1億8000万円馬ショウナンハウル、今週デビュー寸前で最終追い切り披露
栗東・松下武士厩舎のショウナンハウル(牡、父レイデオロ、母リンフォルツァンド)が今週デビューを迎えるにあたり、追い切りでその高いポテンシャルを示している。昨年に行われたセレクトセールで1億8000万円という高額落札され、注目を集める一頭だ。今週デビュー予定となっており、6月開催の阪神芝1800mの新馬戦で出走する。このレースは過去3年間、ホープフルステークス(ホープフルS)を勝利した馬が出走しており、その実績からも期待が高まっている。
追い切りでも印象的な動きを見せるショウナンハウル
今週のデビュー戦に向けて取材に応じ、松下調教師はショウナンハウルの追い切りについて「ずっと力みっぱなしだったんですよ。だけど、しまいの1ハロンは11秒6でしょ。伸びてますよね。心肺機能が高いんだと思います」と語った。また、以前放牧されていた牧場の併せ馬でも良い動きを見せていたことから、その力を信じてデビュー戦に臨むとのことである。鞍上は池添騎手が予定されており、デビュー戦から期待が寄せられている。
同じ松下厩舎のスノーライトニングも注目
ショウナンハウルと同じ松下京介厩舎に所属するスノーライトニング(牡、父レイデオロ、母ライトファンタジア)も注目馬である。阪神3週目の芝マイルに出走予定であり、アドマイヤモナークの甥にあたる一頭として期待を集めている。デビュー戦の前週にはショウナンハウルと併せ馬を行ったものの、話題はやはりセレクトセールで1億8000万円と落札されたショウナンハウルへと移ってしまう程の存在感を見せている。
今後の戦績に期待がかかるショウナンハウル
今回のデビュー戦を制解けば、その後のホープフルSを勝利した馬が出走した阪神芝1800mの新馬戦に続くレースで活躍が期待される。過去3年間でも、同じレースを使った馬がホープフルSを制しており、2020年はダノンザキッド(栗東・安田隆行厩舎)が1着、2021年にはキラーアビリティ(栗東・斉藤崇史厩舎)が5着という成績を残している。今回のデビュー戦の勝利をきっかけに、ショウナンハウルも今後大きなレースで活躍することが期待されている。果たして、1億8000万円という高額に見合う活躍を見せられるのか今後のショウナンハウルの動向に注目が集まっている。