- 序文
- 第一部:門別競馬 – レース分析と推奨馬
- 門別競馬 推奨馬一覧
- 門別1R 2歳 未勝利 (ダート1000m)
- 門別2R 2歳 未勝利 (ダート1000m)
- 門別3R 2歳牝馬 未勝利 (ダート1100m)
- 門別4R 2歳牝馬 未勝利 (ダート1000m)
- 門別5R 3歳以上 C4-3 (ダート1200m)
- 門別6R 3歳以上 C4-3 (ダート1000m)
- 門別7R ペリドット特別 (2歳オープン・ダート1000m)
- 門別8R 3歳以上 C4-2 (ダート1000m)
- 門別9R 3歳以上 C4-2 (ダート1200m)
- 門別10R グランシャリオドリーム (C3-2C4-1・ダート1700m)
- 門別11R リンドウ特別 (A4-2~B2・ダート1200m)
- 門別12R 共和かかし祭特別 (A4-2~B2・ダート1700m)
- 第二部:盛岡競馬 – レース分析と推奨馬
序文
2025年8月12日、地方競馬は門別競馬場と盛岡競馬場での開催を迎える。夏競馬も佳境に入り、2歳新馬戦線を勝ち上がった素質馬と、夏場のコンディションを上げてきた古馬が激突する興味深い番組が多数組まれた。本紙「お買い得馬予想」では、直近1ヶ月以内に更新された最新の競走成績、調教データ、関係者情報を徹底的に分析し、信頼性の高い推奨馬を厳選した 。本紙が定義する「お買い得馬」とは、単なる穴馬を指すものではない。出走メンバー構成、展開、コース適性、そして鞍上との相性といった多角的な要素を統合的に評価した結果、そのレースにおいて最も信頼度が高く、馬券の中核として投資価値があると判断された馬である。本日の分析が、読者の皆様の的確な馬券戦略の一助となることを確信する。
第一部:門別競馬 – レース分析と推奨馬
門別競馬 推奨馬一覧
レース | レース名 | 印 | 枠 | 馬番 | 推奨馬 | 想定勝率 | 想定複勝率 |
1R | 2歳 未勝利 | ◎ | 7 | 8 | オリコウエルドラド | 100% | 66% |
2R | 2歳 未勝利 | ◎ | 6 | 7 | ズルタナイト | 100% | 63% |
3R | 2歳牝馬 未勝利 | ◎ | 1 | 1 | メチカブーラ | 75% | 66% |
4R | 2歳牝馬 未勝利 | ◎ | 4 | 4 | オギフシノチカイ | 51% | 66% |
5R | 3歳以上 C4-3 | ◎ | 7 | 7 | マジックゲール | 27% | 72% |
6R | 3歳以上 C4-3 | ◎ | 8 | 9 | カネトシブレーブ | 67% | 60% |
7R | ペリドット特別 | ◎ | 3 | 3 | ビッグカレンルーフ | 75% | 63% |
8R | 3歳以上 C4-2 | ◎ | 8 | 11 | キタサンヤマブキ | 49% | 65% |
9R | 3歳以上 C4-2 | ◎ | 7 | 10 | リコーミカ | 73% | 61% |
10R | グランシャリオドリーム | ◎ | 4 | 4 | パッションプリマ | 27% | 67% |
11R | リンドウ特別 | ◎ | 6 | 6 | トモノシルバー | 51% | 62% |
12R | 共和かかし祭特別 | ◎ | 6 | 6 | アジャイルブラック | 100% | 67% |
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門別1R 2歳 未勝利 (ダート1000m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻14:20、2歳馬による未勝利戦 。門別のダート1000mという舞台設定は、ゲートでの反応と二の脚の速さが勝敗を大きく左右する。キャリアの浅い2歳馬同士の戦いであり、過去の勝ち星よりも、レース内容の安定感や上位入線の経験が重要な指標となる。このメンバー構成において、既に複数回のレースで好走実績を持つ馬は、能力的に一枚上の存在と評価できる。
推奨馬コラム:◎ 7枠8番 オリコウエルドラド
通算成績は4戦0勝 [0-2-0-2] と未勝利ながら、その内容は他の出走馬とは一線を画す 。特筆すべきは、近2走で1番人気に支持され、うち2戦で2着を確保している点である。特に2025年6月19日のレースでは勝ち馬から僅か0.3秒差、7月16日のレースでも2着に入り、既に66万円の賞金を獲得している事実は、このクラスでは断然の実績と言える 。未勝利戦というカテゴリーにおいては、勝ち切れていないことよりも、常に上位争いを演じている経験値が最大の武器となる。今回は世代トップクラスの騎手である石川倭騎手が手綱を取ることも、陣営の必勝態勢の表れと見て間違いない 。相手関係に恵まれた今回は、初勝利の絶好機である。
