、スタートからハナを奪うと、そのまま後続に影をも踏ませぬ逃げ切り勝ち 。2着馬に0.9秒差をつける圧巻のパフォーマンスで、B1クラスへの昇級を決めた。
2走前、3走前も僅差の2着と、常に安定して高いパフォーマンスを発揮している。レースセンスに優れ、どんな展開にも対応できる自在性が最大の武器だ。今回は昇級初戦となるが、前走で見せた圧倒的なスピードとレース運びは、このクラスでも十分に通用するだろう。単勝1.6倍というオッズが、その期待の高さを物語っている 。
| 日付 | 開催 | レース名 | 着順 | 騎手 | 斤量 | 距離・馬場 | タイム | 着差 | |
| 2025/09/13 | 金沢 | 五郎島金時賞(B2) | 1着/11頭 | 青柳正義 | 55.0 | ダ1500 稍 | 1:34.8 | -0.9 | |
| 2025/08/04 | 金沢 | 金沢競馬(B2) | 2着/9頭 | 青柳正義 | 55.0 | ダ1500 良 | 1:35.4 | 0.3 | |
| 2025/05/26 | 金沢 | 百万石かりんとう賞(B2) | 2着/10頭 | 青柳正義 | 55.0 | ダ1500 稍 | 1:35.5 | 0.1 | |
| 出典: | 
金沢第12レース B1二 ダート1400m
レースのポイント
最終レースを飾るのは、B1クラスの短距離戦。ハートロックは金沢転入後、安定した成績を残しており、ここでも中心的な存在。対するアポロミラクルも、昇級後2戦連続で3着とクラスの壁を感じさせない走りを見せている。先行争いが激しくなりそうで、差し馬の台頭にも警戒が必要だ。
注目馬コラム:1番 ハートロック
基本情報
- 性齢: セ7
 - 父: ミッキーアイル
 - 騎手: 松戸政也
 - 厩舎: 藤田弘治
 
分析
金沢の舞台で輝きを取り戻した古豪
ハートロックは、船橋競馬から金沢へ転入後、見事な復活劇を遂げている。転入後6戦して3勝、2着2回、3着1回と、全て馬券圏内を確保する抜群の安定感を誇る 。特に、B2クラスを勝利し、B1クラスに昇級した近3走でも2着、3着と崩れておらず、完全に軌道に乗ったと見ていいだろう。
同馬の強みは、どんな展開にも対応できるレースセンスの良さにある。先行して粘り込むことも、中団から差す競馬もできるため、展開に左右されない。前走は重賞帰りの強敵相手に3着と健闘しており、自己条件のB1クラスに戻る今回は、相手関係も楽になる。鞍上の松戸政也騎手とのコンビも板についており、ここも勝ち負けが期待される。
| 日付 | 開催 | レース名 | 着順 | 騎手 | 斤量 | 距離・馬場 | タイム | 着差 | |
| 2025/09/07 | 金沢 | いしかわインフラ・フ(B1) | 3着/10頭 | 笹川翼 | 57.0 | ダ1500 良 | 1:36.9 | 0.5 | |
| 2025/07/01 | 金沢 | 純楓☆佑果結婚おめで(B1) | 2着/10頭 | 松戸政也 | 57.0 | ダ1400 良 | 1:28.8 | 0.3 | |
| 2025/06/10 | 金沢 | 金沢競馬B2プレミア | 1着/10頭 | 松戸政也 | 57.0 | ダ1400 稍 | 1:27.3 | -0.4 | |
| 出典: | 
2025年9月20日 帯広ばんえい競馬展望
序文:ばんえい競馬の鉄則 – 力とスタミナ、そして障害巧者を見抜け
舞台を北の大地・帯広に移し、ここからは世界で唯一の「ばんえい競馬」を分析する。平地競走とは全く異なるこの競技では、スピードよりも純粋な「力(パワー)」と、重いソリを引き続ける「スタミナ」、そしてレースの勝敗を大きく左右する「障害(しょうがい)への対応力」が問われる。
ばんえい競馬のコースには大小2つの障害(坂)が設置されており、特に第2障害をいかにスムーズに越えるかが勝利への絶対条件となる。力自慢の馬でも、障害の前で止まってしまっては勝機を逸する。本日の分析では、各馬の過去のレースぶりから、障害越えの巧拙、ゴール前の粘り強さといった、ばんえい競馬特有の能力を徹底的に解剖する。専門紙が提供する「ポイントデータ」や関係者のコメントは、これらの定性的な能力を測る上で貴重な情報源となる。この「ばんえいコード」を読み解くことが、的中のための最短経路である。
帯広ば第1レース 3歳以上 C2-9 ダート200m
レースのポイント
レース名は「鯰江杯」。C2クラスの下級条件戦であり、まだキャリアの浅い馬や、勝ち星に恵まれない馬たちが中心となる。このようなレースでは、一発の魅力よりも、安定して自分の力を出し切れる馬が信頼できる。特に、障害を確実にクリアできるかどうかが、着順を大きく左右するだろう。
注目馬コラム:4番 ホクセイハスゴイ
基本情報
- 性齢: 牝3
 - 騎手: 藤本匠
 - 厩舎: 小林長吉
 
