【スプリンターズステークス2024】脚質分析！逃げ・先行馬は有利？追い込み馬が勝つには？

秋のG1開幕を告げるスプリント王決定戦「スプリンターズステークス」。電撃の1200mを制するために、様々な脚質を持つ競走馬たちがしのぎを削ります。

「スプリンターズステークスは逃げ・先行馬が有利」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか？

しかし、本当にそうでしょうか？

今回は、スプリンターズステークスにおける「脚質」に焦点を当て、過去データやレース展開などを分析しながら、どの脚質の馬が有利なのかを徹底解説していきます！

この記事を読めば、スプリンターズステークスの予想がさらに深く、そして勝てる馬券に近づくこと間違いなし！

「スプリンターズステークスは、先行馬が圧倒的に有利」というわけではありません。

確かに、直線が短く、ペースが落ち着きやすい中山競馬場の1200m戦では、スタートダッシュを決めて、有利なポジションを確保できる逃げ・先行馬が有利になるケースが多いです。

しかし、近年はスプリンターズステークスにおいても、後方からレースを進め、最後の直線で一気に差し切る「追い込み馬」の活躍が目立っています。

例えば、2022年のスプリンターズステークスを制したジャンダルムは、後方からの追い込みが決まっての勝利でした。

これは、近年のスプリント路線において、スピードの高い馬が増加し、全体的なレベルが上がっていることが影響していると推測されます。ハイペースでレースが進むことで、スタミナを消耗した先行馬が終盤で失速し、後方から脚を温存していた追い込み馬にチャンスが巡ってくるというケースが増えているのです。

では、追い込み馬がスプリンターズステークスで勝利を手にするためには、どのような条件が必要なのでしょうか？

展開: 前半からハイペースでレースが流れることが必須条件となります。スローペースで進むと、先行馬が有利なポジションをキープしたまま、最後の直線まで粘り切ってしまう可能性が高くなります。
馬場状態: 重馬場や不良馬場など、馬場状態が悪い場合は、スタミナを奪われやすい先行馬よりも、パワーや持続力に優れる追い込み馬に有利に働きます。
騎手の腕: 後方からレースを進める追い込み馬の場合、馬群を捌く「進路」を見つけることが重要になります。そのため、騎手の戦略や技術が勝敗を分ける鍵となるでしょう。