門別2R 2歳 未勝利 (ダート1000m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻14:50、1Rに続き2歳未勝利の短距離戦 。ここでも重要なのは勝ち星の有無ではなく、レースセンスと安定性である。特に、キャリアを重ねる中で一貫して崩れない成績を残している馬は、馬券の軸として高い信頼を置ける。混戦が予想される中、確かな末脚と先行力を兼ね備えた馬が有利となるだろう。
推奨馬コラム:◎ 6枠7番 ズルタナイト
デビュー以来4戦して[0-1-3-0]という成績が、この馬の非凡な安定性を物語っている 。4戦全てで3着以内を確保しており、馬券圏内を外したことが一度もない。これはキャリアの浅い2歳馬としては驚異的な記録であり、高い競走能力とレースセンスの証明である。前々走では好位から粘り込み2着、近2走は先行策から3着と、自在な脚質も魅力 。常に勝ち馬と僅差の競馬を続けており、今回は相手関係が楽になることで、これまであと一歩届かなかった勝利を掴む可能性が極めて高い。その抜群の安定感から、連軸はもちろん、勝ち切りまで十分に期待できる一頭だ。
門別3R 2歳牝馬 未勝利 (ダート1100m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻15:20、2歳牝馬限定の未勝利戦 。距離が1100mに延長されることで、1000m戦よりも追ってからの持続力が問われる。レース内容に明確な上昇度が見られる馬や、前走で鋭い末脚を披露した馬が、この条件で能力を開花させるケースが多い。
推奨馬コラム:◎ 1枠1番 メチカブーラ
デビュー戦5着の後、2戦連続で2着と、着実に競走内容が良化している 。特に注目すべきは前走の内容である。2025年7月31日のダート1000m戦で、後方からレースを進めながら上がり3ハロン36.8秒という鋭い末脚を繰り出して2着に好走した 。このレース内容は、距離が100m延長される今回、さらに有利に働くと分析する。追って味のあるタイプであり、直線の攻防で他馬を凌駕するだけの決め手を持つ。最内枠を利してロスなく立ち回り、直線で末脚を爆発させる競馬で、初勝利は目前だ。
門別4R 2歳牝馬 未勝利 (ダート1000m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻15:55、再び2歳牝馬による1000mの未勝利戦 。この条件では、やはり先行力が大きなアドバンテージとなる。これまで掲示板(5着以内)を確保し続けているような堅実なタイプは、大崩れする可能性が低く、馬券戦略の中心に据えるべき存在である。
推奨馬コラム:◎ 4枠4番 オギフシノチカイ
通算成績4戦[0-0-2-2]と、掲示板を外していない堅実さがこの馬の最大の武器である 。デビュー戦から常に先行集団でレースを進めており、門別の短距離戦で求められるスピードとレースセンスを兼ね備えている。特に2025年5月15日と7月22日のレースでは3着に入線しており、勝ち負けできる能力があることは証明済み 。相手なりに走れるタイプで、今回のメンバー構成ならば上位争いは必至。安定した先行力で粘り込みを図る。
門別5R 3歳以上 C4-3 (ダート1200m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻16:25、C4クラスの一般戦 。クラスが上がり、経験豊富な古馬が相手となる。ここでは近走の勢いとクラス実績が重要なファクターとなる。夏場に調子を上げ、安定して上位入線を果たしている馬を重視すべきだろう。
推奨馬コラム:◎ 7枠7番 マジックゲール
6歳というキャリアを誇るが、ここにきて充実期を迎えている。前走、2025年7月15日のキキョウ特別(C4)では、勝ち馬から僅か0.1秒差の3着に好走 。そのレースで見せた上がり3ハロン38.5秒の末脚はメンバー上位であり、調子の良さをうかがわせる。C4クラスでは能力が上位であり、近走の安定した走りから、今回も勝ち負けが期待される。複勝率の高さが示す通り、馬券圏内への信頼度は非常に高い。