分析
信頼できる障害巧者の粘り込みに期待
ホクセイハスゴイを本命に推す最大の理由は、その安定した障害越えの能力にある。専門紙のポイントデータには「障害も確実に切れる馬」との評価があり、これはばんえい競馬において最も重要な資質の一つである 。第2障害で手間取る馬が多いこのクラスにおいて、スムーズに坂をクリアできる能力は、それだけで大きなアドバンテージとなる。
さらに、今回のメンバー構成は同馬にとって有利な展開が期待できる。「今回の組み合わせなら、すんなり先行の形に持ち込める可能性はある」との分析は、戦術的に極めて重要なポイントだ 。ばんえい競馬では、第2障害へ向かうまでに良いポジションを確保し、自分のペースで障害に挑むことが理想的とされる。先行してレースを進めることができれば、障害で他馬の影響を受けることなく、持ち前の登坂力を存分に発揮できるだろう。早めに障害をクリアし、そのままゴールまで粘り込む展開が濃厚だ。
| 日付 | レース名 | 着順 | 騎手 | 重量 | タイム | 着差 | |
| 2025/08/30 | ももか&つばさ結婚記念 | 9着/10頭 | 藤本匠 | 590.0 | 2:12.8 | 22.0 | |
| 2025/08/16 | もっち生誕記念もちシ | 3着/10頭 | 藤本匠 | 580.0 | 2:36.4 | 4.1 | |
| 2025/08/04 | 第2回上乗せどうでしょう | 4着/10頭 | 中原蓮 | 570.0 | 2:58.5 | 28.4 | |
| 出典: | 
帯広ば第2レース 2歳 D-3 ダート200m
レースのポイント
レース名は「宝美お誕生日おめでとう杯」。キャリアの浅い2歳馬による一戦。この時期の2歳戦は、馬の成長力やレースへの慣れが結果に直結する。前走の内容が良く、着実に力をつけている馬を狙うのがセオリーだ。
注目馬コラム:8番 ジェイマドンナ
基本情報
- 性齢: 牝2
 - 騎手: 藤野俊一
 - 厩舎: 中島敏博
 
分析
クラス vượtえの実力、今回は決める
ジェイマドンナは、前走の内容から、このクラスでは能力が頭一つ抜けている存在と判断できる。ポイントデータには「前走は惜しい内容だったが、この馬の走りはしっかりとできていた。このクラスの馬でないことは確か」と、その能力を高く評価するコメントが記されている 。前走(9月7日)は1番人気に支持されながら2着に敗れたものの、勝ち馬との差はわずかであり、レース内容は勝ちに等しいものだった 。
デビューから一貫して安定した成績を残しており、レースセンスの高さが光る。特に障害の巧さには定評があり、2歳馬離れしたレース運びを見せる。ポイントデータが「デキも安定しているし、今回はきっちり決める」と断言しているように、陣営の期待も大きい 。ここは順当に勝ち上がると見るのが妥当だろう。
| 日付 | レース名 | 着順 | 騎手 | 重量 | タイム | 着差 | |
| 2025/09/07 | 博徒小林一家記念 | 2着/9頭 | 藤野俊一 | 480.0 | 2:21.1 | 2.9 | |
| 2025/08/25 | 小林美駒騎手来場記念 | 4着/8頭 | 藤野俊一 | 480.0 | 2:29.7 | 18.9 | |
| 出典: | 
帯広ば第3レース 2歳 C-8 ダート200m
レースのポイント
レース名は「栞葉るり誕生日記念杯」。ここも2歳馬による一戦だが、クラスが一つ上がり、より能力の高い馬が揃った。スピード能力と、障害を確実に越える安定感が両立している馬が有利となる。
注目馬コラム:4番 ツガルノキンヒメ
基本情報
- 性齢: 牝2
 - 騎手: 今井千尋
 - 厩舎: 今井茂雅
 
