BCターフ2024 予想：オッズ分析と有力馬考察
競馬ファン待望の祭典、ブリーダーズカップ2024が、今年もカリフォルニア州デルマー競馬場にて開催されます。数あるレースの中でも、芝の頂点を決めるBCターフは、世界中から強豪が集い、白熱したレース展開が期待される注目のレースです。
この記事では、BCターフ2024の予想オッズを日米で比較し、有力馬を分析。さらに、過去のレース傾向やデータから、レースの鍵を握る要素を考察していきます。
出走馬とオッズ比較：日本 vs 海外ブックメーカー
まず、日本における予想オッズと、海外ブックメーカーが発表したオッズを比較してみましょう。
| 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 日本オッズ | 人気 | 海外オッズ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ローシャムパーク | 牡5 | ルメール | 6.8 | 4 | 21.0 |
| 2 | エミリーアップジョン | 牝5 | デットー | 12.2 | 5 | 6.0 |
| 3 | シャフリヤール | 牡6 | Ｃ．デム | 3.3 | 2 | 11.0 |
| 4 | ルクセンブルク | 牡5 | ムーア | 4.9 | 3 | 13.0 |
| 5 | ジェイアービー | 牡3 | レヴィー | 108.0 | 9 | 5.0 |
| 6 | ファーブリッジ | 牡4 | ロザリオ | 17.6 | 6 | 7.0 |
| 7 | グランドソナタ | 牡5 | ガファリ | 88.6 | 8 | 21.0 |
| 8 | カボスピリット | セ5 | セディー | 315.9 | 12 | 31.0 |
| 9 | エルエンシナル | 牡4 | アユソ | 353.8 | 13 | 31.0 |
| 10 | ウイングスパン | 牝3 | ローダン | 52.0 | 7 | 16.0 |
| 11 | レベルスロマンス | セ6 | ビュイック | 2.0 | 1 | 3.5 |
| 12 | ゴールドフェニック | セ6 | フレイ | 123.9 | 10 | 16.0 |
| 13 | ゼアゴーズハーバー | 牡6 | ヴェラス | 175.4 | 11 | 31.0 |
オッズ差の注目ポイント
- レベルスロマンスは日本で2.0倍の1番人気ですが、海外では3.5倍と、それほど抜けた人気ではありません。
- エミリーアップジョンは日本で12.2倍の5番人気ですが、海外では6.0倍と、上位人気に推されています。
有力馬分析：データと実績から勝利の可能性を探る
レベルスロマンス
2022年のBCターフ覇者。堅実な走りで、今年も上位争いが期待されます。しかし、2023年は不調だったため、復活を証明できるかが鍵となります。
シャフリヤール
2022年のドバイシーマクラシック優勝馬。距離適性も高く、強力なライバルとなるでしょう。しかし、2022年以降勝利から遠ざかっている点が不安材料です。
ルクセンブルク
2024年5月にG1レースを制覇。実績は十分ですが、近走の成績は安定していません。名伯楽エイダン・オブライエン厩舎の管理馬であり、同厩舎はBCターフで過去7勝を挙げていることから、軽視は禁物です。
エミリーアップジョン
2023年9月のG1レースで3着。牝馬ながら、牡馬相手にどこまで戦えるか注目です。距離適性も高く、海外での評価が高い点は魅力です。
伏兵候補
上記の馬以外にも、ジェイアービーやファーブリッジは、実績こそ少ないものの、潜在能力は高く、波乱を巻き起こす可能性も秘めています。
過去の傾向分析：デルマー競馬場の馬場とレース展開
コース特性
デルマー競馬場は、直線の短いコースレイアウトが特徴です。そのため、先行馬が有利な傾向があり、後方からの追い込みは難しくなります。
過去のレース傾向
- 過去のBCターフでも、先行馬が好成績を残しており、2017年と2021年のデルマー開催では、逃げ、先行馬が上位を独占しました。
- 今年のBCターフでも、先行争いが激化すると予想されます。
展開のキーポイント
- 逃げ馬候補のカボスピリット
- 先行力のあるゴールドフェニック、ゼアゴーズハーバー
- これらの馬が積極的にレースを引っ張れば、ハイペースとなり、後方待機組には厳しい展開となるでしょう。
- レベルスロマンスやシャフリヤールのような差し馬は、展開の助けが必要となるかもしれません。