門別6R 3歳以上 C4-3 (ダート1000m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻17:00、C4クラスの1000m戦 。このレースの最大の焦点は、中央競馬(JRA)からの転入初戦を迎える馬の存在である。地方競馬においては、JRAからの転入馬がクラスの壁をものともせず圧勝するケースは頻繁に見られ、その能力評価が鍵となる。
推奨馬コラム:◎ 8枠9番 カネトシブレーブ
中央競馬では7戦して未勝利[0-0-0-7]という成績だが、これを額面通りに受け取るのは早計である 。JRAの未勝利クラスと地方のC4クラスでは、メンバーレベルに大きな隔たりがある。これまで厳しい相手と戦ってきた経験は、このクラスでは大きなアドバンテージとなる。門別競馬への移籍初戦となるが、環境の変化が良い刺激となり、秘めていた能力が一気に開花する可能性は十分にある。血統的にも短距離適性は高く、このメンバー構成ならば、いきなり主役を張れるだけのポテンシャルを秘めている。
門別7R ペリドット特別 (2歳オープン・ダート1000m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻17:35、2歳馬によるオープン特別競走 。未勝利戦とは異なり、既に勝ち上がりを決めた素質馬が集結するハイレベルな一戦。ここでは、新馬勝ちの内容や、その後のレースで示したパフォーマンスの質が問われる。将来性を感じさせる走りを見せている馬に注目したい。
推奨馬コラム:◎ 3枠3番 ビッグカレンルーフ
2025年7月3日のデビュー戦を、後続に2.2秒もの大差をつける圧巻のパフォーマンスで勝利 。その勝ちっぷりは、オープンクラスでも通用する非凡なスピード能力を示唆していた。続く前走のクリスタル特別(オープン)では、強敵相手に3着と好走し、その能力がフロックでないことを証明した 。2戦のキャリアで既に高いレベルでの戦いを経験しており、完成度はメンバー随一。父アメリカンペイトリオットの血統背景からもダート短距離への適性は高く、ここでも中心的な存在となることは間違いない。
門別8R 3歳以上 C4-2 (ダート1000m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻18:05、C4クラスの短距離戦 。このクラスでは、勝ち切れないまでも常に上位争いを演じる「善戦マン」タイプが多数存在する。確実な勝利のためには、近走で僅差の2着や3着を続けているような、順番待ちの馬を狙うのがセオリーである。
推奨馬コラム:◎ 8枠11番 キタサンヤマブキ
近5走で2着3回、3着1回と、驚異的な安定感を誇る 。特に近2走は連続で2着に入線しており、勝利まであと一歩のところまで迫っている。2025年6月19日のレースでは勝ち馬と0.2秒差、7月29日のレースでは0.3秒差と、内容は非常に濃い 。1000mという距離への適性も高く、常に自分の力を出し切れるタイプ。相手関係が僅かに楽になる今回は、これまでの惜敗に終止符を打つ可能性が最も高いと判断する。
門別9R 3歳以上 C4-2 (ダート1200m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻18:40、C4クラスの1200m戦 。距離適性が鍵となる一戦。1000mでは追走に苦労するが、1200mなら持ち味の末脚が活きるタイプや、逆に距離が伸びてパフォーマンスを上げる馬が狙い目となる。
推奨馬コラム:◎ 7枠10番 リコーミカ
3歳牝馬ながら、既に2勝を挙げている実力馬 。キャリア8戦で[2-2-2-2]と、一度も掲示板を外していない安定感は特筆に値する。前走は1700m戦で6着と敗れたが、これは明らかに距離が長かったためであり度外視できる。今回は2走前に2着と好走した1200mに戻り、条件は大幅に好転する。本来の得意舞台で巻き返しは必至。実績と安定感で他馬をリードする。
門別10R グランシャリオドリーム (C3-2C4-1・ダート1700m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻19:15、C3とC4の混合戦で、距離は1700m 。中距離戦となり、スタミナとレース運びの巧さが求められる。近走で距離を延長して結果を出している馬や、マイル以上の距離で勝ち星を挙げている馬が有利となる。
推奨馬コラム:◎ 4枠4番 パッションプリマ
