【速報】ドバイオナーがH.E.タンクレッドステークス(G1)を圧勝!その強さと血統の秘密に迫る
2025年4月1日、オーストラリアの名門レース、H.E.タンクレッドステークス(G1)がローズヒルガーデンズ競馬場で行われ、英国からの実力馬ドバイオナー(Dubai Honour)が見事な勝利を飾りました。1番人気に応える力強い走りで、ライバルを寄せ付けませんでした。この記事では、レースの概要から、ドバイオナーの圧倒的な強さ、そしてその勝利を支える卓越した血統背景までを詳しく解説します。
H.E.タンクレッドステークスとは?
H.E.タンクレッドステークス(別名:タンクレッドステークス)は、1963年に創設された歴史ある競馬競走です。毎年、オーストラリアのローズヒルガーデンズ競馬場(芝2400メートル)を舞台に、3歳以上のサラブレッドによって争われます。総賞金は150万オーストラリアドルにのぼり、オーストラリア競馬シーズンにおける重要なG1レースとして、国内外から高い注目を集めています。
2025年 H.E.タンクレッドステークス レース結果
実力馬が集結し、激戦が繰り広げられたレースの結果は以下の通りです。
着順 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 斤量 | タイム/着差 | 単勝倍率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ドバイオナー | T・マーカンド | 59kg | 2:31.20 | 3.2 (1番人気) |
2 | 4 | デュークドセッサ | H・コフィー | 59kg | 0.75馬身 | 5.5 |
3 | 2 | ヴォーバン | T・クラーク | 59kg | 0.5馬身 | 3.1 |
4 | 3 | アラパホー | R・キング | 59kg | クビ | 8.0 |
5 | 6 | サークルオブファイア | J・コレット | 59kg | 1.75馬身 | 31.0 |
6 | 9 | ゼカリア | K・マカヴォイ | 59kg | 短首 | 61.0 |
7 | 14 | リバーオブスターズ | N・ローウィラー | 57kg | アタマ | 19.0 |
8 | 7 | ランドレジェンド | D・レーン | 59kg | 短首 | 61.0 |
9 | 5 | ザリル | T・ベリー | 59kg | 4.25馬身 | 26.0 |
10 | 11 | ウォーモンガー | C・スコフィールド | 58.5kg | 短首 | 19.0 |
11 | 8 | アステリックス | J・パル | 59kg | 9馬身 | 81.0 |
勝ちタイム:2分31秒20
上位4頭が1馬身半ほどの差にひしめく接戦となりましたが、ゴール前で力強く抜け出したのはドバイオナーでした。このタイムは、タフな馬場で行われることの多い本レースにおいて、平均的なペースであったことを示唆しています。
栄光を掴んだドバイオナー(Dubai Honour)の強さ
アイルランドで生まれ、英国の名門W・J・ハガス厩舎に所属する7歳のせん馬、ドバイオナー。馬主はM・オベイダ氏です。
今回の勝利は、彼にとって輝かしいキャリアの新たな1ページとなりました。過去には、
- 2023年 ランヴェットステークス(豪G1)
- 2023年 クイーンエリザベスステークス(豪G1)
- 2024年 サンクルー大賞(仏G1)
といったビッグタイトルを獲得しており、今回でG1勝利は4つ目となります。単勝3.2倍の1番人気に支持されていたことからも、その実力が高く評価されていたことがわかります。特にオーストラリアのG1をこれで3勝目となり、同国の馬場への高い適性を示しています。
勝利の鍵を握る血統:ドバイオナーのPedigree徹底解説
ドバイオナーの競走能力の根幹には、父系・母系それぞれから受け継いだ世界的な名血があります。
父系:名種牡馬の血を受け継ぐ Pride Of Dubai
父はPride Of Dubai(プライドオブドバイ)。2012年生まれの同馬は、現役時代にATCサイアーズプロデュースステークスとMRCブルーダイヤモンドステークスという2つのG1を制した2歳チャンピオンでしたが、怪我により早期引退を余儀なくされました。
種牡馬としては、ドバイオナーの他にもG1馬Pride Of Jenni(プライドオブジェニ)などを輩出し、オーストラリアの有力種牡馬として地位を確立しています。
Pride Of Dubaiの父は、2002年のドバイワールドカップ覇者であり、歴史的名牝Winx(ウィンクス)を筆頭に世界中でG1馬を送り出した大種牡馬Street Cry(ストリートクライ)です。さらにその父はMachiavellian(マキャヴェリアン)、そしてその父は近代競馬に多大な影響を与えたMr. Prospector(ミスタープロスペクター)に遡ります。父系からは、確かなスピード能力と競走馬としての才能が受け継がれていると考えられます。
母系:偉大な父を持つ Mondelice
母はMondelice(モンデリス)。その父は、1996年生まれの伝説的名馬Montjeu(モンジュー)です。
Montjeuは現役時代にジョッケークラブ賞(フランスダービー)、アイリッシュダービー、凱旋門賞など数々の大レースを制覇。種牡馬としても大成功を収め、特に豊富なスタミナと優れた क्लास(気品・格)を産駒に伝えることで知られ、多くのダービー馬や長距離G1ホースを輩出しました。
ドバイオナーが今回勝利した2400メートルという距離で見せる強さは、まさにこのMontjeuの血が色濃く反映されたものと言えるでしょう。母Mondeliceの母はCompelling(コンペリング)です。
血統が語る物語:スピードとスタミナの見事な融合
ドバイオナーの血統構成は、父Pride Of Dubai(父父Street Cry)から受け継いだスピード能力と、母父Montjeuから受け継いだスタミナと क्लासが見事に融合した配合と言えます。
実際にドバイオナー自身が、ランヴェットS(2000m)、クイーンエリザベスS(2000m)、サンクルー大賞(2400m)、そして今回のタンクレッドS(2400m)と、2000~2400mのG1レースで複数勝利していることが、この血統配合の優秀さを証明しています。
レースを彩ったライバルたちと今後の展望
今回のH.E.タンクレッドステークスでは、ドバイオナー以外にも注目馬がいました。2着のデュークドセッサ、3着のヴォーバンは、勝者から僅か1馬身以内の差でゴールし、高い能力を示しました。また、2023年の同レース覇者であるアラパホーも4着と健闘しています。
有力騎手の一人であるジェームズ・マクドナルド騎手が、ドバイでのロマンチックウォリアーへの騎乗を優先し、このレースへの騎乗をキャンセルしたというエピソードも、このレースが国際的にも注目度の高い一戦であることを物語っています。
この勝利により、ドバイオナーは次走の有力候補とされるクイーンエリザベスステークスに向けて、ますますその存在感を高めることとなりました。
まとめ:ドバイオナーの輝かしい勝利と血統の重要性
ドバイオナーの2025年H.E.タンクレッドステークス(G1)での勝利は、彼の輝かしい競走キャリアに新たな金字塔を打ち立てました。2400メートルというチャンピオンディスタンスでのこの勝利は、父系のスピードと才能、そして母系のスタミナと クラスが理想的に組み合わされた、彼の優れた血統背景があってこそと言えるでしょう。
この結果は、サラブレッド競馬において血統がいかに重要であるかを改めて示しています。競走馬の pedigree(血統)を理解することは、その馬の能力を予測し、評価する上で不可欠な要素なのです。ドバイオナーの勝利は、優れた血統配合がトップクラスの競走馬を創り出すことを示す、まさに好例と言えるでしょう。
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