ハギノアレグリアス、平安ステークスで注目の一頭
土曜の競馬、京都11R・平安ステークス（GⅢ）では、チュウワウィザード、オメガパフューム、テーオーケインズといった過去の優勝馬に続き、新たなチャンピオンが誕生する。その中でも、ハギノアレグリアスの名前が注目を集めている。6歳にしてキャリアはまだ12戦と浅いものの、これまでの戦績は好調だ。昨秋からの復帰後、好成績を続けている彼は、この度、中央でも重賞を獲得するチャンスを掴むかもしれない。
四位洋文調教師、JRA重賞初制覇なるか
ハギノアレグリアスを管理する四位洋文調教師にとって、このレースは特別な意味を持つ。彼には、JRA重賞初制覇のチャンスがあるからだ。四位調教師は騎手時代に平安Sで4勝を挙げ、歴代最多勝騎手となった。その実績を調教師としても引き継げるかどうか、このレースが試金石となる。ハギノアレグリアスは3月の名古屋大賞典（名古屋）1着以来の出走で、今回は岩田望来騎手が騎乗を予定している。
武豊騎手、25年ぶりの平安ステークス制覇を目指す
また、ノットゥルノに騎乗予定の武豊騎手も注目の一人だ。エムアイブランに騎乗して制した1998年以来、25年ぶりの平安ステークス制覇を目指している。ノットゥルノは昨年のジャパンダートダービー（大井）勝ち馬で、今年の平安ステークス登録馬で唯一のJpnⅠ勝ち馬だが、同レース以来の勝利を挙げることができるだろうか。
予想：京都ダートでの実績が重要なポイント
今回のレースの大きな注目点は、京都ダートでの実績だ。その中でハギノアレグリアス、4歳のタイセイドレフォン、5歳のメイショウフンジンはすでに京都ダートでの勝利実績を持つ。その中でもハギノアレグリアスは前回、京都のダート1800mで勝っている実績を持つ。また、グロリアムンディも5歳馬で強敵と目されている。さらに4歳のノットゥルノも右回りが得意とされているが、59キロの負担が心配との声もある。これらの情報から、レースの行方は波乱含みと予想される。