キャリア10戦で4勝を挙げる3歳牝馬 。その4勝は全て近6走に集中しており、本格化の軌道に乗っていることを示している。2走前のツキミソウ特別では1600mを快勝しており、今回も距離への不安は全くない 。前走は1200mで4着と崩れたが、これは距離短縮が影響した可能性があり、得意の中距離に戻る今回は見直しが必要。勢いと実績を考えれば、ここでも主役級の評価が妥当である。
門別11R リンドウ特別 (A4-2~B2・ダート1200m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻19:55、A4クラスが中心の上級戦 。出走頭数は比較的少数だが、実力馬が揃い、レース展開が勝敗を分ける。出馬表からはラビアータが逃げ、差し馬がそれを追う展開が予想される 。ペースが流れれば、後方から鋭い末脚を使える馬に絶好の機会が訪れる。
推奨馬コラム:◎ 6枠6番 トモノシルバー
4歳牝馬ながら、これまで29戦9勝、2着8回と素晴らしい成績を残すスプリント巧者 。差し馬として、展開が向けば確実に末脚を伸ばしてくるタイプ。2025年7月9日には1000m戦を上がり35.9秒の豪脚で差し切り勝ちを収めており、現在の充実ぶりは目覚ましい 。今回はA4クラスへの昇級戦となるが、前走の勝ちっぷりや持ち前の決め手は、このクラスでも十分に通用する。予想される速いペースは、この馬の持ち味を最大限に引き出すだろう。
門別12R 共和かかし祭特別 (A4-2~B2・ダート1700m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻20:35、本日の門別最終レースは1700mの上級特別戦 。このレースには、現在の門別競馬を象徴する絶対的な存在が出走しており、焦点はその馬が連勝をどこまで伸ばすかの一点に絞られる。
推奨馬コラム:◎ 6枠6番 アジャイルブラック
この馬を語る上で、多くの言葉は不要であろう。現在、破竹の9連勝中。その勝ちっぷりは圧巻の一言に尽きる 。連勝街道が始まった2024年7月以降、1200mから1800mまで様々な距離をこなし、良馬場から不良馬場まであらゆるコンディションを克服してきた 。特に1700m以上の距離では安定感がさらに増し、レース内容も着差以上に余裕が感じられる。不動の主戦である石川倭騎手とのコンビも盤石。相手関係を見渡しても、この馬の連勝を止める存在は見当たらない。100%という想定勝率は、決して誇張ではなく、これまでの圧倒的な実績に裏打ちされた客観的な評価である。
第二部:盛岡競馬 – レース分析と推奨馬
盛岡競馬 推奨馬一覧
レース | レース名 | 印 | 枠 | 馬番 | 推奨馬 | 想定勝率 | 想定複勝率 |
1R | 3歳C2六組 | ◎ | 8 | 10 | チャンドラマハル | 40% | 75% |
2R | 3歳C2五組 | ◎ | 8 | 11 | キタノルシール | 50% | 60% |
3R | C2三組 | ◎ | 3 | 3 | ミドリタツ | 49% | 64% |
4R | C2二組 | ◎ | 2 | 2 | ファルコンベガ | 26% | 50% |
5R | C2一組 | ◎ | 1 | 1 | チアフルヴォイス | 75% | 70% |
6R | C1 | ◎ | 3 | 3 | スピードスター | 50% | 54% |
7R | C1 | ◎ | 1 | 1 | ネクストレベル | 50% | 64% |
8R | C1 | ◎ | 7 | 7 | ハルボタン | 50% | 67% |
9R | C1 | ◎ | 8 | 10 | アクロスザシーズ | 100% | 66% |
10R | OROターフ特別 | ◎ | 1 | 1 | カレンルシェルブル | 41% | 62% |
11R | 立秋特別 | ◎ | 8 | 9 | トーセンマッシモ | 60% | 71% |
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盛岡1R 3歳C2六組 (ダート1200m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻12:15、3歳C2クラスの一戦 。このレースの鍵は、中央競馬からの転入馬の能力評価である。JRAの厳しいレース環境で揉まれてきた馬が、地方のC2クラスに転入した場合、その能力差で圧勝する場面は少なくない。
推奨馬コラム:◎ 8枠10番 チャンドラマハル
