かしわ記念2025 徹底予想|過去10年の傾向から紐解く血統・ローテーション・コース適性のポイント&予想オッズ

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ゴールデンウィークの風物詩として定着し、「春のダートマイル王者決定戦」とも称される「かしわ記念(JpnI)」。船橋競馬場を舞台に行われるこの一戦は、JRA・地方競馬からトップクラスのマイル巧者が集結する、ダート競馬カレンダーにおける重要なマイルG1レースです 。  

2025年も激戦が予想される中、過去のレース傾向を分析し、血統、ローテーション、コース適性といった予想のポイントを徹底的に掘り下げます。本記事では、過去10年のデータに基づいた詳細な分析と、注目馬、そして現時点での予想オッズ(単一情報源に基づく参考値)を提供し、皆様の馬券検討の一助となることを目指します。

1. かしわ記念2025:レース概要と歴史

まずは、かしわ記念の基本的な情報と、その歴史的背景を確認しましょう。

1.1 レース基本情報

  • 開催競馬場: 船橋競馬場  
  • 距離: ダート1600m  
  • 回り: 左回り  
  • 格付け: JpnI  
  • 出走条件: サラブレッド系4歳以上  
  • 負担重量: 定量(57kg、牝馬2kg減)  
  • 1着賞金: 8000万円(2025年)  

1.2 歴史と変遷

かしわ記念は、1950年まで千葉県柏市に存在した柏競馬場(戦前は日本随一の規模を誇った)の功績を称えて創設されたレースです 。その前身は1978年に創設された南関東地区限定の準重賞(当時は1800m)とされています 。  

1989年に南関東の重賞に格上げされ、大きな転換期を迎えたのは1996年です。この年、JRAや他地区所属馬にも門戸が開かれる中央・地方全国指定交流競走となり、同時に距離が現在の1600mに変更されました 。  

その後、レースの重要性は年々高まり、格付けも段階的に上昇しました。1997年にGIII(統一グレード)、2002年にGII、そして2005年にはGI(現在のJpnI)へと昇格を果たしています 。負担重量も2002年までは別定戦でしたが、2003年からは現在の定量戦として実施されています 。  

この格付けの上昇は、単なる形式的なものではありません。当時、春から夏にかけてのダート短距離~マイル路線には、一線級の馬たちが目標とする大レースが少なかったという背景があります 。かしわ記念は、その需要に応える形でグレードを上げていき、結果として全国のトップマイラーが集う重要な一戦としての地位を確立しました。この成功が、本競走の高いレベルと注目度を支えています。  

また、1996年の1600mへの距離変更は、このレースの性格を決定づけました。これにより、かしわ記念は明確な「マイル戦」としての性格を帯びることとなり、予想においては1600mでの実績や適性がより重要視されるようになりました。1996年以前の1800m時代の結果は歴史的な価値はありますが、現在のレース傾向を分析する上では、1600m施行後のデータ、特に近年の傾向が重要となります。

歴代優勝馬には、エスポワールシチー(3勝)、ホッコータルマエ、コパノリッキーといったダート史に名を残す名馬や、アブクマポーロ、アジュディミツオー、フリオーソ、カジノフォンテンといった地元船橋の雄、そして2024年覇者のシャマルなどが名を連ねており、レースのレベルの高さを物語っています 。  

2. 【徹底分析】かしわ記念 過去10年の傾向

ここからは、過去10年(主に2015年~2024年)のレース結果に基づき、かしわ記念の傾向を詳細に分析します。これらのデータは、2025年のレースを予想する上で重要な指針となるでしょう。

2.1 人気別成績:波乱含みの一戦?

まず、馬券検討の基本となる人気別成績を見てみましょう。

表1: 単勝人気別成績(過去10年)

単勝人気1着2着3着4着以下勝率連対率3着内率
1番人気03430.0%30.0%70.0%
2番人気601360.0%60.0%70.0%
3番人気212520.0%30.0%50.0%
4番人気110810.0%20.0%20.0%
5番人気03250.0%30.0%50.0%
6番人気以下121531.8%5.3%7.0%

 

このデータから浮かび上がる最も顕著な特徴は、1番人気の不振です。過去10年で1勝もしておらず、連対率も30.0%に留まります 。これはG1/JpnIレースとしては異例の傾向と言えるでしょう。  

