サンタモニカステークス(G2)コピオンが鮮やかな勝利!

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サンタモニカステークス(G2)コピオンが鮮やかな勝利!

2025年2月1日、サンタアニタパーク競馬場で行われたサンタモニカステークス(G2)は、A・フレス騎手騎乗のコピオンが優勝しました。

レースは、リッチがハナを奪い、ホープロード、コピオン、スプレンドラが続く展開。直線に入ると、コピオンが力強く抜け出し、2着のリッチに2馬身2分の1差をつけて快勝しました。3着にはホープロードが入りました。

レース概要

  • レース名: サンタモニカステークス (G2)
  • 開催日: 2025年2月1日
  • 競馬場: サンタアニタパーク競馬場
  • 距離: 7ハロン(約1408メートル)
  • コース: ダート
  • 出走条件: 4歳以上牝馬
  • 賞金総額: 20万ドル
  • 天候: 晴れ
  • 馬場状態:

レース結果

馬番 馬名 騎手 斤量 着差 単勝倍率
3 コピオン A・フレス 56.2キロ 2.2
2 ホープロード J・ヘルナンデス 55.3キロ 4.5馬身 3.0
1 リッチ H・ベリオス 55.3キロ 1.25馬身 3.5
4 スプレンドラ L・デットーリ 54.4キロ 1.5馬身 7.5

レース展開

スタートでリッチが好スタートを切り、ハナを奪います。続いてホープロード、コピオン、スプレンドラが追走する展開となりました。前半はリッチが軽快なペースで逃げ、後続を引き離します。  

3~4コーナー中間点で、ホープロードがリッチに並びかけ、コピオンも徐々に進出を開始。最後の直線に入ると、コピオンが力強い末脚を披露し、一気に先頭に躍り出ます。最後は2着のリッチに2馬身2分の1差をつけてゴールしました。3着争いはホープロードが制し、スプレンドラは4着となりました。  

各馬の分析

先行グループ

1. リッチ (Richi)

2着のリッチは、スタートから積極的にハナを奪い、レースを引っ張りました。直線ではコピオンの末脚に屈しましたが、最後まで粘り強く走り、2着を確保しました。1月のサンタアニタパーク競馬場6ハロンのレースで優勝しており、近走の成績は安定しています。  

騎乗したH・ベリオス騎手は、チリ出身の騎手で、2013年にアメリカで騎手デビュー。2021年にはサンタアニタパーク競馬場でリーディングジョッキーを獲得するなど、現在トップクラスの騎手として活躍しています。

リッチを管理するボブ・バファート調教師は、アメリカ競馬殿堂入りを果たしている名伯楽。ケンタッキーダービー6勝、プリークネスステークス7勝など、数々のG1レースを制覇しています。

2. ホープロード (Hope Road)

3着のホープロードは、道中は2番手を追走しましたが、直線で伸びを欠き、3着に敗れました。前走のコピオンには5馬身1/4差をつけられており、今回も力負けを喫した形となりました。  

騎乗したJ・ヘルナンデス騎手は、メキシコ出身の騎手で、2000年にアメリカで騎手デビュー。2022年にはサンタアニタパーク競馬場でリーディングジョッキーを獲得しています。

ホープロードの調教師も、リッチと同じくボブ・バファートです。

後方グループ

3. コピオン (Kopion)

優勝馬コピオンは、道中は中団を追走し、直線で鋭い末脚を繰り出して快勝しました。前走のサンタアニタパーク競馬場7ハロンのレースでも勝利しており、好調を維持していました。 今回の勝利でG2レース2勝目を挙げ、今後のG1レースへの挑戦にも期待が高まります。  

鞍上のA・フレス騎手は、イタリア出身の騎手で、2023年にアメリカで騎手デビュー。G1レースでの勝利経験はまだないものの、若手騎手として注目されています。

コピオンを管理するR・マンデラ調教師は、アメリカ競馬殿堂入りを果たしているベテラン調教師。ブリーダーズカップを14勝するなど、輝かしい実績を誇ります。

4. スプレンドラ (Splendora)

4着のスプレンドラは、道中は後方からレースを進めましたが、直線で伸び切れず、4着に終わりました。前走のコピオンには2馬身3/4差をつけられており、今回も上位進出はなりませんでした。  

騎乗したL・デットーリ騎手は、イタリア出身の世界的な名騎手。凱旋門賞を6勝、イギリスダービーを3勝するなど、G1レースで200勝以上を挙げています。

スプレンドラの調教師も、リッチ、ホープロードと同じくボブ・バファートです。

レースのポイント

今回のサンタモニカステークスは、コピオンの強さが際立つレースとなりました。直線での鋭い末脚は圧巻で、G2レースを制するにふさわしいパフォーマンスでした。

レースは、リッチが逃げ、ホープロードが追走する展開となりましたが、コピオンは中団から冷静にレースを進めました。3~4コーナーで徐々に進出を開始し、直線では他馬を圧倒する末脚を披露。リッチ、ホープロードを突き放し、見事な勝利を飾りました。

コピオンの勝利は、A・フレス騎手の好騎乗も光りました。道中はコピオンを落ち着かせ、直線で最高のタイミングでゴーサインを出すなど、完璧な騎乗でした。

一方、1番人気のリッチは、先行策から粘り強く2着を確保しましたが、コピオンの末脚には屈しました。ホープロード、スプレンドラも直線で伸びを欠き、上位進出はなりませんでした。

サンタアニタパーク競馬場

サンタアニタパーク競馬場は、カリフォルニア州アルカディアにある競馬場です。1934年に開設され、ブリーダーズカップを10回開催するなど、アメリカを代表する競馬場のひとつとして知られています。

コースは、ダートコースと芝コースがあり、ダートコースは1周約1マイル(約1609メートル)で、左回りのコースです。直線は、約1097メートルと、アメリカの中でも長い直線を持つ競馬場として有名です。

サンタアニタパーク競馬場は、これまで多くの名馬が誕生した競馬場でもあります。1940年代には、アメリカ競馬史上最強馬との呼び声高いシービスケットが活躍し、1970年代には、三冠馬アファームドが勝利を飾りました。近年では、2015年にアメリカクラシック三冠を達成したアメリカンファラオも、サンタアニタパーク競馬場で勝利を挙げています。

サンタモニカステークスについて

サンタモニカステークスは、毎年1月下旬から2月上旬にかけて、サンタアニタパーク競馬場で開催されるアメリカのサラブレッド競馬のレースです。4歳以上の牝馬が出走可能で、ダート7ハロンで行われます。2010年までは、サンタモニカハンディキャップという名称でした。  

過去のサンタモニカステークスの勝ち馬には、名牝ゼニヤッタや、ブリーダーズカップディスタフを制したビーホルダーなどがいます。

まとめ

コピオンは、今回のサンタモニカステークスで、G2レース2勝目を挙げました。力強いレースぶりは、今後の更なる活躍を期待させるものでした。

今回の勝利は、コピオン自身の能力はもちろんのこと、A・フレス騎手の好騎乗、R・マンデラ調教師の的確な管理など、関係者の努力が結実した結果と言えるでしょう。

コピオンは、今後G1レースへの挑戦も視野に入ってくるでしょう。今後の動向に注目が集まります。

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