二十四万石賞2025予想|過去10年の傾向・血統・コース適性から有力馬を徹底分析!

二十四万石賞2025予想|過去10年の傾向・血統・コース適性から有力馬を徹底分析!

二十四万石賞2025予想

過去10年の傾向・血統・コース適性から有力馬を徹底分析!

はじめに

高知競馬の春の訪れを告げる重要な一戦、二十四万石賞。高知競馬場を舞台に、ダート1900mで争われるこのレースは、年明けから黒船賞(JpnIII)に向けて短距離路線が中心となる高知競馬において、年末の高知県知事賞以来となる古馬中・長距離路線の主要競走として位置づけられています。1985年に現競馬場の開設記念として創設されて以来、高知の競馬ファンにとって見逃せない一戦となっています。

📅
開催日 2025年4月13日 (日)
🏁
競馬場 高知競馬場
📏
距離 ダート1900m (右回り)
🐎
出走条件 サラブレッド系4歳以上、高知所属馬限定
⚖️
負担重量 定量 57kg (牝馬2kg減)
💰
1着賞金 1000万円

レースの歴史と意義

二十四万石賞は、1985年に高知市桟橋にあった旧競馬場から現在の長浜への移転・新設を記念して創設されました。レース名は、江戸時代の土佐藩の石高「二十四万石」に由来します。創設当初から春の古馬中距離重賞として定着しており、現在は1900mで施行されています。

かつては中国・四国・近畿地区の交流競走として他地区の所属馬も参戦していましたが、現在は高知所属馬限定のレースとなっています。また、レースの賞金も大幅に増額され、2015年の1着賞金100万円から現在は1000万円と10倍になっています。この変更により、地元高知の実力馬がこのレースに目標を定めやすくなり、レースレベルの向上にも寄与しています。

血統分析:高知1900mで注目すべき血統

過去の勝ち馬の父

過去10年の勝ち馬の父を見ると、多様な種牡馬が名を連ねていますが、ゴールドアリュール、シンボリクリスエス、ロージズインメイ、フレンチデピュティといったダートでの実績が豊富な種牡馬や、その系統が目立ちます。スタミナとパワーを要求される高知の深いダート、そして1900mという距離をこなせる血統背景が有利に働いています。

2025年出走予定馬の血統

ニクソンテソーロ

父: コパノリッキー(ゴールドアリュール系)

母父: シンボリクリスエス(ロベルト系)

父コパノリッキーはダートG1を11勝した名馬。スタミナとパワーは豊富で、血統構成はこのレースへの適性が非常に高いと考えられます。

エスポワールガイ

父: エスポワールシチー(ゴールドアリュール系)

母父: シンボリクリスエス

父エスポワールシチーもダートG1・9勝馬。ニクソンテソーロと似た配合で、スタミナ豊富なダート血統と言えます。

プリフロオールイン

父: アニマルキングダム

母父: スペシャルウィーク(サンデーサイレンス系)

父アニマルキングダムは芝やオールウェザーでの活躍馬ですが、Leroidesanimaux系はスタミナを伝える傾向があります。高知優駿、黒潮菊花賞と1900mの重賞を2勝している実績が、血統背景だけでは測れない適性を示しています。

注目すべき血統傾向

過去の勝ち馬の傾向を見ると、ゴールドアリュール系や、パワーとスタミナに優れたロベルト系の血を持つ馬の活躍が目立ちます。2025年のメンバーでは、ニクソンテソーロやエスポワールガイが血統的には非常に魅力的です。

ローテーション分析:好走馬の前走・レース間隔

主要な前哨戦

黒船賞 (JpnIII, 1400m)

高知最大のレース。距離は短いが、レベルの高い相手と戦ってきた経験は無視できません。今年はニクソンテソーロ(4着)、ティアップエックス(7着)がここからの参戦です。

だるま夕日賞 (重賞, 1600m)

黒船賞へのステップレースの一つ。今年はティアップエックス(1着)、プリフロオールイン(4着)、グラティアスグー(5着)が出走していました。

高知県知事賞 (重賞, 2400m)

年末の大一番。距離が長く、スタミナが問われるレースであり、ここでの好走歴は長距離適性の証明になります。ロッキーサンダーは昨年2着でした。

レース間隔

多くの好走馬は、2月や3月のレースを使われてから臨んでいます。今年の有力馬の多くは、2月か3月にレースを使われており、順調なローテーションと言えます。

直近(特に2月~3月)の高知の重賞や、それに準ずる特別戦で好走していることが、このレースで好走するための重要な指標となります。黒船賞は距離こそ違えど、そこで善戦した馬は評価が必要です。また、高知県知事賞での実績はスタミナの証明として価値があります。