一方で、2番人気が驚異的な成績を収めています。6勝を挙げ、勝率60.0%、連対率60.0%、3着内率70.0%はいずれもトップです 。特に近年はこの傾向が強く、2016年以降、2番人気が1番人気に先着するケースが多く見られます(ただし、両馬とも馬券圏外の年も含む)。  

この「1番人気不振、2番人気好調」という明確なパターンは、単なる偶然とは考えにくいです。市場が特定の馬を過大評価し、その直下の実力馬を過小評価する傾向が、このレースには存在するのかもしれません。船橋競馬場のタイトなコース形態 が、マークされやすい1番人気にとって、スムーズなレース運びを難しくしている可能性も考えられます。いずれにせよ、1番人気を絶対視するのは危険であり、2番人気の馬には統計的に大きなアドバンテージがあると言えます。  

また、5番人気以下の馬が頻繁に馬券圏内に食い込んでいる点も見逃せません 。特に5~7番人気の中央馬(JRA所属馬)が好走するケースが目立ちます 。2024年は6番人気シャマルが勝ち、5番人気タガノビューティーが2着。2023年は2番人気メイショウハリオが勝ち、5番人気タガノビューティーが2着。2022年は2番人気ショウナンナデシコが勝ち、5番人気ソリストサンダーが2着。2021年は2番人気カジノフォンテンが勝ち、6番人気ソリストサンダーが2着。2020年は6番人気ワイドファラオが勝ち、5番人気ケイティブレイブが2着と、近5年連続で5番人気以下の馬が連対しています 。これは、上位人気馬以外にも実力馬が多数存在し、展開や適性次第で着順が入れ替わりやすい、層の厚いレースであることを示唆しています。3連単などの高配当を狙う際には、これらの伏兵候補の吟味が鍵となりそうです。  

2.2 所属別成績:JRA勢の牙城か?

次に、中央競馬(JRA)所属馬と地方競馬所属馬の成績を比較します。

表2: 所属別成績(過去10年)

所属1着2着3着4着以下勝率連対率3着内率
JRA9892816.7%31.5%48.1%
大井01190.0%9.1%18.2%
川崎00020.0%0.0%0.0%
船橋110175.3%10.5%10.5%
浦和00030.0%0.0%0.0%
その他地方000180.0%0.0%0.0%

データはJRA所属馬の圧倒的な優位性を示しています。過去10年で9勝を挙げており、連対馬、3着内馬の数でも地方馬を大きく引き離しています 。  

さらに注目すべきは、JRA内部での東西比較です。馬券に絡んだJRA馬のほとんどが、栗東トレーニングセンター(西日本)所属馬であるという事実があります。過去10年の連対馬18頭、および3着に入ったJRA馬はすべて栗東所属馬でした 。美浦トレーニングセンター(東日本)所属馬は、このレースでは苦戦傾向が顕著です。これは、栗東所属馬の層の厚さや、船橋競馬場への輸送面での違いなどが影響している可能性がありますが、理由はどうあれ、結果として栗東所属馬を重視し、美浦所属馬は評価を下げる、という判断がデータ上は有効となります。  

地方馬の優勝は、2021年のカジノフォンテン(船橋)の1例のみです 。その他、過去10年で馬券に絡んだ地方馬は、2016年2着のソルテ(大井)、2015年3着のハッピースプリント(大井)など少数に限られます 。これらの馬券に絡んだ地方馬は、いずれも当時6番人気以内と、地元では高い評価を受けていた実力馬でした 。  

カジノフォンテンの勝利は、地方馬にもチャンスがないわけではないことを証明しましたが、それはあくまで例外的なケースと捉えるべきでしょう。基本的にはJRA勢、特に栗東所属馬が中心となるレースであり、地方馬を検討する際には、その馬が地元で圧倒的な実績を持っているか、JRA勢と比較しても遜色ない能力があると判断できる場合に限るべきです。

2.3 年齢別成績:中心となる世代は?