分析
スピードと障害力兼備、前残り十分
ツガルノキンヒメは、スピードと安定した障害力を兼ね備えた2歳牝馬だ。ポイントデータでは「スピードがあって障害も確実に切れる馬」と、ばんえい馬として理想的な資質を評価されている 。デビューから3戦連続で掲示板を確保しており、レースセンスの高さは証明済みだ 。
課題はゴール前の粘り。「降りてからちょっと甘くなっている」との指摘もあるが、これはキャリアの浅い2歳馬にはよく見られる傾向であり、レースを重ねるごとに解消されていくだろう 。持ち前のスピードを活かして先行し、得意の障害をスムーズにクリアできれば、ゴール前で踏ん張っての「前残り」が十分に期待できる。
| 日付 | レース名 | 着順 | 騎手 | 重量 | タイム | 着差 | |
| 2025/09/07 | 琴葉ちゃんおめでとう | 7着/10頭 | 今井千尋 | 480.0 | 2:18.7 | 27.2 | |
| 2025/08/23 | ☆第9回とかち青空 | 7着/10頭 | 今井千尋 | 470.0 | 2:17.5 | 20.0 | |
| 2025/08/02 | 幕別町長杯 | 2着/8頭 | 今井千尋 | 470.0 | 2:12.5 | 6.1 | |
| 出典: | 
帯広ば第4レース 2歳 C-4 ダート200m
レースのポイント
レース名は「第2回FEATO記念」。2歳馬の中でも、既に勝ち上がり経験のある馬や、それに準ずる実力馬が集まった。決め手のある馬が揃っており、レース終盤の追い比べが見どころとなる。障害をいかにスムーズにクリアし、末脚を温存できるかが勝負の分かれ目だ。
注目馬コラム:3番 ラブファンタジー
基本情報
- 性齢: 牝2
 - 騎手: 渡来心路
 - 厩舎: 坂本東一
 
分析
末脚の切れ味は世代トップクラス
ラブファンタジーの最大の武器は、その鋭い末脚にある。ポイントデータでも「末脚のしっかりした馬」と高く評価されており、ゴール前の追い比べでは他馬を圧倒する能力を秘めている 。前走(9月6日)は5着に敗れたが、これは展開が向かなかったものであり、度外視できる。それでも終いにはこの馬なりに差を詰めており、能力の片鱗は見せた 。
課題は障害。早めに障害をクリアし、得意の末脚を活かせる展開に持ち込むことができれば、あっさりと突き抜けるシーンも十分に考えられる。展開の助けは必要だが、その決め手は世代屈指であり、常に警戒が必要な一頭だ。
| 日付 | レース名 | 着順 | 騎手 | 重量 | タイム | 着差 | |
| 2025/09/06 | 宵吸あけび記念 | 5着/10頭 | 渡来心路 | 490.0 | 2:27.1 | 20.5 | |
| 2025/08/25 | 小林美駒騎手来場記念 | 1着/8頭 | 渡来心路 | 480.0 | 2:10.8 | -4.1 | |
| 出典: | 
帯広ば第5レース 3歳以上 C2-2 ダート200m
レースのポイント
レース名は「おまおじ34歳生誕杯」。3歳以上のC2クラスで、実力が拮抗したメンバー構成。レース巧者や、近走で調子を上げてきている馬が揃っており、激戦が予想される。安定感と決め手を兼ね備えた馬が中心となるだろう。
注目馬コラム:9番 ホクセイボーイ
基本情報
- 性齢: 牡3
 - 騎手: 島津新
 - 厩舎: 岩本利春
 
