新種牡馬ブリックスアンドモルタルの産駒、テラメリタが2歳新馬戦で世代最初の白星を挙げる

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新世代のスター、テラメリタの登場

2歳新馬戦の開幕と共に、新種牡馬ブリックスアンドモルタルの産駒であるテラメリタ(牝、栗東・須貝尚介厩舎)がその星を輝かせた。阪神5Rの2歳新馬戦(芝1600メートル)で、彼女は世代最初の白星を挙げるという快挙を成し遂げました。クリストフ・ルメール騎手の見事な騎乗によって勝利を手にしたテラメリタの勝ち時計は1分36秒5(稍重)で、その軽快な走りは見る者たちを魅了しました。この勝利は、テラメリタが世代の新馬勝ち第1号となった瞬間であり、新世代のスターの登場を予感させるものでした。

血統背景とその期待

テラメリタは、新種牡馬のブリックスアンドモルタルと、母テラノヴァ、母の父ヴィクトワールピサという血統を引く馬です。さらにその祖母は2001年のサンスポ杯阪神牝馬Sを勝ったエアトゥーレという、豪華な血統を持つ彼女には高い期待が寄せられています。新種牡馬である父ブリックスアンドモルタルは「サンデーサイレンスの再来」と牧場スタッフからも高い評価を受けており、その産駒であるテラメリタが新たな世代の競馬シーンでどのように活躍するかが注目されます。

勝利を収めた戦いの詳細

レースでは、ゲート入りに手こずる場面もありましたが、スタートと同時に徐々にピッチを上げ先頭に立つと、そのまま直線で後続を突き放し軽快に逃げ切りました。その勢いは3馬身半差の2着にカントゥータ、さらに3/4差遅れた3着にコンテナワールドが続く中、その差を一目瞭然と示すものでした。ルメール騎手は「まだ子供ですね。ゲート入りはちょっと怖がりました。スタートもゲートが開いてからビックリしていた。誰も逃げたくなかったから、自分のペースで走ってくれました。直線はいい加速でした。まだまだ伸びしろがありそう。距離は1600メートル以上は絶対いけると思う」と語りました。

今後の展望と期待

この勝利を受けて、調教師の須貝尚介は「ゲートは練習では大丈夫だったんだけど、❶枠①番ということもあって怖がってしまいましたね。まあ、まだ小学生の運動会みたいなものだから。走りは母よりも追ってから軽く見えたけど、課題はまだまだある。それでも新種牡馬で勝てたのはうれしい。ゆかりの血統で、しかも一発目だからね。(須貝調教師はきょうが誕生日で)いいプレゼントになりました。明日(安田記念のソダシ、ドルチェモア)も頑張ってもらいましょう」と喜びつつ、今後の展望と期待を語りました。新種牡馬の産駒がこのように活躍することは、競馬界に新たな風を吹き込む可能性を秘めており、テラメリタのこれからの活躍が待ち遠しい限りです。

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