競走馬の能力は年齢と共に変化します。かしわ記念ではどの世代が活躍しているのでしょうか。

表3: 年齢別成績(過去10年)

年齢1着2着3着4着以下勝率連対率3着内率
4歳301727.3%27.3%36.4%
5歳132115.9%23.5%35.3%
6歳224187.7%15.4%30.8%
7歳3211713.0%21.7%26.1%
8歳以上132243.3%13.3%20.0%

データを見ると、特定の世代が突出しているわけではなく、4歳から7歳まで幅広い世代が勝利しています 。勝率では4歳馬が最も高い27.3%を記録していますが 、近年は5歳馬や6歳馬の連対も多く 、7歳馬も3勝を挙げるなど、経験豊富な古馬も十分に通用しています 。8歳以上のベテランも連対や3着内入線を果たしており 、このレースが若さだけでなく、経験や実績も重要視される舞台であることを示しています。  

一部のG1レースのように若い世代が中心となる傾向とは異なり、かしわ記念では4歳から7歳あたりまでが競走能力のピークゾーンと考えられ、完成度の高い馬たちがしのぎを削る構図となっています。したがって、年齢だけで評価を大きく上下させる必要はなく、各馬の近走のパフォーマンスや適性を重視すべきでしょう。

2.4 脚質別傾向:船橋マイルを制する戦法は?

船橋ダート1600mという舞台設定は、どのような脚質の馬に有利に働くのでしょうか。ここでは過去20年のデータ(10年データが脚質単独では見当たらなかったため)から分析します。

表4: 脚質別成績(過去20年)

脚質着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ4-9-2-817.4%56.5%65.2%192.2%156.1%
先行12-7-13-2820.0%31.7%53.3%109.8%93.0%
差し4-4-2-546.3%12.5%15.6%34.7%29.4%
追込0-0-1-850.0%0.0%1.2%0.0%0.0%
不明0-0-2-20.0%0.0%50.0%0.0%72.5%

データは明確に前有利の傾向を示しています。「逃げ」と「先行」を合わせた前に行く馬が圧倒的に優勢です。「逃げ」は勝率こそ「先行」に次ぐものの、連対率56.5%、複勝率65.2%は非常に高く、単複の回収率も優秀です 。「先行」は最多の12勝を挙げ、複勝率も53.3%と高い水準です 。  

対照的に、「差し」「追込」といった後方からレースを進める馬は苦戦しています。「差し」の勝率は6.3%、複勝率も15.6%と低く、「追込」に至っては過去20年で1勝もなく、複勝率もわずか1.2%です 。  

船橋競馬場の最後の直線は約300m(ゴールまでは308m)と地方競馬場の中では比較的長く 、コーナーにはスパイラルカーブ(コーナーの内外に高低差をつけた特殊なカーブ)が採用されており 、理論上は差し馬にもチャンスがありそうに見えます。しかし、1600mのスタート地点がスタンド前の直線の途中、最初のコーナーに近いことが、この前有利傾向を強くしていると考えられます 。スタート直後から激しいポジション争いが発生しやすく、内枠や前目のポジションを確保することがレースを有利に進める上で非常に重要になります。後方からの馬は、タイトなコーナーで外を回らされるロスも大きくなりやすく 、直線だけで前方の馬を捕らえるのは困難な場合が多いようです。  

実際に、過去のレースでは4コーナーを先頭で回った馬の複勝率が極めて高いというデータもあります 。また、近年の勝ち馬を見ても、2024年のシャマルや2022年のショウナンナデシコは、道中先頭を譲らずそのまま押し切る強い競馬を見せています 。  

これらのことから、かしわ記念を予想する上では、スタートダッシュが良く、先行力のある馬、あるいは好位でレースを進められる自在性のある馬を高く評価すべきと言えます。

2.5 枠順別傾向:有利・不利なゲートは存在する?

最後に、スタート地点となるゲート(枠順)による有利不利を見てみましょう。これも過去20年のデータに基づきます。

表5: 枠順別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠4-2-1-1320.0%30.0%35.0%202.5%92.0%
2枠2-5-0-1310.0%35.0%35.0%23.5%58.0%
3枠0-2-2-220.0%7.7%15.4%0.0%31.5%
4枠2-1-3-246.7%10.0%20.0%101.0%46.7%
5枠5-4-1-2215.6%28.1%31.3%79.4%58.4%
6枠3-2-4-258.8%14.7%26.5%22.4%46.2%
7枠3-1-7-277.9%10.5%28.9%57.6%44.7%
8枠1-3-2-312.7%10.8%16.2%5.1%26.5%

