1. ヴィクトリアマイルへの期待高まるスターズオンアース
2023年5月14日、東京競馬場で行われる「ヴィクトリアマイル・G1」では、今年も豪華な顔ぶれが揃いました。15頭の重賞ホースがそろい、その中でも注目を浴びているのが4歳の2冠牝馬「スターズオンアース」です。オークス以来、1年近く勝利から遠ざかっていますが、得意とする府中で自慢の豪脚を武器に、再び本領を発揮することが期待されています。Vデータを全てクリアしたのもこの馬だけであり、府中でのG1・3勝目なるか、注目が集まっています。
2. スターズオンアースの距離適性と血統背景
スターズオンアースは、その爆発力ある末脚とスピード性能が抜群の一方で、気性が難しいとされるファミリーから出ています。しかし、スターズオンアース自身はそれら難しさをあまり見せず、中距離で末脚を発揮するドゥラメンテ牝馬らしい競馬を見せています。東京コースへの替わりはプラスとされていますが、久しぶりのマイルという距離に対しては不安要素となっています。一方で、成長力のある血統から見て、4歳シーズンの今は充実期と言え、高速決着にも対応可能であることから、この舞台であれば十分に力を発揮することが期待できます。
前走不利データも克服、スターズオンアースの逆襲
スターズオンアースの前走は大阪杯で、その成績は2着だった。大阪杯は通常、社台ファームが苦手としているレースで、過去10年間の社台ファーム生産馬の成績は【0-0-2-12】と低調。しかし、スターズオンアースは2着という好成績を収め、その実力を見せつけた。特に、過去の成績を見ると、16年のヌーヴォレコルトが3番人気で6着、15年のスピルバーグが2番人気で4着と、人気馬であってもこのレースで好成績を収めるのは難しい。その中でスターズオンアースが2着という成績を収めたことは、その実力を改めて認識させられる結果となった。
スターズオンアースの血統と特性
スターズオンアースは、その末脚の爆発力とスピード性能が抜群の馬である。一方で、その血統は気性的に難しいタイプが多いファミリーでもある。しかし、スターズオンアース自体はその難しさをあまり見せず、ドゥラメンテ牝馬らしく中距離で自慢の末脚を発揮している。ただし、その追走力が高いタイプではないため、久しぶりのマイルという距離が不安要素となっている。
一方で、スターズオンアースは東京コースも問題なくこなし、高速決着も可能。また、成長力のある血統であるため、5歳シーズンである今が充実期とも言える。スターズオンアースは鉄砲駆けするタイプでマイルが適距離なため、この舞台であれば誰もが驚かないパフォーマンスを発揮する可能性がある。
スターズオンアースのマイル適性とその対策
マイル適性については、過去の成績から見ても一定の結果を出している。ただし、その後は中距離を主戦場としており、久しぶりのマイルレースとなるため、その適性が問われる。しかし、スターズオンアースの鋭い末脚が発揮されることで、マイルでも十分に戦えると思われる。また、ヴィクトリアマイルは比較的速いペースでのレース展開が予想されるため、その末脚は十分に活かされるだろう。
対戦相手との対策
このレースでは、ソダシが最大のライバルとなる。マイルでもその能力を証明している。しかし、やや調子を落としている可能性もある。スターズオンアースは、ソダシの不振を突くべく、末脚の爆発力を最大限に活かす戦略を取ることが求められるだろう。
まとめ
スターズオンアースは、前走で見せた力強い走りと、マイルでの適性を考えると、ヴィクトリアマイルでも十分に勝負になると思われる。ソダシとの対決は見ものだが、スターズオンアースの末脚が活かされれば、予想外の結果が出る可能性も十分にある。レースの行方は、どの馬が自身の戦略を最も上手く実行できるかにかかっているだろう。
