レッドシーティーフ・ハンディキャップ:海外記事まとめ

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レッドシーティーフ・ハンディキャップ(グループ2)

2025年2月22日、サウジアラビア・リヤドのキング・アブドゥルアジーズ競馬場にて、国際的な注目を集めるサウジカップミーティングが開催されます。その中でも、賞金250万ドルを誇るレッドシーティーフ・ハンディキャップがグループ2に格上げされ、特に話題となっています。レースは現地時間16:50にスタートし、内側芝コースで1マイル7ハロンの距離が設定されています。馬場状態は「グッド~ファーム」とのこと。ヨーロッパ・パターン委員会が今シーズン、新たにグループ1レースを4戦追加するなど、長距離戦への注目が高まる中、今回のレースも一層の盛り上がりが期待されます。


出走馬とプロフィール

今年のレッドシーティーフ・ハンディキャップには、世界各国から11頭の実力馬が集結します。以下は、出走馬および騎手・斤量のリストです。

馬番 馬名 騎手 斤量 備考
1 Al Nayyir L・モリス 62キロ 最近、ドバイゴールドカップ(グループ2)で2着、サン=クラウドのプリ・スカラマッシュリーステークスで勝利。長距離適性と好調な状態が評価され、サウジの太陽が追い風となったとのコメントも。
2 Gregory J・ドイル 61.5キロ ロイヤルアスコットのクイーンズベイス(グループ2)で勝利。今回初のブリンカ装着でパフォーマンス向上を狙う。
3 Continuous R・ムーア 61キロ 2023年のセントレジャー勝馬。アイルランドチャンピオンシップ(グループ1)勝利、グッドウッドカップ(グループ1)2着と実績多数。もし勝利すれば、セントレジャーと本レースの両制覇となる。
4 Deira Mile J・ワトソン 60.5キロ 4歳馬ながら、Epsomダービー(グループ1)で4着、ウィンザーのオーガストステークス(リステッド)で2着の実績を持つ。
5 ビザンチンドリーム O・マーフィー 60キロ 日本の名馬。グループ3のキサラギ賞勝利、グループ1の菊花賞(日本版セントレジャー)で5着。
6 Prydwen C・シェパード 60キロ オールウェザートラックで実績豊富。13戦6勝、直近ではドーヴィルのグループ3プリ・ケルゴレイで勝利。
7 Presage Nocturne C・スミヨン 59.5キロ デューヴィルでの勝利や、ロンシャンのグループ3プリ・グラディアトールで3着。今回、初めてサウジカップに出走するトレーナーも話題に。
8 Trafalgar Square S・デソウサ 58.5キロ フランスで高値で獲得された4歳馬。グループ2のプリ・ショーデュダネイで2着と堅実な走りを見せる。
9 Epic Poet D・タドホープ 58.5キロ メイダンのゾーホーステークスで勝利、アル・カイルトロフィー(グループ3)で3着。安定感のある実績が評価される。
10 Jack Red Cloud A・アルファライディ 58.5キロ 17戦4勝。タイフでのカップレース勝利など、実績はあるものの、オッズは50/1と長穴と見られている。
11 Year of the Dragon C・オスピーナ 55キロ 8戦1勝、2着複数回の成績。こちらもオッズは50/1と長い部類。

騎手とトレーナーの注目ポイント

騎手プロフィール

  • L・モリス(Al Nayyir):今シーズン勝率14%を記録。
  • J・ドイル(Gregory):勝率50%と圧倒的な成績を持つ。
  • R・ムーア(Continuous):エプソムダービーやアスコットゴールドカップなど、数々のG1レースで輝かしい実績を誇る。
  • その他、各騎手は国際舞台での豊富な経験を背景に、レース展開に大きく貢献することが期待されています。

トレーナープロフィール

  • Tom Clover(Al Nayyir):今シーズン勝率30%、ロイヤルアスコットでの成功実績もあり、今回のレースにおける注目の存在。
  • John & Thady Gosden(Gregory):名門トレーナーコンビとして知られ、安定した成績を背景に信頼が厚い。
  • Aidan O’Brien(Continuous):アイルランド競馬界の覇者。クラシックレースでの数々の勝利がその実力を物語る。
  • その他、各トレーナーも国内外での実績を有し、戦略面でレースに大きな影響を与えるでしょう。

レース展開と予想

レース展開の鍵

  • 斤量の影響
     歴史的に、今回のレースでは高斤量を背負った馬が苦戦する傾向があるとされています。特に、トップ斤量の62キロのAl Nayyirや61.5キロのGregoryは、この点が課題となる可能性があります。

各馬の注目ポイント

  • Continuous(R・ムーア騎手、61キロ)
     セントレジャー勝利を含むG1レースでの輝かしい実績から、現時点で本命とされています。ムーア騎手の経験も加わり、安定した走りが期待されます。
  • Al Nayyir(L・モリス騎手、62キロ)
     過去の好走やトレーニング環境(サウジアラビアの太陽効果)により、距離適性とスタミナが評価されています。斤量がやや重いものの、力強さが勝負の鍵となるでしょう。
  • Deira Mile(J・ワトソン騎手、60.5キロ)
     Epsomダービーでの実績を背景に、長距離レースでの粘り強さが見込まれます。
  • Gregory(J・ドイル騎手、61.5キロ)
     ブリンカの装着で新たなパフォーマンス向上が期待され、戦術次第でレースの流れを変える可能性があります。
  • Epic Poet(D・タドホープ騎手、58.5キロ)
     安定した成績を持つ馬として、レース終盤での追い上げに注目が集まります。

予想

現時点では、Continuousが7/2のオッズから最有力と見られていますが、Al NayyirDeira Mileも十分に競争力があり、レース展開次第では上位進出が十分考えられます。また、GregoryやEpic Poetといった馬も、展開次第でサプライズを起こす可能性があるため、どの馬にも注意が必要です。


結論

レッドシーティーフ・ハンディキャップは、国内外の実力馬と名手たちが一堂に会する一大イベントです。各馬の実績、斤量、そして騎手・トレーナーの戦略がどのように作用するかが、勝利の鍵となるでしょう。今シーズン最有力とされるContinuousを中心に、Al Nayyir、Deira Mile、Gregory、Epic Poetらの存在も無視できません。レースの行方は、当日の馬場状態やペース配分に大きく左右されることが予想され、競馬ファンにとっては見逃せない一戦となることは間違いありません。

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