4番人気という中位の評価ながら、370%という高い「お買い得度」は注目に値する。平地競走では22戦して未勝利と頭打ちの成績だったが、障害レースに転向してからの近2走は、着実に内容が良化している。

父アポロケンタッキーはダートG1を制したパワーの持ち主であり、母の父ハーツクライからは長距離をこなす豊富なスタミナを受け継いでいる。

2番人気という上位人気に支持されながらも、230%という「お買い得度」を記録している珍しいケース。前走の小倉ダート1700m戦では、厳しい展開ながらも掲示板を確保し、砂への適性を示した。

関係者からは「すごくいい前向きさがある」「追ってからの反応も良かった」といったコメントが聞かれ、馬が心身ともに充実期を迎えていることがうかがえる。

1番人気に支持されながらも156%の「お買い得度」を持つ。これまでのキャリアで勝ち星こそないものの、7戦して3着3回と、常に上位争いに加わる安定感は高く評価できる。

この馬の最大の武器は、レース序盤から好位につけられる先行力だ。父リオンディーズは力強い産駒を多く輩出しており、母の父フジキセキから受け継いだスピードもダート短距離で活きる。

2番人気で「お買い得度」311%という数値は、AIがこの馬の能力を市場評価よりも遥かに高く見積もっていることを示している。近2走は、上がり3ハロンでメンバー最速級の脚を繰り出し、勝ち馬に肉薄している。

父ビッグアーサーはスプリンターズSを制した快速馬、母の父には三冠馬オルフェーヴルという血統背景も魅力。スピードと底力を兼ね備えている。

ダートに転向してから【2-2-0-1】と安定した成績を残し、前走で見事な勝利を飾った。昇級初戦となる今回は3番人気に留まっているが、AIは27%という高い勝率を算出し、386%という非常に高い「お買い得度」を示している。

父はダービー馬ドゥラメンテ、近親にはG1馬シャフリヤールやアルアインがいる超良血馬であり、ダートで開花した素質は底知れない。

5番人気という伏兵評価ながら、今回最も高い444%という「お買い得度」を叩き出した。この評価の理由はただ一つ、「コース適性」である。近3走は着順こそ振るわないが、唯一の勝利を挙げているのが、今回と同じ中京ダート1400mなのだ。

典型的な「ホース・フォー・コース（特定のコースを得意とする馬）」であり、市場はそのスペシャリスト性を見落としている。

12番人気という低評価ながら、387%という非常に高い「お買い得度」をマークした大穴候補。複数のメディアがこの馬の追い切りを高く評価しており、「A評価」や「S評価」を与える専門家も少なくない。

特に1週前追い切りでは、CWコースで3ハロン36秒台の速いラップを刻んでおり、状態が絶好調であることを示している。netkeibaのAI予想でも本命に抜擢されるなど、その気配の良さは専門家の間でも評判だ。

前走の未勝利戦では、後続に1.8秒もの大差をつける圧巻のパフォーマンスで勝利。その勝ちっぷりは、1勝クラスに昇級しても即通用するだけの器であることを強く感じさせた。

父ブリックスアンドモルタルは米国の年度代表馬で、産駒は成長力に富む。レースを重ねるごとに力をつけており、まさに今が本格化の時期。

1番人気に支持される実力馬だが、AIが示す45%というプロ本命指数は、その人気が揺るぎないものであることを裏付けている。近4走で【1-1-2-0】と馬券圏内を外しておらず、その安定感は群を抜いている。

特に評価したいのが、長く良い脚を使える点だ。直線が長い新潟の外回りコースは、この馬にとって最高の舞台設定と言える。

1番人気が確実視されるが、AIが算出するプロ本命指数64%は、その人気が実力を正確に反映したものであることを示している。近3走は全て1番人気に支持され【0-1-2-0】と勝ち切れていないが、相手が強かったり展開が向かなかったりしたもの。

今回は自己条件の1勝クラスに戻り、相手関係は一気に楽になる。父エピファネイア産駒らしい持続力のある末脚は、札幌の洋芝でこそ活きる。

2勝クラスを勝ち上がったばかりの昇級初戦だが、AIは51%という極めて高い勝率を予測。これは、前走までのレース内容がオープンクラスでも通用するレベルにあると判断されたからだ。

特に2走前の勝ちっぷりは秀逸で、重馬場をものともせず、力強く抜け出した内容は高く評価できる。父パイロはダートの活躍馬を多数輩出しており、産駒はクラスが上がっても勢いが止まらない傾向にある。