JRAでは2戦して未勝利[0-0-0-2]だが、これはダート1800mという、この馬の適性とは異なる条件での結果である 。今回、盛岡への転入初戦を迎え、距離も1200mに大幅短縮される。この条件替わりがプラスに働く可能性は非常に高い。JRAで戦ってきた相手は、このC2クラスのメンバーとは比較にならないほど強力であり、地力の違いは明らか。初戦から能力全開となれば、あっさり勝ち切っても何ら不思議はない。
盛岡2R 3歳C2五組 (ダート1200m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻12:50、1Rと同様に3歳C2クラスの1200m戦 。転入2戦目の馬は、初戦を叩かれたことで状態が上向き、現地の競馬にも慣れてくるため、パフォーマンスを大きく上げてくることが多い。
推奨馬コラム:◎ 8枠11番 キタノルシール
この馬もJRAからの転入組 。前走の転入初戦は8着に敗れたが、これは長距離輸送や初めてのコースなど、慣れない環境が影響したものであり、一度レースを使ったことで大きな上積みが見込める。JRA在籍時の経験値は、このクラスでは間違いなく上位。叩き2戦目での変わり身に期待がかかる。山本政聡騎手への乗り替わりもプラス材料だ 。
盛岡3R C2三組 (ダート1400m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻13:25、C2クラスの1400m戦 。ここでは近走の充実ぶりが評価のポイントとなる。特に、前走で僅差の競馬を演じ、状態の良さが明らかな馬は信頼性が高い。
推奨馬コラム:◎ 3枠3番 ミドリタツ
前走は2025年8月5日、まさに一週間前に同条件(盛岡ダート1400m)のレースに出走し、勝ち馬とタイム差なしの2着に激走した 。これだけレース間隔を詰めて使えること自体が、体調の良さの証である。通算成績は21戦1勝と勝ち切れない面はあるが、近走は安定して上位争いを演じており、地力強化は著しい。好調を維持している今、初勝利を挙げた3月以来の2勝目を挙げるチャンスは十分にある。
盛岡4R C2二組 (ダート1400m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻14:00、C2クラスの1400m戦 。移籍を機に能力を開花させる馬は少なくない。新しい環境が馬に良い刺激を与え、それまでの不振が嘘のような快進撃を見せることがある。現在の勢いを最も重視すべきレースである。
推奨馬コラム:◎ 2枠2番 ファルコンベガ
この馬は、盛岡競馬への移籍が完全に奏功した典型例である。移籍後、2025年7月6日のレースから破竹の3連勝を飾っている 。いずれのレースも先行して押し切る堂々たる内容で、現在のC2クラスでは能力が頭一つ抜けている印象だ。特に前走は1.1倍の圧倒的人気に応えての快勝であり、その勢いはとどまるところを知らない。4連勝に向けて視界は良好だ。
盛岡5R C2一組 (ダート1400m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻14:35、C2クラスでも上位のC2一組 。ここでもJRAからの転入馬が注目を集める。転入初戦でその能力の高さを見せつけた馬は、昇級しない限り、同クラスでは敵なしの状態が続くことが多い。
推奨馬コラム:◎ 1枠1番 チアフルヴォイス
中央競馬で1勝を挙げた実績を持つ実力馬 。2025年7月29日に盛岡へ転入し、その初戦(C2三組)を後続に0.8秒差をつける圧勝で飾った 。JRAの1勝クラスで戦ってきた地力は、地方のC2クラスでは桁違いであり、前走でその事実が証明された。単勝1.1倍という圧倒的な支持が予想されており 、今回も通過点に過ぎないだろう。
盛岡6R C1 (ダート1200m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻15:10、C1クラスの短距離戦 。C1クラスはC2を勝ち上がった馬や、上位クラスから降級してきた馬が混在する。ここでは、現級での安定した実績と、短距離戦への高い適性が求められる。
推奨馬コラム:◎ 3枠3番 スピードスター
5歳牝馬。盛岡競馬場でのレースを得意としており、今季は既に2勝を挙げ、2着も3回と抜群の安定感を誇る 。特に1000mから1200mの短距離戦では常に上位争いを演じており、先行して粘り込むレーススタイルは盛岡のダートコースに非常に合っている。前走は1000m戦で5着と崩れたが、これはハイペースに巻き込まれたものであり、1200mの今回は自分のペースでレースを運べる可能性が高い。巻き返しを期待する。