分析
完成度の高いレース運びで順当勝ちへ
ホクセイボーイは、3歳馬ながら非常に完成度の高いレース運びを見せる。ポイントデータでは「見ていて無駄のないレース運び」と評されており、そのレースセンスは高く評価されている 。前走(8月30日)は惜しくも3着に敗れたが、内容は勝ちに等しいものだった 。
常に安定して力を発揮できるのが同馬の強みであり、大崩れすることがない。障害もスムーズで、ゴール前の脚もしっかりしている。ポイントデータが「デキも安定しているし、今回は順当に決める」と太鼓判を押すように、ここは勝ち負けが必至の情勢だ 。
| 日付 | レース名 | 着順 | 騎手 | 重量 | タイム | 着差 | |
| 2025/08/30 | 氷室うつろ生誕記念 | 3着/9頭 | 島津新 | 610.0 | 1:54.4 | 4.9 | |
| 2025/08/16 | 立花よしき杯 | 2着/10頭 | 西将太 | 600.0 | 2:16.7 | 0.8 | |
| 2025/08/09 | 天使はく2周年記念 | 1着/10頭 | 島津新 | 600.0 | 2:12.4 | -0.9 | |
| 出典: | 
帯広ば第6レース 3歳以上 C1-6 ダート200m
レースのポイント
レース名は「菅原好男生誕70周年記念」。C1クラスへと条件が上がり、より骨っぽいメンバーが揃った。昇級戦となる馬にとっては、クラスの壁が試される一戦。ペースへの対応力と、斤量増への適応が鍵となる。
注目馬コラム:4番 アカオビ
基本情報
- 性齢: 牡3
 - 騎手: 赤塚健仁
 - 厩舎: 久田守
 
分析
昇級2戦目、慣れが見込める今回は前進必至
アカオビは、前走がC1クラスへの昇級初戦だった。結果は5着だったが、あと一歩で掲示板という内容であり、昇級緒戦としては決して悪くない走りだった 。ポイントデータでも「昇級緒戦ということを考えれば悪くない内容」と評価されている 。
重要なのは、一度上のクラスのペースを経験したことだ。今回は2戦目となり、ペースへの慣れが見込める。「前走以上の競馬は可能なはずだ」との分析通り、今回は更なる前進が期待できる 。斤量にも慣れ、本来のパフォーマンスを発揮できれば、上位争いに加わる力は十分にある。
| 日付 | 競馬場 | レース名 | 着順 | 騎手 | 重量 | タイム | 着差 | |
| 2025/09/07 | 帯広 | ReGLOSS 2周年記念 | 5着/10頭 | 赤塚健 | 620.0 | 1:58.0 | 10.2 | |
| 2025/08/24 | 帯広 | 梨紗お誕生日記念 | 1着/10頭 | 金田利 | 600.0 | 2:09.7 | -1.6 | |
| 2025/07/14 | 帯広 | 柏木由紀生誕記念 | 2着/10頭 | 赤塚健 | 590.0 | 2:11.7 | 7.5 | |
| 出典: | 
帯広ば第7レース 2歳 B-4 ダート200m
レースのポイント
レース名は「大介君空ちゃん結婚式記念」。2歳馬の中でも選りすぐりのメンバーが集うBクラスの一戦。レース巧者で障害が安定している馬が有利だが、決め手不足の馬も多く、展開がもつれる可能性もある。
注目馬コラム:5番 ヒメフウジン
基本情報
- 性齢: 牝2
 - 騎手: 鈴木恵介
 - 厩舎: 槻舘重人
 
分析
安定感は魅力も、決め手不足が課題
ヒメフウジンは、障害巧者でレースぶりが安定している点が最大の魅力だ。ポイントデータでも「障害巧者でレースぶりは安定している」と評価されている 。しかし、一方で「やや末が甘く、決め手を欠いている印象」との指摘もあり、勝ち切れないレースが続いている 。
前走(8月31日)は6着に敗れており、着外という結果は気になるところ 。能力的に大きく見劣るわけではないが、勝ち切るためには展開の助けや、自身の成長が不可欠となる。安定感は評価できるものの、連軸として信頼するにはやや不安が残るというのが正直な評価だ。
| 日付 | レース名 | 着順 | 騎手 | 重量 | タイム | 着差 | |
| 2025/08/31 | 綺々羅々ちゃん記念 | 6着/10頭 | 鈴木恵介 | 500.0 | 1:51.5 | 11.2 | |
| 2025/08/18 | モコちゃん記念 | 3着/10頭 | 鈴木恵介 | 490.0 | 2:16.1 | 15.7 | |
| 2025/08/10 | 緒川ましゅまろ記念 | 3着/10頭 | 鈴木恵介 | 490.0 | 2:19.0 | 21.2 | |
| 出典: | 
帯広ば第8レース 2歳 A-2 ダート200m
レースのポイント
レース名は「祝 結城皇聖6歳記念」。2歳馬のトップクラスであるA級のレース。既に重賞級の能力を持つ馬も含まれており、非常にレベルの高い一戦。斤量も増え、真の実力が問われる。
注目馬コラム:3番 リキ
基本情報
- 性齢: 牡2
 - 騎手: 赤塚健仁
 - 厩舎: 村上慎一
 