枠順別成績では、1枠が勝率20.0%、複勝率35.0%といずれもトップクラスの好成績を収めており、単勝回収率も200%を超えています 。2枠も連対率35.0%と高く、内枠有利の傾向が窺えます 。  

これは、前述の脚質傾向とも密接に関連しています。1600mのスタート地点が最初のコーナーに近く 、かつ前有利のレース展開になりやすい ため、最も経済的なコースを通れる内枠、特に1枠は、先行ポジションを確保する上で大きなアドバンテージとなります。タイトなコーナーで距離ロスなく立ち回れることは、このレースにおいて非常に重要です 。  

中枠(3~6枠)は成績にばらつきがありますが、5枠は勝率15.6%と健闘しています 。一方、外枠(7~8枠)は勝率が低く、特に8枠は2.7%に留まります 。ただし、複勝率を見ると7枠は28.9%と比較的健闘しており、外枠からでも馬券に絡むことは不可能ではありません 。スパイラルカーブ が、外を回る馬の不利を多少なりとも軽減している可能性も考えられますが、それでも勝ち切るには厳しい枠と言えるでしょう。  

結論として、最も有利なのは1枠であり、内目の枠を引いた先行力のある馬は高く評価すべきです。外枠は割引が必要ですが、実力馬であれば2、3着に入る可能性は残されています。

3. かしわ記念2025 予想のポイント

これまでの過去データ分析を踏まえ、2025年のかしわ記念を予想する上での重要なポイントを整理します。

3.1 血統:注目すべき種牡馬・血統背景

血統は競走馬の能力を測る上で重要な要素の一つです。かしわ記念においては、近年特定の血統背景を持つ馬の活躍が目立っています。

特に注目したいのが、父または母父がノーザンダンサー(Northern Dancer)系の4~6歳馬です。この条件に該当する馬は、2018年から2023年にかけて毎年馬券に絡んでおり、18年、19年、20年、21年には勝利を収めています 。ノーザンダンサー系、特にストームキャット(Storm Cat)を経由する血統(例:ヘニーヒューズ)は、ダートマイルに必要なスピードやパワーを伝える傾向があり、このレースとの相性が良いと考えられます。今年の出走予定馬の中で、例えばタガノビューティー(父ヘニーヒューズ)はこの傾向に合致する可能性があります [User Input]。  

また、2024年の覇者シャマルの父であるスマートファルコンは、このレースで産駒初のG1級勝利を達成しました 。ロードカナロア産駒も複数頭(グランデマーレ、コスタノヴァ、ロードフォンス)が出走予定であり [User Input]、これらの種牡馬の産駒の動向にも注意が必要です。過去の優勝馬の父を見ると、エスポワールシチー(シンボリクリスエス系)、ホッコータルマエ(キングカメハメハ系)、コパノリッキー(ゴールドアリュール系)など、ダートで実績のある種牡馬が並びますが 、特定の父系が絶対的な強さを見せているわけではなく、上記のノーザンダンサー系の近年の好調ぶりが、現時点では最も注目すべき血統的傾向と言えるでしょう。  

3.2 ローテーション:最重要ステップレースは?

レース間隔や前走のレース内容は、競走馬の調子や今回のレースへの適性を見る上で欠かせません。かしわ記念の予想において、**最も重要な前哨戦は、疑いなく同年のフェブラリーステークス(G1)**です。

過去10年の3着以内馬延べ30頭のうち、実に20頭が前走でフェブラリーステークスを使われていました 。これは、同じダートマイルで行われるJRAのG1レースであり、世代トップクラスのマイル能力を持つ馬が集まるため、最も信頼性の高いステップレースであることを示しています。  

さらに重要なのは、フェブラリーステークスでの着順が必ずしも問われない点です。同年のフェブラリーステークスで7番人気以内に支持されていた馬は、過去5年(2019~2023年)すべてでかしわ記念で連対(1着または2着)しており、そのうち3勝を挙げています 。フェブラリーステークスで人気を集めながらも着順が振るわなかった馬が、かしわ記念で巻き返すケースも少なくありません 。つまり、フェブラリーステークスに出走し、そこで一定の評価(人気)を得ていたという事実自体が、かしわ記念での好走確率を高める要因となります。  

その他の前哨戦としては、東京スプリント(JpnIII)や京成盃グランドマイラーズ(SI)などがトライアルレースとして位置づけられていますが 、フェブラリーステークスほどの強い関連性は見られません。  

