阪神5R・2歳新馬戦でレディントンがデビュー勝利
6月18日の阪神5R・2歳新馬（芝1,600メートル・11頭立て）は、4番人気のレディントン（牡2歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父サトノアラジン）が豪快な差し切りを決め、デビューVを飾った。勝ちタイムは1分35秒1（良）。最後の直線で大外から猛烈な末脚を見せ、余力を残しながら他の馬をまとめて交わした。1馬身3/4差の2着にはダイメイイチョウ（6番人気）、さらに3/4馬身差遅れた3着にコートリーバウ（3番人気）が続いた。
レディントンの調教からすでに良い動きを見せていた
レディントンに騎乗してデビュー戦を勝利に導いた松若風馬騎手は、「調教から素晴らしい動きをしていた。少し強気な競馬になったが、しっかり反応してくれたし、最後まで余力もあった。体もまだまだで、これからの馬だと思います」とコメント。また、調教師の杉山晴紀師も「調教から動いていたし、ジョッキーも何回も乗って手応えをつかんでいた。ジョッキーは『脚があるのがわかっていたので、強引でも外に出した』と言っていた。完成度は高いし、マイルぐらいで走ってくれるんじゃないかな」と語っている。
父サトノアラジン、母クラウンアスリートという豪華血統
レディントンは、父サトノアラジン、母クラウンアスリート、母の父アフリートという豪華な血統を持つ。栗東・杉山晴紀厩舎所属で、北海道苫小牧市・藤澤純氏の生産馬。馬主は長谷川祐司氏で、馬名は「人名より」とされている。これからの活躍に期待が寄せられる名前の由来は、サトノアラジンが父であることと、人名が由来となっていることから、サトノアラジンの「アラジン」の部分と、「レディ」の部分を組み合わせて「レディントン」となっていると言われている。
今後のレースでも注目の馬、レディントン
今後、レディントンはマイル戦を中心に走るだろうとされており、成長途中でありながら潜在能力の高さがうかがえる。今後の出走予定レースや対戦相手、戦績などがファンや競馬関係者から注目されており、大きな期待が寄せられている。今回のデビュー戦勝利がさらなる飛躍のきっかけとなり、今後のレースで次々と好成績を重ねていくことが期待されている。