コース適性:高知ダート1900m攻略の鍵

スタート ゴール 1コーナー 2コーナー 3コーナー 4コーナー 高知競馬場 ダート1900m ※右回り・1周1100m・おむすび型コース

コース形態

ダート1900m 右回り。1周1100mと地方競馬の中でも比較的小回りなコースです。第1・第2コーナーよりも第3・第4コーナーの半径が大きい、おむすび型(またはスパイラルカーブ)の形状をしています。

砂質と直線の特徴

海砂を使用しており、水分を含むと黒っぽくなる、非常に時計のかかる深い砂です。特に内ラチ沿いは砂が深く、騎手たちは意図的に内側を避けて通る傾向があります。ゴール前の直線距離は約230m(実質的な追い比べ部分は200m)と短いのが特徴です。

有利な脚質

短い直線と深い砂のため、基本的には先行した馬が有利です。後方から差すのは難しく、追い込み馬にとっては厳しいコースと言えます。ただし、ペースが速くなった場合や、向こう正面や3コーナーあたりから早めに進出できる差し馬ならチャンスはあります。

枠順の影響

高知競馬場は全体的に外枠有利の傾向があります。これは、内側の砂が極端に深いため、各馬が内を避けて走るからです。1900m戦でもその傾向は残り、内枠を引いた場合は、スタートからハッキリと位置を取りに行くか、逆に後方に下げるか、明確な戦略が求められます。

2025年 二十四万石賞 出走予定馬分析

出走馬一覧

馬番馬名オッズ性齢斤量騎手調教師
1ロッキーサンダー6.6牡857.0赤岡修次田中守
2グラティアスグー8.0牡557.0郷間勇太川野勇馬
3プリフロオールイン3.2牡457.0永森大智打越勇児
4エスポワールガイ25.6牡657.0岡村卓弥雑賀正光
5ナムラボス36.4牡857.0多田羅誠也工藤真司
6ニクソンテソーロ4.2牡557.0加藤翔馬田中守
7ティアップエックス6.0セ557.0岡遼太郎細川忠義
8エクセレントタイム16.8セ757.0妹尾浩一朗川野勇馬
9グッドヒューマー19.7セ1157.0井上瑛太打越勇児
10ダノンジャスティス51.2セ957.0畑中信司別府真司
11ネオブレイブ20.3牡957.0塚本征吾目迫大輔
12カツベンケイ60.1牡657.0木村直輝雑賀正光

有力馬紹介

8.0倍 (5番人気)

2グラティアスグー

性齢: 牡5

騎手: 郷間勇太

調教師: 川野勇馬

父: ノヴェリスト

戦績: 昨秋は重賞戦線で活躍。だるま夕日賞では勝ち馬から0.1秒差の5着。

期待: 距離延長が良い方に出れば、巻き返しも可能。

16.8倍

8エクセレントタイム

性齢: セ7

騎手: 妹尾浩一朗

調教師: 川野勇馬

特徴: JRAでは芝の中長距離で3勝を挙げたステイヤー。

近況: 高知移籍後、ダートにも対応し、前々走で初勝利(1600m)。

評価: 距離延長は間違いなくプラス材料。不気味な存在。

まとめ:予想のポイント

1
1番人気の信頼度

過去5年連続で1番人気が勝利しており、今年も最有力候補であるプリフロオールインの信頼度は高いと考えられます。

2
ヒモ荒れの可能性

1番人気は堅実でも、2・3着には中位人気以下の馬が食い込む可能性は十分あります。馬連や3連単では手広く相手を拾う戦略が有効かもしれません。

3
4歳馬の勢い

直近2年の勝ち馬は4歳馬。今年も4歳のプリフロオールインには特に注目です。

4
田中守厩舎の優位性

このレースで抜群の実績を誇る田中守厩舎の管理馬、ロッキーサンダーとニクソンテソーロは高く評価すべきです。

5
血統適性

ダートでのスタミナとパワーを伝える血統が有利。特にゴールドアリュール系、ロベルト系の血を持つニクソンテソーロ、エスポワールガイは血統的に魅力があります。

6
コース適性

高知ダート1900mは先行有利。短い直線と深い砂を考慮すると、好位で競馬ができる馬や、早めに動けるタイプが有利。追い込み脚質のティアップエックスは展開の助けが必要か。枠順では外枠の方がやや有利です。

二十四万石賞2025予想|過去10年の傾向・血統・コース適性から有力馬を徹底分析!

© 2025 ヤナシ社長

※本インフォグラフィックは予想・分析を目的とするものであり、確実な的中を保証するものではありません。

著者
ヤナシ社長(旧:生成系競馬予想)

データ関連企業の社長であり、学生時代にはアルゴリズムコンテストで世界3位に入賞したAI技術者。20年以上にわたり統計解析を競馬予想に応用してきた競馬予測家でもあります。生成系AIを駆使した客観的で革新的な競馬予想を提供し、「生成AI競走馬評価」などのコンテンツを通じて、競馬をより深く楽しめるようサポートしています。

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