盛岡7R C1 (ダート1200m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻15:45、再びC1クラスの1200m戦 。連続して好走している馬は、能力だけでなく精神的な充実期にあることが多い。そうした馬は多少の不利を克服してでも上位に食い込んでくるため、信頼度は高い。
推奨馬コラム:◎ 1枠1番 ネクストレベル
5歳牝馬。近3走の成績が[2着, 2着, 2着]と、まさに順番待ちの状態にある 。勝ち切れないもどかしさはあるものの、これだけ安定して連対を確保できるのは、C1クラスでは能力が上位であることの証左。今回は最内枠を引いたことで、ロスなく経済コースを進むことができる。展開利を活かせれば、三度目の正直で勝利を掴む場面も十分考えられる。
盛岡8R C1 (ダート1200m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻16:20、C1クラスの1200m戦が続く 。移籍をきっかけに、それまでの不振から脱却し、新たな一面を見せる馬がいる。前走で好走した移籍馬は、勢いに乗って連続好走する可能性が高い。
推奨馬コラム:◎ 7枠7番 ハルボタン
名古屋競馬から盛岡に移籍し、その初戦となった2025年7月27日の二戸まつり賞(C1)でいきなり2着に好走した 。環境の変化が良い方向に出たようで、見事な変わり身を見せた。前走は1000m戦だったが、今回は1200mに距離が延長される。この距離延長がプラスに作用する可能性もあり、前走以上のパフォーマンスが期待される。鞍上の岩本怜騎手とのコンビも2戦目で、さらなる前進が見込める。
盛岡9R C1 (ダート1200m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻16:55、C1クラスの1200m戦 。このレースの主役は、JRAからの転入後、現地の水に完全に適応し、連勝街道を歩み始めた素質馬である。その勢いは、もはやC1クラスのレベルを超越している。
推奨馬コラム:◎ 8枠10番 アクロスザシーズ
JRAでは未勝利だったが、盛岡に移籍して才能が開花。近3走で2勝を挙げており、特に前走の2025年7月21日のレースでは、鋭い末脚で差し切り勝ちを収めた 。JRAで揉まれた経験と、盛岡のダートコースへの高い適性が噛み合い、今やC1クラスでは敵なしの存在となっている。100%という想定勝率は、この馬が持つクラスを超えた能力と現在の絶好調ぶりを反映したものであり、今回も勝利は揺るがないと見る。
盛岡10R OROターフ特別 (オープン・芝1600m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻17:30、盛岡競馬名物の芝コースで行われるオープン特別 。このレースには、中央競馬で重賞戦線を戦い抜いてきた実績馬が出走しており、その格の違いが最大の焦点となる。
推奨馬コラム:◎ 1枠1番 カレンルシェルブル
中央競馬でリステッド競走の福島民報杯を制した実績を持つ、正真正銘のオープン馬である 。通算獲得賞金は1億4000万円を超え、その実績は今回のメンバーでは断トツ 。盛岡移籍後は、芝の重賞「せきれい賞」で3着に入るなど、その能力の高さを示している 。今回は得意のマイル戦。相手関係を考えれば、ここでは力が一枚も二枚も上。格の違いを見せつける走りが期待される。
盛岡11R 立秋特別 (A一組・ダート1600m)
レース展望と推奨の根拠
発走時刻18:10、A級の精鋭が集うマイル戦 。重賞競走でも好走歴のある実力馬が揃い、見応えのある一戦となった。ここでは、現級での豊富な実績と、前走で見せたパフォーマンスが信頼の証となる。
推奨馬コラム:◎ 8枠9番 トーセンマッシモ
7歳を迎えたベテランだが、その実力に衰えは見られない。重賞競走の「あすなろ賞」で5着、「一條記念みちのく大賞典」で7着と、強敵相手に健闘した後、自己条件のA級戦に戻った前走の文月特別を快勝した 。この勝利で、改めてA級ではトップクラスの能力があることを証明した。盛岡の1600mは最も得意とする舞台であり、連勝の可能性は十分にある。
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