また、距離変更に関するデータも重要です。過去10年で、前走よりも距離が延長となる馬(距離延長組)は1頭も勝利していません 。これは、かしわ記念が単なるスタミナ比べではなく、マイル戦特有のスピードと持続力が高いレベルで要求されるレースであることを示唆しています。前走がマイル戦だった馬が最も好成績であり 、距離短縮組も連対例はありますが、距離延長組は割引が必要です。  

3.3 コース適性:船橋ダート1600m攻略の鍵

船橋競馬場のダート1600mは、独特の特徴を持つコースです。左回り 、1周1250m(内回り基準、1600mはポケットスタート)、比較的タイトなコーナーと、地方競馬としては長めの約308mの最終直線 、そしてコーナーの内外に高低差があるスパイラルカーブ が特徴です。  

過去データの分析から明らかになったように、このコースを攻略する鍵は**「先行力」と「内枠」**です。1600mのスタート地点が最初のコーナーに近いため 、スタートダッシュを決めて内目の好位を確保することが極めて重要になります 。後方からの差し・追込は決まりにくく 、4コーナーを前目のポジションで迎えられる馬が有利です 。  

したがって、求められる馬のタイプは、優れたゲートセンスと二の脚を持ち、スムーズに先行ポジションを取れる馬です。加えて、タイトなコーナーをロスなく回り、最後の直線でもうひと伸びできる機動力と持続力も必要となります。単にスピードがあるだけ、あるいはスタミナがあるだけでは不十分で、レース序盤のポジション争いに対応できる戦術的な器用さが求められるコースと言えるでしょう。

また、東京競馬場ダート1600mでの実績も参考になります。過去の好走馬には、東京ダート1600mの重賞やオープン特別で連対経験のある馬が多く見られます 。東京競馬場は船橋よりも広くて直線も長いコースですが 、JRAの主要ダートマイルコースで結果を出せるということは、G1/JpnIレベルのマイル能力を持っていることの証明になります。これは、かしわ記念で好走するための前提条件の一つと考えることができます。  

3.4 追い切り:最終チェック

レース直前の追い切りは、各馬の調子や状態を判断するための最終チェックポイントです。陣営が馬をどのように仕上げてきたか、その気配を探る上で重要な情報源となります。

ただし、本稿執筆時点では、2025年かしわ記念出走予定馬の具体的な追い切り内容に関する詳細な情報は入手できていません。追い切りの時計や動き、専門家による評価などは、通常レース開催週の直前に、競馬専門誌やスポーツ新聞、ネットケイバなどの専門情報サイトで公開されます。

レースが近づきましたら、これらの情報源をチェックし、各馬の最終的な状態を確認することをお勧めします。特に、動きに鋭さがあり、終いの伸び脚が良い馬や、陣営から前向きなコメントが出ている馬には注目したいところです。

4. かしわ記念2025 注目馬と予想オッズ

これまでの分析を踏まえ、現時点で注目すべき馬と、参考としての予想オッズを紹介します。

4.1 有力馬紹介

(※以下の評価は、提供された情報と過去の傾向に基づいた現時点でのものです。最終的な判断は、枠順、当日の馬場状態、パドック気配なども考慮して行ってください。)