分析
斤量慣れ見込める昇級2戦目で圏内へ
リキは前走がA級への昇級初戦だった。結果は6着と勝ち負けには至らなかったが、その内容は評価できるものだった 。ポイントデータでは「20キロ増も苦にせず入着まであと一歩と迫ったのは評価したい」と、斤量増に対応した点を高く評価している 。
今回は昇級2戦目となり、斤量への慣れが見込める。そうなれば、前走よりも前の位置でレースを進めることが可能となり、持ち味をより活かせる展開に持ち込めるはずだ。「もう一列前で捌けそうで、圏内十分」との分析通り、今回は勝ち負けに加わる可能性が高い 。
| 日付 | レース名 | 着順 | 騎手 | 重量 | タイム | 着差 | |
| 2025/09/01 | 莉子&祐一結婚記念 | 6着/10頭 | 鈴木恵介 | 530.0 | 1:44.5 | 15.3 | |
| 2025/08/25 | 配信みてくれてありがと | 1着/10頭 | 鈴木恵介 | 510.0 | 1:56.9 | -5.4 | |
| 2025/08/10 | 緒川ましゅまろ記念 | 8着/10頭 | 島津新 | 510.0 | 2:26.7 | 28.9 | |
| 出典: | 
帯広ば第9レース 3歳以上 B4-5 ダート200m
レースのポイント
レース名は「圧倒的誕生日! 細川高之盃」。B4クラスの実力馬が揃った。昇級後も安定した走りを見せる馬が多く、混戦模様。クラス慣れが見込める馬や、相手関係が楽になる馬が狙い目となる。
注目馬コラム:10番 サカノヒメリュウ
基本情報
- 性齢: 牝4
 - 騎手: 松本秀克
 - 厩舎: 田上忠夫
 
分析
相手緩和で首位争い必至
サカノヒメリュウは、昇級後も崩れることなく、常に差のない競馬を続けている。その安定感は高く評価できる。今回は通算賞金順の編成により、B4-5組と条件が緩和されるのが最大の強調材料だ 。
ポイントデータでは「クラス慣れが見込めるし、このメンバー構成なら互角以上にやれる力を持っている。首位争い期待」と、絶好の機会であることを示唆している 。これまで戦ってきた相手よりも楽なメンバー構成となり、持てる力を存分に発揮できるだろう。勝ち負けは免れない。
| 日付 | レース名 | 着順 | 騎手 | 重量 | タイム | 着差 | |
| 2025/08/30 | B4ー2 | 2着/9頭 | 松本秀克 | 600.0 | 1:31.7 | 5.1 | |
| 2025/08/17 | 父勇没50年特別 | 5着/10頭 | 中山直樹 | 590.0 | 1:40.5 | 7.0 | |
| 2025/08/10 | アラチャン記念 | 8着/9頭 | 松本秀克 | 590.0 | 2:01.0 | 16.0 | |
| 出典: | 
帯広ば第10レース 3歳以上 B3-5 ダート200m
レースのポイント
レース名は「藤田岳そろそろ三十路記念」。B3クラスの強豪が集う。厩舎コメントからも各馬の勝負気配が伝わってくる好カード。特に、上のクラスから降りてきた馬は、実績・能力ともに上位であり、レースの鍵を握る存在となる。
注目馬コラム:7番 トム
基本情報
- 性齢: 牡4
 - 騎手: 船山蔵人
 - 厩舎: 鈴木邦哉
 
