ライスネイチャ：個性派ナイスネイチャの血を受け継ぐ新星

現役時代にナイスネイチャという馬の主戦騎手を務めていた松永昌博調教師のもとに新しく入厩する馬がいる。その名もライスネイチャ（牡2）。ライスネイチャは、要注目の“血統馬”だ。その血筋は、父メイショウボーラー、母オムスビと、祖母ゲッケイジュが5月30日に35歳でこの世を去ったナイスネイチャの半妹であることから、ライスネイチャはこの個性派馬の血を受け継いでいるのだ。その出自から、既にファンの間では注目が高まっている。

デビュー前から持ち味を発揮するライスネイチャ

ライスネイチャはすでに栗東・松永昌博厩舎に入厩し、22日には栗東坂路で4F75.5-17.6のタイムを計時。その素早さから、デビューを待つ彼に対する期待は高まるばかりだ。そして母オムスビからは「ライス」、そして祖母ゲッケイジュがナイスネイチャの半妹だったことから「ネイチャ」を取って命名されたという彼の名前も、ライスネイチャの出自を象徴するものとなっている。

主戦騎手松永昌博調教師の思い

松永昌博調教師にとって、ナイスネイチャは「宝物」と語るほどの馬だった。その血と名を引き継いだライスネイチャとともに、再びG1制覇への挑戦が待っている。ライスネイチャが1歳の時点では小さな馬だったが、すでに450キロにまで育ち、ゲート練習も進行中だ。すでにメイショウボーラーの産駒で短距離のレースが得意とみられており、小倉開催でデビューする可能性も言われている。そのデビュー戦でライスネイチャ絡みの大きな馬券が売れることが予想されている。

ライスネイチャ、血統の物語が始まる

一方、ライスネイチャは見事に成長し、また松永昌調教師のもとでしっかりと調教を受けているため、そのレースぶりにも大きな期待が寄せられている。昨年亡くなったナイスネイチャが遺した名声を継ぐライスネイチャが、2歳馬としてデビュー戦を戦い、次なるナイスネイチャとなるかもしれない。松永昌調教師や競馬ファンたちがライスネイチャの初戦を待ち望む中、ナイスネイチャの夢が再び、栗東・松永昌博厩舎で叶う日はそう遠くないかもしれない。この血統豊かな馬、ライスネイチャの活躍を見逃すことなく、彼がどのように競馬界を賑わせるのか楽しみに待ちたい。