  • コスタノヴァ (Costa Nova):
    • 5歳牡馬。前走フェブラリーSを制し、G1初制覇 。レーティング117はメンバー最高クラス 。5歳という年齢も好走ゾーン 。最大の懸念材料は美浦所属である点。過去10年、美浦所属馬は連対がなく、このジンクスを打ち破れるか 。また、1番人気が不振というレース傾向も気になるところ 。能力は確かだが、データ的には逆風も。  
  • タガノビューティー (Tagano Beauty):
    • 8歳牡馬。栗東所属 はプラス材料 。父ヘニーヒューズはノーザンダンサー系で近年の好走血統に合致 。かしわ記念では23年、24年と2年連続2着の実績があり、コース適性は証明済み 。前走フェブラリーSも4着と健闘 。8歳という年齢はやや気になるが、安定感と実績はメンバー屈指。  
  • シャマル (Shamar):
    • 7歳牡馬。昨年の覇者であり、連覇を狙う 。栗東所属 。前走の黒船賞(JpnIII)を快勝し、状態面に不安はなさそう 。レーティング115も上位 。昨年同様、先行して押し切るレースができればチャンスは十分。7歳という年齢も問題ない範囲 。  
  • ウィリアムバローズ (William Barows):
    • 7歳牡馬。栗東所属 。日本テレビ盃(船橋1800m)勝ちの実績があり、船橋コース自体は経験済み 。レーティング115も高い 。課題は1600mへの距離短縮。マイルでの実績が乏しく、距離延長組が不振というデータ もあり、マイルへの適性が鍵となる。  
  • ロードフォンス (Lord Fons):
    • 5歳牡馬。栗東所属 。前走かきつばた記念(名古屋1500m)を勝利 。勢いはあるが、今回は相手が一気に強化される。レーティング109は上位陣と比較するとやや見劣り 。JpnIのマイル戦でどこまで通用するか。  
  • その他:
    • ポタジェ (Potager): 芝のG1(大阪杯)勝ち馬だが、ダートでの実績は未知数。  
    • ギガキング (Giga King): 地方・船橋所属の実力馬。京成盃グランドマイラーズ勝ちの実績はあるが 、JRAのトップクラス相手にどこまで戦えるか。地方馬の好走条件(6番人気以内など)を満たせるか注目 。  

4.2 予想オッズ(独自集計)

以下は、提供された単一情報源に基づく参考の予想オッズです。実際のオッズは変動しますのでご注意ください。

表6: 予想オッズ(単勝)

馬番馬名父名母父名単勝オッズ
1グランデマーレロードカナロアネオユニヴァース92.6
2タガノビューティーヘニーヒューズスペシャルウィーク4.9
3ウィリアムバローズミッキーアイルシンボリクリスエス6.3
4キタノヴィジョンメイショウボーラーサンデーサイレンス111.2
5シャマルスマートファルコンアグネスデジタル5.0
6リュードマンフリオーソダンスインザダーク111.2
7コスタノヴァロードカナロアハーツクライ2.6
8ギガキングキングヘイローバブルガムフェロー61.7
9ポタジェディープインパクトAwesome Again18.5
10ロードフォンスロードカナロアダイワメジャー4.5

このオッズを見ると、フェブラリーS勝ち馬のコスタノヴァが2.6倍で1番人気に推される可能性が高そうです。しかし、前述の通り1番人気は過去10年で未勝利、かつ美浦所属という割引材料があります 。  

続くのはロードフォンス(4.5倍)、タガノビューティー(4.9倍)、シャマル(5.0倍)、ウィリアムバローズ(6.3倍)あたり。この中で、過去の傾向から注目されるのは2番人気です 。もしタガノビューティーやシャマルが2番人気になれば、データ上は非常に魅力的な存在となります。実績、コース適性、所属(栗東)といった好走条件も満たしており、妙味がありそうです。ロードフォンスは勢いがありますが、実績面でやや疑問符がつき、この人気なら過剰評価の可能性も。ウィリアムバローズは距離適性が鍵となります。  

5. まとめと最終予想への誘導

5.1 過去データから見る注目ポイント再確認

最後に、かしわ記念2025の予想における重要なポイントを再確認します。

  • 所属: JRA栗東所属馬が圧倒的に優勢。美浦所属馬は苦戦。地方馬は相当な実力がないと厳しい。
  • ローテーション: 同年のフェブラリーステークス出走馬、特にそこで7番人気以内に支持されていた馬が最重要ステップ。距離延長組は割引。
  • 脚質: 逃げ・先行馬が断然有利。後方からの差し・追込は非常に厳しい。
  • 枠順: 1枠が最高の成績。内枠有利の傾向。外枠は勝ち切るには不利。
  • 人気: 1番人気は不振。2番人気が驚異的な好成績。5~7番人気あたりの中穴にも注意。
  • 血統: 父または母父がノーザンダンサー系の4~6歳馬が近年好調。
  • 年齢: 4歳~7歳が中心だが、8歳以上でも馬券圏内は可能。

5.2 最終的な予想の結論はこちらでチェック!

本記事では、過去のデータ分析に基づき、かしわ記念2025の予想ポイントを解説してきました。これらの情報を参考に、ご自身の予想を組み立てていただければ幸いです。

最終的な印や買い目を含む結論は、以下のリンク先でご確認ください。

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皆様の馬券的中を心よりお祈り申し上げます。

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