分析
大幅なクラス緩和で勝ち負けを意識
トムにとって、今回は絶好のチャンス到来と言える。前走はB1クラスで戦っていたが、今回は通算賞金順の編成によりB3-5組へと大幅に相手関係が楽になる 。鈴木邦哉調教師も「前走の1組から通算編成の5組ですからね。当然、勝ち負けを意識した競馬になるでしょう」と、強気のコメントを発している 。
馬自身の状態も「引き続き非常にいい」とのことで、心身ともに最高の状態でこの一戦に臨める 。格上の実力馬が、有利な条件で出走してくる今回は、逆らう手はない。中心視が妥当だ。
| 日付 | 競馬場 | レース名 | 着順 | 騎手 | 重量 | タイム | 着差 | |
| 2025/09/07 | 帯広 | ときのそら生誕祭 | 7着/10頭 | 船山蔵人 | 630.0 | 1:50.1 | 12.1 | |
| 2025/08/24 | 帯広 | ぴーぽー横丁記念 | 3着/10頭 | 船山蔵人 | 620.0 | 1:46.3 | 3.4 | |
| 2025/08/09 | 帯広 | 第9回オザキケイ杯 | 2着/10頭 | 船山蔵人 | 620.0 | 1:37.4 | 1.3 | |
| 出典: | 
帯広ば第11レース 秋陽特別 B2-2 ダート200m
レースのポイント
重賞レース「秋陽特別」。B2クラスの精鋭たちが集結し、プライドをかけた熱戦が繰り広げられる。斤量も重くなり、真の力が試される。厩舎コメントからも各陣営の意気込みが伝わってきており、見応えのある一戦となりそうだ。
注目馬コラム:1番 ユーフォリア
基本情報
- 性齢: 牡4
 - 騎手: 鈴木恵介
 - 厩舎: 谷あゆみ
 
分析
特別初勝利へ、条件は整った
ユーフォリアは、前走の「長月特別」で5着に敗れたものの、その内容は非常に濃いものだった 。谷あゆみ調教師は「相手強化、斤量増加と一気に条件が厳しくなった」と前走を振り返りつつも、「障害ひと腰と上々の内容。内容としては良かった」と、その走りを高く評価している 。
今回は通算賞金順の編成でB2-2組となり、強敵不在の組み合わせとなった。ポイントデータでも「この中に入れば力上位」と断言されており、670 kgの斤量も2度目で慣れが見込める 。谷師も「中間も順調に過ごせており、いい状態ですし、ここは楽しみな一戦です」と、期待を隠さない 。特別初勝利のチャンス到来だ。
| 日付 | レース名 | 着順 | 騎手 | 重量 | タイム | 着差 | |
| 2025/09/06 | 長月特別 | 5着/8頭 | 鈴木恵介 | 670.0 | 2:01.1 | 12.7 | |
| 2025/08/16 | 紫咲シオン生誕祭 | 1着/10頭 | 鈴木恵介 | 630.0 | 1:50.6 | -0.1 | |
| 2025/07/27 | 第2回太内田杯 | 2着/10頭 | 鈴木恵介 | 630.0 | 1:52.7 | 5.6 | |
| 出典: | 
帯広ば第12レース 3歳以上 A2-2混合 ダート200m
レースのポイント
本日の最終レースは、A2クラスの混合戦。ばんえい競馬のトップクラスに位置する実力馬たちが揃い、迫力満点のレースが期待される。久々の平場条件となる馬もおり、斤量の変動がレースにどう影響するかが見どころとなる。
注目馬コラム:2番 アオノソルテ
基本情報
- 性齢: 牡8
 - 騎手: 金田利貴
 - 厩舎: 金田勇
 
分析
平場条件で勝ち負けを意識
アオノソルテにとって、今回は久々の平場条件での一戦となる。近走は特別戦で強敵相手に戦ってきたが、それでも安定した成績を残してきた。金田勇調教師は「前走の特別戦の内容も非常にいいものでしたし、ここは勝ち負けを意識した競馬になってくると思います」と、条件が好転する今回に向けて自信を覗かせている 。
特別戦に比べて斤量が軽くなる平場条件は、同馬にとって大きなプラス材料。持ち前のパワーとスピードを存分に活かせる舞台が整った。8歳というベテランの域に達しているが、その実力に衰えは見られない。百戦錬磨の経験を武器に、ここはきっちりと結果を出すだろう。
| 日付 | レース名 | 着順 | 騎手 | 重量 | タイム | 着差 | 
| 2025/08/31 | イルムふかがわ記念 | 2着/9頭 | 西謙一 | 695.0 | 1:52.7 | 2.1 | 
| 2025/08/16 | アルタイル特別 | 3着/10頭 | 金田利貴 | 680.0 | 2:04.6 | 2.8 | 
| 2025/08/11 | ベガ特別 | 1着/9頭 | 金田利貴 | 680.0 | 1:49.3 | -6.1 | 
| 出典: | 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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